脂肪注入豊胸のダウンタイムを徹底解説!期間・症状・アフターケアは?

脂肪注入豊胸のような整形手術では、施術後さまざまな症状が起こりやすい期間を「ダウンタイム」といいます。

施術を受けたくてもダウンタイムが不安な方も多いでしょう。けれども、気をつけて過ごせば症状が緩和できるうえ、期間も短縮可能です。

ここでは、ダウンタイムの期間や具体的な症状、アフターケアについて解説します。

「脂肪注入豊胸を受けた後の過ごし方」「ダウンタイムの少ない施術の選び方」などもご紹介しているので、ぜひご覧ください。

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豊胸手術でおすすめの人気クリニック比較11選!施術方法やリスクも解説
著者情報(荒木里緒)beauty-column編集部
荒木里緒
複数の美容クリニックのカウンセリングを巡り、二重整形・脂肪吸引・クマ取り・糸リフトなど数々の美容整形を受けている。SNSで美容整形に関する情報や口コミに目を通すことが日課。美容整形を受けて良かったことはもちろん、後悔や辛かったダウンタイムも踏まえ、自身の実体験が悩みを抱える方の役に立つことを目標に執筆を行う。

脂肪注入豊胸とは?ダウンタイムはいつまで?

引用元:湘南美容クリニック

脂肪注入豊胸とは、ご自分の身体から採取した脂肪細胞をバストに注入してサイズアップする豊胸術です。

太もも・お腹などから脂肪を吸引するので、バストアップとともに気になる部位の痩身もできるとたくさんの女性に喜ばれています。

脂肪注入豊胸は、0.5~1カップほどのバストアップに適しています。バストの左右差が気になる方や、授乳後のサイズダウンにお悩みの方におすすめです。

ご自分の細胞を注入するので、定着率が高く副反応も起こりにくいです。切開する施術ではないので、傷跡が目立ちません

レントゲン撮影や乳がん検診、授乳も通常どおりにできます。動いても横になった状態でも見た目・揺れが自然なうえ、触り心地も柔らかです。

引用元:湘南美容クリニック

脂肪注入豊胸のプランにも種類があり、採取した脂肪をそのままバストに注入する方法のほか、「コンデンスリッチ」「ピュアグラフト」など、細胞を選別・加工する施術もあります。脂肪細胞をより生着しやすい状態で注入するので、理想のバストに仕上がりやすいです。

脂肪注入豊胸のダウンタイムには、バスト・注入部に痛みや腫れ・内出血などが起こることがあります。

症状は施術翌日~3日でピークを迎え、2週間~1か月ほどで治まることがほとんどです。適切なアフターケアをして気をつけて過ごすと、症状を緩和して期間をより短くできます。

脂肪注入豊胸のダウンタイム【バスト】

バストのダウンタイムは吸引部と比べて痛みが軽く、期間が短いです。

症状やアフターケアの正しい知識をもっておくと、あまり心配しすぎずに安心して過ごせます。

期間と症状

ダウンタイム期間1ヶ月程度
傷跡アンダーバストや脇の下に約1〜2mm
痛み3日〜1週間程度
腫れピークは1〜2週間
2〜3ヶ月程度はむくみの状態
内出血術後1週間がピーク
3~4週間程度

バストのダウンタイムでは、痛みがそれほどありません。その代わり、内出血腫れが見られることが多いです。

内出血は胸全体に起こり、術後1週間ほどで症状のピークを迎えます。最初は紫色をしているのですが徐々に黄色みを帯びていって、1か月ほどで通常のバストに戻るのです。

バストの腫れは、むくみをともなった一時的なものです。術後2週間ほどでバストに注入した細胞が定着し、腫れも治まっていきます。むくみは3か月ほど続くことが多いです。

引用元:THE CLINIC

施術直後のバストは、腫れ・むくみで大きくなっている場合が多いです。ダウンタイムが終わってサイズダウンしたように感じても、脂肪は生着しているのでご安心ください。

また、術後1週間ほど経つとバストが硬くなります。一度硬くなることでバストの皮膚が伸ばされ、1か月ほどで柔らかい丸みのある形に整うのです。硬くなっても焦らず、柔らかくなるのを待ちましょう。

