【イラスト付き】二重整形によるまぶたへの効果|持続期間もわかりやすく解説!

二重整形には具体的にどのような効果があるのか、施術を受ける前には非常に気になるところです。

「効果は長持ちするの?」「まぶたへの効果は、埋没法と切開法でどう違うの?」といったように、疑問を抱いている人は多いでしょう。

そこで今回は、二重整形のまぶたへの効果を詳しく解説していきます。

二重整形のメリットのほかにリスクや副作用もまとめていくので、施術を検討する際にはぜひ参考にしてみてください。

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著者情報(三浦希)beauty-column編集部
三浦 希
日々美容に関する情報を収集し、最新の情報をキャッチすることに努めている。美容整形だけでなく、コスメ・ヘアケア・ダイエット等幅広い分野の調査担当。

二重整形によって起こるまぶたへの効果

二重整形によって起こるまぶたへの効果

二重整形の施術方法は、大きく分けると埋没法と切開法の2つです。

そして二重整形によって起こるまぶたへの効果や施術の仕組みは、埋没法と切開法で異なります。

二重整形の施術を検討するなら、まずはそれぞれの仕組みと効果について、イラストを見ながら詳細をチェックしてみましょう。

二重整形の埋没法による効果

二重整形における埋没法は、メスを使わずに糸を留めるのみで二重ラインを作る施術方法です。

皮膚を切る手術を行わないため、比較的気軽に施術が受けられる二重整形として非常に人気があります

具体的に解説すると埋没法では、下の図のとおり二重を作る位置を決めたうえで、その位置に糸をかけて二重ラインを形成していきます。

引用元:水の森美容クリニック

切開を伴わずに二重まぶたが作れるのは、医療用の糸である程度長持ちする二重の癖をつけているからなのです。

また、埋没法自体も、以下のように挙筋法と瞼板法の2つに分類できるのが特徴です。

続いて挙筋法と瞼板法の違いを整理してみましょう。

挙筋法

挙筋法で二重埋没法の施術を行う場合は、下の図のように上眼瞼挙筋と皮膚を糸で留めて結びます。

引用元:TCB東京中央美容外科

上眼瞼挙筋にはたくさんの神経と血管が通る非常にデリケートな組織にあたります。そのため挙筋法では、組織を傷つけないように優しく糸を留めていきます。

瞼板法

瞼板法では、下の図のとおり、上まぶたの縁にある瞼板という軟骨組織と皮膚を糸で結ぶのが特徴です。

引用元:TCB東京中央美容外科

瞼板法は挙筋法と比べるとダウンタイムが短く済む傾向にあります。ほかには、まぶたが垂れ下がってくる症状・眼瞼下垂になりにくいのもメリットといえます。

埋没法の施術で挙筋法・瞼板法どちらの術式が用いられるのかは、クリニックやプランによって異なります。

さらに埋没法の施術では「〇点留め」といったように留める点数によってプランを分けていますが、これは、いくつ留める箇所を作るかを示していのが特徴です。

留める箇所が多くなればなるほど二重のラインは持続しやすく、くっきりとしたきれいな二重に仕上がります

二重整形で埋没法を検討する際には、このような仕組みと効果をしっかりと理解しておきましょう。

二重整形の切開法による効果

二重整形における切開法では、その名の通りメスを使ってまぶたを切開することで、二重のラインを作ります。

埋没法と比べるとよりくっきりとした二重になるのが特徴で、切開している分、半永久的な二重まぶたが手に入るのがメリットです

では具体的な切開の方法や仕組みを、イラストを見ながらチェックしていきましょう。

引用元:水の森美容クリニック

基本的に目を開くときには、上の図にある眼瞼挙筋という筋肉が、軟骨の一種である瞼板をAの方向に引き上げる仕組みになります。

このため切開法では、二重ラインを作る位置であるBを、Cの位置に癒着させることでAの方向の動きにBを連動させるようにするのが特徴です。

よって施術の際には、B・C間のまぶたの組織に適切な処置を施し、癒着を確かな状態にする必要があります。

整形手術には医師の技術力が重要とよく言われますが、二重切開では、このB・Cの癒着処理をいかに適切に行えるかが医師の腕にかかっているといいます。

このように切開法では、メスによる切開の処理が伴うため、埋没法と比べるとダウンタイムも長くなるのがデメリットになります。

しかし上でも触れたとおり、切開法であれば半永久的な二重まぶたが手に入ります。

また場合によってはまぶたの脂肪・たるみ取りの施術も行うため、まぶたが厚いせいで二重ができにくい人でも、切開法ならくっきりとした二重を作ることが可能です。

