ボトックス注射の頻度は？効果はいつからどのくらいの期間継続する？

ボトックス注射の頻度や、効果はどれくらい継続するのかを紹介します。

ボトックス注射は定期的に注入を行うことで、きれいな状態をキープできます。そんなきれいな状態を作るためにはどれくらいの頻度で打てば良いかや、持続期間はどれくらいあるのかをまとめたので、参考にしてください。

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beauty-column編集部
小野優子
スキンケアとアンチエイジングに注力するアラフォーライター。自身がシワ・シミ・たるみに悩み始めたことをきっかけに、美容医療に目覚める。「何歳になっても美しく」をモットーに活動中。

ボトックス注射を打つ頻度は3〜4ヶ月に1回

ボトックス注射を打つ頻度は、3〜4ヶ月に1回が目安です。詳しくは後述しますが、ボトックス注射の効果は6ヶ月程度でなくなってくるので、効果がなくなる6ヶ月よりも前に追加注入すると、きれいな状態をキープできます。

ボトックス注射は半永久的に効果があるものではないこともあり、いつもコンプレックスを解消したきれいな状態でいたい場合は、定期的な注入が必要です。しかし、短期間で繰り返し打っても良い効果は見られないので、3〜4ヶ月に1回の頻度を守ってきれいを作っていきましょう。

ボトックス注射の効果はいつからどのくらいの期間継続する？

ボトックス注射は2～3日程度で「変わってきた」と効果が見られるようになり、早く効果が出てくるのがポイントです。そしてその後は3～4ヶ月程度効果が持続し、6ヶ月ほどで効果はなくなってしまいます。

ボトックス注射は薬剤を顔や身体に注入しますが、その効果は永久にあるわけではありません。施術から2週間程度で安定した状態が作られ、3～4ヶ月程度効果は続きますが、その後はどんどんと効果が見られなくなってきます。

ただし、効果の持続期間は個人差や部位による差が大きく、すぐに効果が見られる場合もあれば効果が見られるまでに時間がかかる場合もあります。また、自身で「きれいだ」と感じる状態についても、ピークに効果が現れているときと感じる方や、効果が薄れている途中の状態が良いと感じる方もいるのがボトックスの特徴です。

ボトックス注射は永久に打ち続けなければいけない？

1. 骨格筋の場合には薬液が排出されても30〜40%の効果が続く

ボトックスの効果について、骨格筋の場合には薬液が排出されても30〜40%の効果が続きます。

顔のシワ程度の小さな筋肉では、6ヶ月程度で効果がなくなると言えるほどですが、エラ・肩・ふくらはぎなど骨格筋ボトックスの場合は、ボトックスで筋肉を麻痺させている間に筋力が落ちてしまうので、結果的に効果が続く形になるのが特徴です。

ただし、エラボトックスの場合は歯ぎしりや食いしばりで筋肉を使うと、また肥大してしまう恐れがあります。肩やふくらはぎについても、癖やスポーツなどが原因でボトックスにより痩せた筋肉が大きくなることもあり得ます。

こうしたことを防ぐためにも、癖の改善は欠かせませんが、歯ぎしりなど無意識に行ってしまう癖については簡単に治すことはできません。効果の持続については個人差が大きくなってくるので、医師と相談しながら追加注入するのがおすすめです。

2. 表情筋に関しては3〜4ヶ月に1回打つ必要がある

表情筋に関しては、3〜4ヶ月に1回のペースでボトックスを打つのが目安です。ボトックスの効果は2ヶ月頃をピークにどんどん薄れてきますが、効果がなくなる6ヶ月よりも前に追加注入すると、気になるシワがないきれいな状態をキープできます。

一方、数週間や2ヶ月程度など短期間でボトックス注射を行なうと、薬剤に対する抗体ができて効果が得られなくなる恐れがあります。

頻度を守って施術していれば抗体ができることは避けられますが、抗体ができてしまうとせっかく治療を行ってもきれいな状態にはなれません。良い状態をキープしたいからと言って、むやみに追加注入するのは避けましょう。

表情筋といった小さな筋肉の場合には、3〜4ヶ月に1回打つときれいない状態をキープできるので、注入を続ける場合には頻度を守って行なうようにします。

ボトックス注射の効果を長続きさせる方法はある？

部位に合わせた薬剤選び

ボトックス注射の効果を長続きさせるには、部位に合わせた薬剤を選ぶことがポイントです。ボトックスはアラガンのボトックスビスタが国内承認されていますが、これ以外にもアメリカやヨーロッパ、韓国などで開発されています。

ボトックスはメーカーが異なっても、すべてボツリヌストキシンという薬剤を使用しており、それぞれ細かな違いがあるのが特徴です。価格も大きく異なり、厚生労働省に認可されているボトックスビスタは高価になる傾向です。