脂肪細胞は注射器や専用機器で注入するので、傷跡がとても小さいです。アンダーバストや脇の下など、目立ちにくい箇所に1~2mmほどの小さな注入跡が残ります。

アフターケア

アフターケアの方法
  • バストに刺激を与えない
  • マッサージや激しい運動を控える
  • 注入口は絆創膏などで保護する

バストへのアフターケアは、とにかく刺激を与えないことが大切です。

血行が促進されるとダウンタイムの症状が起こりやすくなるので、マッサージや激しい運動は控えてください。

眠るときはできるだけ仰向けに寝て、胸を圧迫するうつぶせにならないように気をつけましょう。

脂肪注入の傷跡は、絆創膏などで保護します。こちらもできるだけ触らないようにして、術後しばらくはシャワーを浴びるときも石鹸などがつかないように気をつけてください。

脂肪注入豊胸のダウンタイム【脂肪吸引部】

太もも・お腹などの脂肪吸引部は、ダウンタイムが長めです。

元々脂肪があった箇所が空洞になるので元に戻ろうとする力が働き、そのぶん症状を強く感じる人が多い傾向にあります。

期間と症状

ダウンタイム期間2〜3ヶ月程度
傷跡約5mm
痛み2週間〜1ヶ月程度
腫れピークは1〜2週間
2〜3ヶ月程度はむくみの状態
内出血2週間程度

脂肪吸引部では、痛みやむくみ、内出血などの症状が起こりやすいです。

筋肉痛の症状に似た痛みやむくみは、2週間~1か月ほどで治まることが多いです。

内出血は吸引部の広い範囲に現れ、バストと同じように1か月ほどで元に戻っていきます。

引用元:THE CLINIC

痛みや内出血などが治まった後に、「拘縮」が現れることもあります。皮膚がでこぼこして硬くなったり、かゆくなったりする症状です。

施術後2週間後から3か月ほど、長いと半年くらい続くこともあります。正しい過ごし方を知って気をつけると、このような症状も緩和されます。

引用元:湘南美容クリニック

脂肪吸引部には、5mmほど切開した傷跡が残ります。自然なしわや下着で隠れるので、見た目には気になりにくいです。

ダウンタイムの症状や施術の跡は執刀医の技術に左右されるので、クリニック選びではドクターの実績もチェックしましょう。

アフターケア

アフターケアの方法
  • ガードルで患部を圧迫固定
  • セルフマッサージを忘れずに
  • インディバケアもおすすめ

施術後は、脂肪吸引部を圧迫するガードルを着用しましょう。空洞になった部分を圧迫して皮膚を固定することで痛みを軽減し、水分が溜まるのを防げます。

マッサージは、術後3~4週間経ってから始めます。美容クリニックでは施術後のセルフマッサージを指導してくれるところも多いので、しっかり習得して毎日かかさないようにしましょう。