切開法の施術で二重整形を検討するときは、具体的な施術の仕組みや効果をよくチェックしておきましょう。

二重整形による効果・症例一覧

二重整形による効果・症例

続いて、埋没法と切開法の効果がわかったところで、具体的な症例を見てみましょう。

症例をじっくり確認したうえで、自分に合った施術はどちらなのか検討することも重要になります。

埋没法、切開法の順に症例を紹介していきます。

埋没法によって二重になった症例

まず埋没法では、上記3つのケースに分けて症例をそれぞれ紹介していきます。

一重から二重

引用元:TAクリニック

埋没法一つ目は、TAクリニックでの埋没法「1dayナチュラルデザインオプティマル」による二重整形の症例です。

重ための印象が強い一重まぶたでしたが、施術を受けたことによりぱっちりとした二重になっていることがわかります

奥二重から二重

引用元:ガーデンクリニック

次にチェックしたいのは、ガーデンクリニックの二重埋没法による二重整形の症例です。

もともと二重まぶたではあったものの、今回の症例では奥二重からくっきりとした二重になっていることがわかります。

うっすら見える程度だった二重幅が、施術を受けたころにより大きく広がっています

まぶたの重さ解消

引用元:湘南美容クリニック

上の症例は、湘南美容クリニックの埋没法「クイックコスメティーク・ダブルNeo」による二重整形の症例です。

症例写真の解説にもあるとおり、施術前は、まぶたが全体的に重いせいでまつ毛の生え際が隠れている状態でした。

しかし施術を受けたことにより、生え際がしっかりと見えるようになり、左右対称できれいな二重に仕上がっています。

切開法によって二重になった症例

続いて切開法では、上記の2つの症例をチェックしたうえで効果を見ていきます。

重い二重からくっきり二重

引用元:湘南美容クリニック

切開法の1つ目の症例は、湘南美容クリニックの全切開法「MD式切開法」による二重整形の症例です。

もともとはまぶたにかかるほど重たい二重まぶたでしたが、施術後3か月を迎える頃には、くっきりとした平行二重に仕上がっています。

二重の安定化

引用元:聖心美容クリニック

続いて上の症例は、聖心美容クリニックの二重切開法による二重整形の症例になります。

埋没法では二重幅が安定しないというまぶたの悩みが、切開法による施術で幅広かつ印象深い二重になり、解消したことがわかります

二重整形の効果はどのくらい持つ?

二重整形の施術を受けるときは、効果が持続する期間について事前に理解を深めておく必要があります。

上にも簡単にまとめているように、二重整形の持続力は、具体的な施術方法によって異なります。

埋没法・切開法でそれぞれ異なる持続期間についてチェックしていきましょう。

埋没法なら3~10年、切開法なら半永久的

二重整形の効果は、埋没法なら3~10年、切開法なら半永久的に持続します。

埋没法では、まぶたの中の組織を糸によって固定し、まぶたの開閉に合わせて皮膚を引っ張る仕組みを作ることで二重を形成します。

しかしこの仕組みは永久持続するものではなく、まばたきが何度も行われればまぶたの組織のゆるみが影響し、引っ張る仕組みは徐々に失わわれていくのが特徴です。

一方で切開法ではメスを使ってまぶたを切開したり脂肪を取り除いたりして、二重を形成します。埋没法では糸による「癖付け」にとどまる施術が、切開法では外科手術による二重ラインの形成になるため、半永久的に二重は持続する仕組みになります。

したがって持続しやすさのみでいえば、よりメリットがあるのは切開法です。

埋没法の効果は半永久的に持続することはなく、数年を目安に戻ってしまうことを事前によく認識しておきましょう。

埋没法は糸を留める数・医師の技術力で持続性が変わる

埋没法の持続期間が3~10年と幅があるのは、糸を留める点数、医師の技術力などで、持続性が変わるからです。

持続性にかかわる要素には、次のことが挙げられます。

  • 糸を留める点数
  • 術式
  • 医師の技術力
  • 二重の幅

埋没法では、留める点数が少なければ固定している箇所も少ないことになるため、より元に戻りやすくなります。

特に1点留めはシンプルな術式なので早い段階で戻りやすく、反対に4点留めなどの多点留めは比較的戻りにくいのが特徴です。

また、クリニックによっては独自の留め方で処理する術式を採用していることもあります。その術式の品質が高ければ、より二重はもとに戻りにくいといえるでしょう。

そして二重整形は医師が手作業で施術を行うため、技術力によっても、持続力に差が出やすいのが特徴です。よって、ベテランの医師ほど持続しやすい丁寧な施術ができるといえます。

