目周り・目の下のたるみのハイフによる効果は？ビフォーアフターも

目元は顔の印象に大きく影響するため、加齢による小じわや目の下のたるみは多くの人が気にする悩みです。

セルフケアでは根本的な改善が難しいため、効果が期待できる手軽な治療法が知りたいですよね。

高密度の超音波を目元に照射するハイフは、小じわや目の下のたるみに有効な施術です。

皮下組織を引き締め、コラーゲンやエラスチンの生成を促すので、目元の印象を大きく改善できます。

この記事では、ハイフによる目周り・目の下のたるみの改善効果について解説します。実際の効果が確認できるビフォーアフターの症例写真もまとめました。

最後まで読めば、目周り・目の下のたるみに対するハイフの有効性をしっかり理解できますよ。

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beauty-column編集部
荒木里緒
複数の美容クリニックのカウンセリングを巡り、二重整形・脂肪吸引・クマ取り・糸リフトなど数々の美容整形を受けている。SNSで美容整形に関する情報や口コミに目を通すことが日課。美容整形を受けて良かったことはもちろん、後悔や辛かったダウンタイムも踏まえ、自身の実体験が悩みを抱える方の役に立つことを目標に執筆を行う。

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目周り・目の下のたるみのハイフを考える人の悩みとは？

目周りは、他者から最も注目されることが多い部分です。それだけに、目周りや目の下のたるみに関する様々な悩みが発生します。

以下では、目元のハイフを考える人の代表的な悩みを紹介します。

目元のハリや弾力がなく老けて見える悩み

加齢が進むと目元の皮膚のハリや弾力がなくなり、顔全体が老けた印象になりがちです。

皮膚にハリと弾力を与えるコラーゲンの生成量は年齢とともに減っていくため、皮膚のゆるみやたるみの原因となります。

皮膚に柔軟性をもたらす成分であるエラスチンも加齢と共に減少します。皮膚が柔軟性を失い、たるみやしわが目立ちやすくなります。

これらの現象は、多少の個人差はあっても多くの人に共通の現象です。

目周り・目の下のたるみのハイフは、コラーゲンやエラスチンの生成を促すため、加齢による悩みを改善できます。

目の下のたるみを自分でケアできない悩み

目の下のたるみは、顔の印象に特に大きな影響を与えるため、多くの人が気にしている悩みです。

日々のスキンケアやマッサージ、睡眠や食生活の改善などでセルフケアをしている人もいますが、目の下のたるみを根本的には解決できないのが実情です。

一時的な改善にとどまったり、効果が感じられなかったりすることが多く、誤ったケアにより悪化するケースもあります。

そういう場合はハイフを検討しましょう。たるんだ皮膚を刺激して、引き締める効果が期待できます。

正しいセルフケアと組み合わせることで、目の下のたるみの根本的な解決が望めますよ。

目元の小じわが進行する一方で不安

目元の小じわは、加齢や乾燥、表情の繰り返しなどにより徐々に数が増え、深くなって目立ってきます。

乾燥・紫外線対策や表情筋の鍛錬などで小じわの進行を緩めることは可能ですが、これらの方策では今ある小じわを消すことはできません。

ハイフ治療は、超音波エネルギーを皮膚の深層に届けることでコラーゲンやエラスチンの生成を促進するため、目周りの小じわや細かい線を目立たなくする効果があります。

目周り・目の下のたるみのハイフはどんな施術？

ハイフ（HIFU）は、高密度焦点式超音波治療法（High Intensity Focused Ultrasound）の略です。

超音波を皮膚の深層に向けて集中的に照射することで、皮下組織を引き締め、皮膚にハリや弾力をもたらすコラーゲンやエラスチンの生成を促します。

こちらで紹介するのは、目周り・目の下のたるみのハイフと通常のハイフの比較です。

目元のハイフは、顔の中でも特にデリケートな部分に照射するため、通常のハイフとは様々な違いがあります。

目の下・まぶた・目尻などの細かい部位を施術

通常のハイフは、顔全体のたるみ対策やフェイスラインの引締め、シワの改善など目的です。