また、ボトックスビスタは高価とはなりますが、品質も良く効果の持続期間が長いとされています。どれくらい効果がほしいのかでも合う薬剤が変わるので、クリニックのカウンセリング時にきちんと相談し、適切な薬剤を選ぶようにしましょう。

患部を圧迫しない

ボトックス注射の持続期間を長くするには、患部を圧迫したりマッサージをしたりしないことも大切です。

ボトックス注射後に患部を圧迫すると、薬液が偏って広がることがあります。効果を出したい部分以外に薬剤が広がると、筋肉が動かないなど思ったような効果が見られないということになりかねません。基本的に、薬剤が他の部分に広がった場合は修正ができなため、安定するまでは触れないようにするのが無難です。

顔ボトックスの場合はもちろん、肩やふくらはぎなどマッサージすることの多い部位は特に注意が必要です。ボトックスを注入した部分が凸凹して気になるかもしれませんが、効果がわかるまでは触らず様子をみましょう。

施術後にエステやマッサージに行きたい場合は、医師にどれくらいからマッサージを受けてもよいか確認するようにします。

施術後3日は患部を温めない

ボトックスの効果を長続きさせるには、施術後3日程度は患部を温めないことを意識しましょう。これはボツリヌス菌は熱に弱く、体温が上がってしまうと十分な効果が表れない場合があるからです。

患部を温める行為としては、湯船につかる・サウナ・マッサージ・スポーツなどが挙げられます。血行が良くなり体温が上がる行動は施術後3日程度は避けるようにすることで、効果の持続期間が変わっていきます。

また、ボトックス注射は当日からシャワーが可能ですが、患部にシャワーを当て続けることのないようにも注意が必要です。こうした行為は医師やカウンセラーからも注意があるので、ボトックスの持続期間を長くしたい場合はきちんと守るようにしましょう。

人によっては患部にかゆみが出てくることもありますが、必要以上に触ったりこすったりせず、様子を見ておくのが安心です。

ボトックス注射の効果を早く効果をなくす方法は！

ボトックス注射で効果が出過ぎてしまった場合や、違う場所に効果が出てしまった場合などは、ボトックス効果を抑制する「アセチルコリン塩化物注射」をすることでボトックスの効果を薄めることができます。

アセチルコリン塩化物を打てば、ボトックスの効果を抑制したりなくしたりすることが可能です。ボトックスが効きすぎて表情がなくなる、人相が悪くなる、左右差が大きくなったなど気になることがあった場合は、こちらも利用できることを覚えておくと良いでしょう。

なお、アセチルコリン塩化物は施術したクリニックで修正するか、別のクリニックで「他院修正」を施術することで対応できます。施術したクリニックでの医師やスタッフの対応を見て、通っているクリニックで修正をするか、別のクリニックで修正するかを決めるようにしましょう。

ボトックス注射におすすめのクリニック4選

1. 品川美容外科【会員になれば特別価格で施術可能！】

「コアトックス」は、一般的なボトックスに含まれる「人血清アルブミン」「動物由来原料」や「複合タンパク質」を含みません。

「人血清アルブミン」「動物由来原料」を含まないことで感染リスクがなく、「複合タンパク質」を含まないことで抗体ができづらく、長期間使用してもボトックスの効果がしっかりとで続けるという特徴があります。

ただし、国内承認の「アラガン」には、人血清アルブミン・動物由来原料・複合タンパク質が含まれるため、それほど神経質になる成分ともいえないという考え方もあります。

また、初回限定割引や会員割引などの制度もあるため、まずはどんな施術なのか試してみたいという場合にもおすすめです。

2. SBC湘南美容クリニック【ボトックスビスタなら保証付き！】

「SBC湘南美容クリニック」は、アラガンビューティーアワード2020を受賞するなど、ボトックスビスタの販売元であるアラガンから高い評価を得ているクリニックです。ボトックスビスタなら安心保障制度の対象となり、効果が見られなかった場合に無料で追加注入が受けられます。

表情じわについては、施術から2週間が経過しても変化がない場合、1ヵ月以内に無料で1回の追加注入が可能です。エラボトックスの場合は、1年以内に3回施術しても全く効果見られなかったときに、無料で1回注入を行なえます。

韓国製ボツリヌスの場合はこうした保証は付いていないため、効果があるのか心配な場合は、保証付きのボトックスビスタを受けるのがおすすめです。予算とあわせてどちらの薬剤を使用するか選びましょう。

また、痛みを感じにくよう細い注射針を使用しているのも特徴です。針が細いと内出血をしにくくなり、施術後の副作用も小さくできるのがうれしいポイントです。それでも痛みが不安な場合には麻酔の追加も可能なので、カウンセリングで相談をしましょう。

額・眉間・目尻・目の下・鼻根・バニーライン・アゴから3部位を選んで施術できる「YELL ナチュラルボトックス」プランも用意されており、どこに打てば良いかわからない方や、リーズナブルにシワをなくした方に人気です。