ほかには仕上げた二重幅なども関係してきます。やはり二重幅が広ければ広いほど長期的に癖をつけることは難しくなるため、幅広な二重を望む人は、埋没法では比較的すぐに戻ってしまうかもしれないリスクに注意が必要です。

切開法は「全切開」なら半永久的

切開法による二重整形の持続力は、特に全切開なら半永久的です。

切開法の種類2つ
  1. 全切開…まぶたを全体的に切開する
  2. 部分切開(マイクロ切開/ミニ切開)…まぶたの一部を切開する

全切開は目頭のほうから目尻のほうまで全体的に切開を施すため、しっかりと二重ラインを作っているからこそ、半永久的に二重まぶたが維持されます。

一方で部分切開はまぶたの一部を切開するのみのため、全切開と比べると、のちに二重ラインが消えてしまう可能性もゼロではありません。

とはいえ切開法は埋没法と比べると、形成した二重まぶたが圧倒的に長持ちする二重整形であることは間違いありません

とにかく持続力の高さを重視するのであれば、選ぶべきは埋没法ではなく切開法が望ましいといえます。

まぶたの状態によっても持続性が異なる

二重整形後の二重まぶたの持続性には、次のようなまぶたの状態の要素もかかわってきます。

  • まぶたの皮膚の伸び
  • まぶたの脂肪量

まぶたの皮膚がもともと伸び気味だった人、まぶたの脂肪量が多い人などは、二重が元に戻りやすいため注意が必要です。

例えば頻繫にアイプチで二重を作っていた人は、まぶたの皮膚が伸びて弱くなっている可能性が考えられます。

すると埋没法によって糸で固定しても、糸のゆるみが早くなり、もとに戻りやすくなるのです。

まぶたの脂肪量に関しては、脂肪量が多ければまぶたの厚みも増すため、埋没法では二重を支えづらくなる仕組みです。

そのためもともとまぶたが厚い人は、そもそも埋没法ではなく切開法のほうが向いている場合も多いです。

ほかには施術後に体重が増えたり生活習慣や加齢などによってたるみが目立つようになったりして、二重が戻ってしまうケースもあります。

二重整形は効果だけじゃなく副作用やリスクもある!?