顔全体、特にフェイスラインに影響する頬やあごが施術の中心になります。

これに対して目周りのハイフは、目の周囲のたるみやクマ、小じわをターゲットにした施術です。

施術部位は目の上下や目尻といった細かい凹凸が多い場所です。顔の中でも特に敏感な部分なので、施術には細心の注意が求められます。

目元専用の小型カートリッジを使用

通常のハイフでは、エネルギーが皮膚表面から3mmあるいは4.5mmの深さに集中するよう超音波を照射します。

しかし、目元周辺は皮膚が薄いため、より浅い場所をターゲットにしなければなりません。

多くのハイフ機器では、深さ1.5mmあるいは2.0mmにエネルギーが集中する目元周辺用のカートリッジを用意しています。

使用する機器そのものは同じでも、カートリッジを使い分けることで目元周辺にも効果的な照射が可能になっています。

皮膚が薄いため低出力で照射

目周りのハイフでは、通常のハイフと比較して出力を抑えた照射が行われます。

目周りは皮膚が薄く皮膚表面に近い浅い層がターゲットになるので、高出力では肌へのダメージが強すぎるためです。

これにより目周りの皮膚をリフトアップする一方で、他の部位への影響を防ぎます。

また、目の周囲は神経が集中しており痛みを感じやすい部分です。過度な熱エネルギーによる痛みを軽減するためにも照射出力は抑えられます。

短時間で施術完了

医療用ハイフの施術時間は、長くないのが特徴です。顔全体のハイフの場合、30~60分程度が施術完了までの標準的な時間です。

目周りのハイフになると、照射面積が少ないためさらに短時間（約15～30分程度）で施術が完了します。

事前の準備も洗顔とクレンジング程度で終わるため、手軽に施術が受けられるのが特徴です。

切開不要でダウンタイムの症状が軽く期間が短い

目周りのハイフの大きなメリットは、切開が不要な点です。

ハイフは、皮膚表面から超音波を照射して皮膚下数ミリの位置に熱エネルギーを発生させるため、皮膚表面にはダメージがなく傷跡が残りません。

施術後に若干の赤みや腫れが発生することがありますが、長時間継続するものではないため、ダウンタイムの期間もほとんどみられません。

施術直後の化粧も問題ないため、実生活には大きく影響することがない施術です。

参考文献
厚生労働科学特別研究事業「HIFU施術における人体への侵襲性の評価研究」の報告書には、ハイフの人体への影響について報告されている。

目周り・目の下のたるみを解消！ハイフで得られる効果とは

次は、目周り・目の下のたるみのハイフによる効果を確認しましょう。

目元に関するさまざまな悩みを改善できる施術であることが、しっかり理解できますよ。

目元のたるみやシワを改善

引用：銀座肌クリニック公式ページ

目元のたるみやシワは、皮下組織の下部にある表在性筋膜（SMAS層）のゆるみが原因のひとつです。

SMAS層は、皮膚と筋肉の間に存在し、顔の皮膚を支える重要な役割を担っています。

目周りのハイフはこのSMAS層を狙って照射し、まぶたや目の下のたるみ、目元のシワを改善する施術です。

ハイフの超音波がSMAS層に届くことで、コラーゲンやエラスチンといった皮膚の弾力性を保つ成分が収縮し、層が引き締まります。

その結果、たるみをしっかり引き上げ、目元のリフトアップが期待できます。

目元のハリ・弾力がアップ

目周りのハイフによって皮下組織に発生した熱エネルギーにより、加熱された領域の周辺には新たなコラーゲンやエラスチンが生成されます。

新しく生成されるコラーゲンの重要な働きは、目元の皮膚に弾力とハリを与えることです。

コラーゲンの増加に伴い、肌のキメが整い、肌表面が滑らかでしっとりとした質感に変化し、目元全体が若々しい印象を与えるようになります。

数週間から数ヶ月かけて自然な効果が得られる

ハイフによって生成されるコラーゲンは、照射によって発生した熱エネルギーによる皮下組織のダメージに対する、体の自然な修復機能により、生成されます。

そのため、ハイフの効果は施術後すぐには感じくいのが特徴です。

目周りのハイフの場合、通常は数週間から数ヶ月かけて効果が表れます。

急激な変化ではなく、時間をかけて皮膚が少しずつ引き締まり、すっきりとした印象になります。