ボトックスの治療実績【クリックして開いてください】

施術名：エラボトックス
施術の説明：エラの筋肉に注射し、筋肉の動きを多少麻痺させることにより筋肉を細くする治療です。
施術の副作用（リスク）：疼痛・腫れ・内出血・アレルギー・表情に違和感を生じる可能性があります。
施術の価格：8,800円～18,800円

引用：SBC湘南美容クリニック

3. 銀座よしえクリニック【新しい技術を取り入れるのが早い】

「銀座よしえクリニック」は、クリニック内でアラガン社のセミナーを行うといった、ボトックスの注入指導や監修も行うクリニックです。料金は高価とはなりますが、ボトックス注射の知識や技術力に定評があり、安定した効果が期待できる人気のあるクリニックとなります。

顔以外にも首や肩への注入も可能で、年齢を感じさせる首のシワを取りたい方や、肩こり解消をしたい方にもおすすめです。リーズナブルに施術できるモニター募集も行っているので、費用を安く抑えたい場合はモニターについてスタッフに確認しましょう。

施術時間は15分程度となっており、空きがあればカウンセリング当日の施術も可能です。すぐにボトックスを実感したい場合には、カウンセリング当日に治療を受けられるか、事前に確認しておくのがおすすめです。

また、痛みの少ない施術とはなりますが、表面麻酔も使用できます。クリーム状の麻酔を施術部位に塗るだけで痛みを軽減できるので、痛いのが苦手な方や痛みに不安を感じる場合は、カウンセリングで相談すると良いでしょう。

なお、ボトックス注射の保証については、公式サイトでは公表されていません。どんな保証があるのか知りたい場合には、直接クリニックへお問い合わせください。

治療実績【クリックで開きます】

引用元：銀座よしえクリニック

●料金
69,300円
●リスク
副作用：副作用の少ない技法ですが、まれに腫れることがあります。突っ張り感がありますがタイトニング効果によるものです。
●施術方法
ボトックスを用いて顔全体のちりめんじわの改善や顔全体に張り感を与える新しい治療。ボトックスを皮膚の浅い所に注射し皮膚を引き締めることによって弛みを改善させます。
マイクロボトックスリフトは、筋肉に直接作用するわけではなく、筋肉の表面繊維だけの働きを弱めることによって、皮膚の表面を滑らかにしたり、筋肉の機能は温存する為、自然な表情を保ちしわだけを和らげることができます。

4. TCB東京中央美容外科【エラボトックスは保証付き！】

「TCB東京中央美容外科」は、アラガンビューティーアワード3年連続受賞した実績を持つクリニックです。ボトックス注射の症例も多く、公式サイトではエラ・額・眉間などさまざまな症例写真を公開しています。どんな状態からどう改善したか知りたい場合は、公式サイトもチェックしましょう。

エラボトックスには無料で追加注入ができる保証が付いているのがポイントです。1年以内に3回施術を行なっても、全く効果が見られなかった場合は1回の追加注入は可能です。保証付きでエラボトックスを受けたい方におすすめなので、カウンセリングを受けてみましょう。

韓国製のボツラックスには追加注入の保証はありませんが、アラガンよりもリーズナブルに施術を受けられます。ボトックスを持続させるには定期的な注入が必要なため、予算に合わせて薬剤を選べるのがうれしいポイントです。

多汗症や花粉症の症状を緩和させるボトックス治療も行っています。多汗症ボトックスは脇や手、足の裏、頭皮など治療できる部位が多いのがTCB東京中央美容外科の特徴です。花粉症ボトックスは施術後すぐから効果が見られ、鼻水・鼻づまり・目のかゆみなど花粉症特有の症状を軽減できます。

シワ取りだけでなく、肩こり解消や痩身目的でも利用できるので、美容や身体の悩みをまとめて解決したい方におすすめのクリニックです。

ボトックスの治療実績【クリックして開いてください】

エラボトックス注射
施術の説明：
発達した咬筋にボトックスを注射し、エラの張りを解消する施術です。
施術の副作用（リスク）：
腫れ・痛み・内出血：2週間程度
まれに起こる副作用（リスク）：
熱感・感染症・むくみ・つっぱり・アレルギー・だるさなど
施術の価格：
1,470円（税込） ～
引用：TCB東京中央美容外科

まとめ

ボトックス注射の頻度や、どれくらい効果が続くのかについて紹介しました。

ボトックス注射をする頻度の目安は、3～4ヶ月に1回行うことです。ボトックスの効果は6ヶ月でなくなるため、効果がなくなる前に追加注入するときれいな状態を保ったままでいられます。

ボトックスの施術後は効果が長続きするよう、薬剤の種類をチェックすることや、患部を圧迫したり温めたりしないことも大切です。万が一ボトックスの効果が出過ぎた場合には修正も可能なため、効き過ぎていると感じた場合は施術したクリニックや他院修正を行うクリニックで相談しましょう。