二重整形の施術は、理想の二重ラインが手に入るという点では非常にメリットがありますが、副作用やリスクも伴うため十分に注意しましょう。

上記の副作用・リスクは、二重整形の施術を検討するなら必ずチェックしておきたい重大なポイントです。

それぞれの副作用・リスクについて詳細を押さえたうえで、二重整形の施術を受けるべきか慎重に検討していきましょう。

副作用・リスク1.大きく腫れる場合がある

二重整形にはダウンタイムがあり、ダウンタイム中は、主に腫れの症状が気になる可能性があります。

まず、ダウンタイム中に腫れが収まるまでにかかる期間は1週間以内が目安です。

腫れの症状がより大きいのは直接メスで切開する切開法ですが、腫れの症状には個人差があり、埋没法・切開法のいずれの症状でも腫れがよりひどくなるケースはあります。

二重整形の施術には医師の技術力が大きくかかわるため、腫れの少ない施術がうまくできていなければ、1週間以上腫れが気になることもあるため注意が必要です。

そのため二重整形の施術を受けるときは、万が一腫れがひどくなったときのことも考慮し、仕事や学校のスケジュールを調整する必要があります。

副作用・リスク2.左右差ができる

二重整形の施術では、左右差ができるリスクにも注意したいところです。なお、左右差が生まれる原因の多くは、医師の技術力にあります。

「くっきりとした二重にはなったが、左右対称ではない」「腫れが引いたら左右差があることに気づいた」などのトラブルが主に挙げられます。

基本的に左右差が明らかに出た場合は、クリニックと相談のうえ再施術を受ける流れになります。

ただしそこで無料施術の保証が受けられるかどうかは、プランやクリニックによるため要注意です。

なお、二重整形による左右差を防ぐには、以下のことを意識するとよいでしょう。

  • 技術力で信頼できるクリニックを選ぶ
  • 再施術の保証が受けられるプランを選ぶ
  • ダウンタイム中は医師の指示を守って安静にする

ダウンタイム中に片目にのみ負担をかけたりその他無理な運動をしたりして左右差が生まれるケースもあるため、ダウンタイムは基本的に安静に過ごすようにしましょう。

副作用・リスク3.しこりができる

二重整形のなかでも、特に埋没法を選んだ場合、施術後にしこりができるケースが見られるため注意が必要です。

埋没法はまぶたの裏側で糸を留めるという性質上、結び目を作った場所次第で、しこりにつながる恐れがあるためです。

そのためしこりが気になるとき、目で見てもわかるほどしこりが目立ってしまっているときなどは、結び目の位置を再施術の際に調整します。

埋没法で二重整形の施術を受けるときは、施術後にしこりが目立っていないかチェックしてみましょう。

副作用・リスク4.糸が出てくる

埋没法では、糸が出てきてしまうリスクにも注意しましょう。特にひどいときは、目から糸が飛び出してきてしまうケースが見られます。

二重整形の埋没法では、留めた糸の埋め込みがしっかりしていないと、糸が出てきてしまう場合があります。

糸が出てくれば眼球に直接触れて炎症につながる可能性もあるため、放置するのは危険です。

もちろんクリニックに相談すればすぐに対処してもらえますが、保証が効くかどうかは事前に確認が必要になります。

副作用・リスク5.しばらく傷跡が目立つ

切開法で二重整形の施術を受けたときは、しばらくの間、まぶたに傷跡が目立つ可能性があります。

傷跡の目立ち具合は、主に医師の技術力にかかっているといえるでしょう。

切開法の実績を多く持つベテランの医師であれば、縫合もしっかりとしているため、施術直後でもぱっと見ではわからないように処置してくれます。

しかし経験の浅い医師はまだ縫合の質が甘い傾向があり、明らかに傷跡が目立つケースもあるため注意が必要です。

とはいえ切開を施した以上、二重整形の切開法ではしばらくの間、よく見ると傷跡がわかってしまうのは致し方ないデメリットといえます。

傷跡が目立たなくなる期間は、数週間~数か月が目安です。

二重整形で得られるまぶた以外への効果・メリット

二重切開の施術を受ければ、単純に理想の二重まぶたが手に入るだけでなく、上記のようにさまざまなメリットが感じられます。

まぶた以外への効果・メリットも、二重整形の施術には充実しているのが特徴です。

二重整形の施術を受けるか迷ったときは、まぶた以外への効果やメリットも整理しておきましょう。

メリット1.見た目に自信がつくので人柄が明るくなる

二重整形の施術を受ければ、見た目に自信がつき、人柄も明るくなる可能性に期待できます。

くっきりと幅のある二重になれば、目の印象はより強くなるため、自分に自信を持つきっかけになります。

普段から「一重のせいで顔に容姿に自信がない」「印象の薄い目がコンプレックス」と感じていた人は、悩みやコンプレックスが解消し、自信が生まれるはずです。

自信がつけば行動や発言もより積極的になるため、周りから「明るくなったね」と言われることも増えるでしょう。

メリット2.人と接することやお洒落が楽しくなって活発になる

二重整形の施術を受けたことによって、人と接することやおしゃれをより楽しめるようになる人も多いです。

二重まぶたになると目元の印象が華やかになるため、前向きに周りの人と接することができるようになります。

もともと一重や奥二重をコンプレックスに感じていたせいで、人と接することに自信が持てなかった人はなおさらでしょう。

華やかな印象をもって人と接することができれば、「もっときれいになりたい」という気持ちから、おしゃれもより一層楽しくなります。

出かけること、たくさんの人と出会って交友関係を広げることに対して、活発になれる人も多いでしょう。

メリット3.メイク時間が短縮される

二重整形は、メイク時間の短縮という大きなメリットにもつながります。

くっきりとした二重ラインを作るために、普段からメイクの際にアイプチやアイテープを使用する人は少なくありません。

こういった一つひとつの手間は、メイク時間を増やす要因になります。

しかし二重整形で二重まぶたを作れば、以降はアイプチやアイテープなどでメイクの際に二重を作る必要はなくなります

手間が減るため、メイクの時短につながるのは間違いありません。

朝の忙しい時間のなかでも、短い時間で華やかなメイクに仕上げられるため、「朝時間がない、でもメイクは完ぺきにしたい」という人には二重整形は非常に効果的です。

まとめ

二重整形の効果や仕組みは、具体的にいうと埋没法と切開法で異なるのが特徴です。

したがって持続力や仕上がりにも違いがあるため、二重整形を検討する際には、事前に理解を深めておく必要があります

また二重整形はまぶたというデリケートな場所への施術のため、一定の副作用やリスクが伴うのも事実です。

効果とともにリスクもよくチェックしたうえで、二重整形を受けるかどうか慎重に検討していきましょう。