引用元:湘南美容クリニック

クリニックによっては「インディバケア(高周波トリートメント)」を受けられるところもあります。

血行を促進して代謝を上げることで、痛みや内出血の軽減、身体組織の回復を促す施術です。受診したいクリニックのアフターケアをチェックしてみてください。

脂肪注入豊胸後ダウンタイム中の生活について

脂肪注入豊胸では、患部の状態によりますが術後1週間ほどでほぼ通常どおりの生活ができるようになります。

仕事によっては施術翌日から働けるので、周囲の人にも気づかれにくいです。できるだけバストを刺激しないように、気をつけて過ごしましょう。

シャワー・入浴

いつから
シャワー固定の包帯が外れたら
入浴抜糸が済んだら

施術後、シャワーは翌日から浴びることができます。傷口はこすらず、石鹸の泡もできるだけつかないように注意しましょう。

湯船への入浴は、傷跡の抜糸が済んだら可能です。多くの美容クリニックでは、施術後1週間で抜糸をしているので、それ以降は通常どおりに入浴ができます。

仕事復帰

いつから
デスクワークなど施術翌日から
立ち仕事など施術2~3日後から

施術後に仕事復帰できる時期は、身体を動かす仕事かそうでないかが関わります。

デスクワークがメインであれば、施術翌日から仕事ができます。立ち仕事や身体を動かす仕事であれば、2~3日は休養に当てるのがベストです。

ご自分の体力や年齢、脂肪の吸引量なども関係してくるので、施術を受ける前に医師に相談するようにしましょう。

運動

いつから
ストレッチなど施術後の抜糸が済んでから
ハードな運動術後2~3週間後から

施術後あまり日が経たないうちから身体を動かすと、血行が促進されダウンタイムの症状が出やすくなってしまいます。

買い物程度の短い距離を歩く、普段の家事・事務仕事などはOKですが、ストレッチや軽いウォーキングは、施術後1週間経って抜糸が終わるまで待ちましょう。

筋トレやスポーツなどの激しい運動は、術後2~3週間経ってから少しずつ始めてください。最初のうちは身体の様子を見ながら、無理はしないように気をつけましょう。

脂肪注入豊胸のダウンタイム中に気をつけること

ダウンタイムの症状は、注意点に気をつけて生活すれば軽減できます。

注意すべきポイントを押さえて、ご自分の身体を大切に過ごしてください。

飲酒禁煙・過度なダイエットはNG

施術後しばらくは禁酒・禁煙をしましょう。

お酒を飲んで血行がよくなると、ダウンタイムの症状が出やすくなります。

また、タバコの含まれている成分は末梢血管を収縮させる作用があり、注入した脂肪細胞の生着を妨げやすいです。

術後1か月間は必ず飲酒・喫煙を控えてください。ダウンタイムの症状も治まって、細胞も生着する3か月後まで続けると完璧です。

また、施術後は注入した脂肪細胞をバストに生着させるためにある程度のエネルギーを必要とします。

ダウンタイム中は過度なダイエットは控え、細胞が生き延びられるようにエネルギーを確保しましょう。

術後3ヶ月はワイヤー入りブラジャーを着用しない

施術後、バストが安定するまではブラジャーにも気を配る必要があります。

バストをできるだけ圧迫しないため、施術後1週間はカップ付きのキャミソールやスポーツブラなどを使いましょう。

1週間経って抜糸が済んだら、ノンワイヤーのブラジャーをつけられるようになります。バストに力が加わらないよう、大きめのものを選んでください。

脂肪細胞が生着する術後3か月からは、ワイヤー入りのブラジャーを着用できます。

セルフアフターケアを心がける

脂肪注入豊胸では太ももやお腹から脂肪を採取することが多いのですが、これらはむくみ・拘縮が起こりやすい部位でもあります。

施術後3週間ほど経ったら、脂肪吸引部のマッサージも始めましょう。1日10~15分ほどのマッサージを毎日継続することで、ダウンタイムの症状を軽減できます。

マッサージは「痛いけど気持ちいい」くらいの強度が最適です。拘縮が強く起こっている箇所は、硬い部分をつまむように揉んでいくとほぐれていきます。

脂肪注入豊胸のダウンタイムを緩和させる3つのポイント

脂肪注入豊胸では、脂肪を吸引する部位や方法、採取量などに気をつけることでダウンタイム症状を緩和できます。

ダウンタイムが少ない施術を受けるために、次の3つのポイントを押さえてクリニックや施術プランを選びましょう。

ダウンタイムの症状が軽くなる脂肪吸引法を選ぶ