目周り・目の下のたるみハイフの持続期間とおすすめの頻度

目周り・目の下のたるみのハイフは、効果が永続的ではありません。

一定の期間が経過すれば効果が薄れていくため、定期的な再施術が必要です。

こちらでは、目周り・目の下のたるみハイフの持続期間とおすすめの施術頻度について解説します。

効果の持続期間は3～6カ月程度

目周りや目の下のたるみに対するハイフの効果は、残念ながら永続しません。

ハイフ施術直後からコラーゲンやエラスチンの生成が促進され、しばらくは効果が感じられますが、時間の経過とともに元の状態に戻っていきます。

そのためハイフの効果を維持するためには、定期的な施術を受けることが必要です。

効果の持続期間は、本来体に備わっているコラーゲンやエラスチンの生成能力と関係があります。

20～30代は、コラーゲンやエラスチンが活発に行われるため、効果が長期間続く傾向があります。

個人差がありますが、約6ヶ月〜1年効果が維持できることが多いでしょう。

40代以降になると加齢に伴いコラーゲンやエラスチンの生成能力が低下します。

60代になるとコラーゲンやエラスチンの減少が著しくなり、効果の持続期間が一層短くなってきます。

年齢に伴いハイフの効果も長期間維持できにくくなるため、定期的な施術が必須です。

中程度以上のたるみには2～3か月に1回の頻度がおすすめ

目周りや目の下のたるみに対するハイフは定期的な施術がおすすめですが、頻度はたるみの重症度によっても異なります。

比較的軽度のたるみの場合は、時間の経過による大きな劣化が起きにくいため、長期間効果を維持することが可能です。

そのため、ハイフ施術の頻度も6ヶ月〜1年に1回程度で十分な場合が多くあります。

症状が中程度以上になると、たるみの悪化を押さえつつ施術の効果を定着させることが必要です。そのため定期的な施術によるメンテナンスが前提になります。

この場合は、2~3ヶ月に1回程度の頻度でのハイフ施術がおすすめです。

さらに重度になった場合は、ハイフでは効果が出にくい可能性もあるため、切開によるクマ取りやフェイスリフトなど、他の施術を検討する必要があります。

目周り・目の下のたるみのハイフ施術後ビフォーアフターを症例写真で確認

次は、目周り・目の下のたるみのハイフに関する実際の効果を見てみます。

施術前後の違いが比較できる症例写真をまとめたので、確認していきましょう。

目周りの小じわが消えて若々しい印象に

引用：御所南はなこクリニック公式ページ

治療内容：ハイフアイシャワー（目周り）1回
費用：66,000円
期間：1日
リスク・副作用：紅斑・浮腫・鈍痛（数時間～数日）、経時的な点状出血を含む内出血（3週間程）、ミミズ腫れ（1週間～2週間）、しびれ（数日～数週間）、知覚鈍麻（最大3ヶ月程度）、しこり（拘縮）

年齢を感じる悩みの中で最も多いもののひとつが、目元のシワです。

こちらの症例は、目周りハイフを受けた結果、目元のシワが改善された事例です。

施術後、目元が見違えるほど若々しくなり、より印象的で魅力的になったのが確認できます。

上まぶたの重さがとれてスッキリした目に

引用：クララ美容皮膚科那覇院公式ページ

＜医療ハイフの詳細情報＞
医療ハイフは、高密度焦点式超音波（HIFU）による加熱作用を利用した施術です。真皮や皮下脂肪、筋膜に人為的なドット状のストレスを与え、その回復過程のコラーゲン生成により、顔の小じわ・たるみ・肌質の改善を目的とした治療方法です。

＜効果について＞
・即時的なリフトアップ効果が期待できますが、約1ヶ月後以降から得られる遅効性のリフトアップ効果（コラーゲン生成）も大切な効果となります。
・十分な効果を得るために複数回の施術をお勧めします。

＜施術の間隔について＞
2回目以降の施術は、約1～6ヶ月後が目安になります。効果を維持・向上するために、継続的な施術もおすめいたします。

＜リスク・副作用について＞
・施術により痛み・赤み・むくみ・内出血が生じる可能性があります。その場合、約1～2週間で消失していきます。
・ごくまれに熱傷や色素沈着が生じる可能性があります。その場合、数か月程度で消失していきます。
・お顔のもともとの左右差に気を付けて施術いたしますが、左右で効果の実感が異なる場合があります。