引用元:湘南美容クリニック

より身体組織を傷つけない脂肪吸引法を選ぶと、ダウンタイムが軽減できます。

脂肪吸引機器のなかでも、「アキーセル」「ベイザーリボ」などは周辺組織を傷つけにくいです。

アキーセルは振動で脂肪を柔らかくしながら、ベイザーリボは超音波で脂肪と周辺組織を分離させながら吸引していきます。

また、注射器で少しずつ採取していく「シリンジ法」も皮下組織・血管などが傷つきにくい吸引法です。

受診したいクリニックがどの脂肪吸引法を採用しているか、公式ホームページなどで確認してみてください。

クリニックでのカウンセリングで質問するのもおすすめです。

脂肪吸引を行う部位や吸引量に気をつける

脂肪注入豊胸のダウンタイムは、「どこの脂肪を吸引するか」によっても異なります。

太もものダウンタイムには痛みが、お腹だと痛み・内出血が起こりやすいです。

施術後に気をつけて過ごせば症状を和らげることができますが、ご自分のライフスタイルに支障が少ない吸引箇所を選ぶとよいでしょう。

また、吸引量が多いとそのぶん周辺組織が傷つくのでダウンタイムも長引きます。

脂肪をたくさん注入できるように大量に吸引するのではなく、医師と話し合ったうえでご自分の体質や体力に合った吸引量を見つけましょう。

技術の高い医師やクリニックを選ぶ

ダウンタイムの重さ・長さは、担当医の技術に左右されます。身体組織を傷つけにくい高い技術をもった医師であれば、ダウンタイムも緩和できて安心です。

クリニックの公式ホームページには、ドクターのプロフィールや実績、担当症例が掲載されています。担当医の脂肪注入豊胸の実績をチェックしましょう。

日本形成外科学会JSAS・JSAPS(日本美容外科学会)のように、一定の基準を満たした医師のみが所属できる学会もあります。

医師のプロフィールで経歴・資格を確認するのがおすすめです。

脂肪注入豊胸の場合、「脂肪吸引が得意な医師」であることも大切です。クリニックの脂肪吸引症例はどうなっているか、ぜひチェックしてみてください。

ダウンタイム中すぐクリニックに相談するべき症状

ダウンタイムは痛みや内出血が起こりやすい時期です。

あまり神経質にはならない方がよいですが、大量出血や強い痛み、しこりなど「これはおかしい!」と感じる症状が出たらすぐにクリニックに相談しましょう。

大量出血が治まらない

バストや吸引部の傷口から大量の出血があるときは、誤って太い血管を傷つけている場合があります。

出血が止まらないと感じたら、すぐにクリニックに連絡しましょう。

クリニックによっては、術後24時間はいつでも緊急対応してくれるところもあります。

クリニック選びのときに、アフターフォロー体制もチェックしておくと安心です。

痛み止めでも耐えられない痛みが続く

ダウンタイムに起こる痛みは、基本的に鎮痛剤を飲むと楽になる程度のものです。

痛み止めを服用しても耐えられないような強い痛みがあるときは、クリニックに相談してください。

元々痩せ型の方が脂肪吸引をすると、施術後に残っている脂肪が少なすぎて痛みが強く出ることもあります。

BMI指数が19以下の方は、ドクターとしっかり話し合って施術に臨みましょう。

大きなしこりができた

引用元:ジョウクリニック

1度に大量の脂肪をバストに注入すると、しこりが生まれやすいです。プニプニとしたしこりができたら、クリニックで検査してもらいましょう。

脂肪注入豊胸でのしこりは良性のもので、必ずしも除去しなければならないわけではありません。

けれどもしこりの大きさや位置によっては、または石灰化した状態になった場合はバストの見た目を損なうことがあります。

石灰化してしまうと切開が必要ですが、小さいしこりのうちは脂肪吸引で除去できます。バストに傷を残さないためにも、できるだけ早いうちに検査を受けましょう。

まとめ

脂肪注入豊胸のダウンタイム症状は、バストや吸引部に負担をかけずに過ごすことで緩和できます。

脂肪が生着するまではバストをできるだけ圧迫せず、細胞が生き延びられるようにすることが大事です。

また、術後3週間目ごろからは吸引部へのマッサージを欠かさないようにすると、むくみ・拘縮を軽減できます。

理想のバストを手に入れるためにも、施術後はいつもより身体を大切にして過ごしましょう。

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