＜施術ができない可能性がある方＞
・施術部位に加療中の骨折やチタンプレート・金属製の糸など、人工物がある場合は治療を控えていただく場合がありますのでお申し出ください。
・傷や皮膚疾患等があり、治療不適合と判断した場合には施術ができない場合がございます。

目周りハイフは、皮膚の薄い上まぶたにも照射することが可能です。

上まぶたに照射することで、眼輪筋や眼瞼挙筋を引き締め、まぶたの重さが取れます。

その結果、目全体の印象がスッキリとした感じに変わることが期待できます。

目が開きやすくなった

引用：Clinic K公式ページ

施術名称：ハイフシャワー
ピンポイントで熱ダメージを与えたコラーゲンが縮むことで、肌の小皺改善を促す治療です。
施術の副作用 (リスク)：発赤・熱感・痛みを生じる可能性があります。
施術の価格：¥50,000 (税込¥55,000)

施術後に目が開きやすくなるのは、目周りのハイフによる顕著な効果のひとつです。

目の周囲の皮下組織の引き締めにより、たるみやくぼみが改善され、目の周りがスッキリと引き上がります。

比較的早い時期に実感できる効果で、施術直後の若干の腫れが収まった時点で目が開きやすくなったことを感じる場合も多くあります。

目周りのハイフでおすすめのクリニック3選

次は、目周り・目の下のたるみのハイフが受けられる場所を紹介していきます。

おすすめのクリニックを3つあげました。それぞれに特徴があるので、個別に確認していきましょう。

TCB東京中央美容外科【ダウンタイムほぼなし＆一回の治療で効果あり】

TCB東京中央美容外科は業界最大手クリニックのひとつです。全国に105院を展開しており、国内のどこからでも通いやすいクリニックです。

ハイフには、痛みが少なくダウンタイムが短いソノクイーンを使用しています。

ソノクイーンには、照射エネルギーが到達する深さが異なる3つのカートリッジが付属しています。

皮膚が薄い目周りにも、カートリッジの使い分けでしっかりと照射可能です。

目周りのハイフは「目周りアイリフト・ HIFU-ハイフ」で、料金は30,600円と他のクリニックと比較して抑え目です。会員価格だとさらに割引されます。

肌へのダメージが少なく、1回で効果が実感できる施術なので、気軽に試すことができますよ。

品川美容外科【ソノクイーンと第3世代タイタンを選択可能】

品川美容外科は全国に39院を展開している美容外科クリニックグループです。

ハイフに関しては3機種を用意しており、目周りへの施術にはソノクイーンと第3世代タイタンが選べます。

ソノクイーンには、目元にも照射可能な極小サイズのカートリッジ（アイシャドウカートリッジ）が付属しており、目元の浅い層の小じわにも直接照射できます。

第3世代タイタンは、照射深さが異なる3種のカートリッジを使い分けることができ、最も浅い深さ1.5mmのカートリッジで、目周りの細かい部位まで照射が可能です。

どちらも浅い部分にある表皮ジワの改善や引き締め・リフトアップ効果があるため、目周りの印象の改善が期待できます。

従来のハイフ機器と比較して、痛みやダウンタイムは大幅に軽減しているので、痛みが不安な人でも安心して施術がうけられますよ。

共立美容外科【オリジナルのSuper”HIFU” Pro使用】

共立美容外科は全国に26院を展開している美容外科クリニックです。

ハイフの施術では、共立美容外科オリジナルの機器であるSuper”HIFU” Proをメインで使用しています。

4MHz・7MHz・10MHzの3つの高密度の超音波を使い分けるのが特徴のハイフ機械です。

患者の年齢や肌の状態、要望に合わせて、ジュール数や波長を細かく設定できるため、目の上下や目尻などの、皮膚が薄くデリケートな場所にも照射できます。

ダブル照射・トリプル照射で皮膚の複数の層に効果的にアプローチするので、しっかりと効果が期待できる施術です。

目周りの施術はダブル照射55,000円でリーズナブルですが、麻酔クリームを使用する際は別途で料金がかかるので、頭に入れておきましょう。

目周り・目の下のたるみのハイフに関するよく出る質問

最後に、目周りや目の下のたるみのハイフについてよく出る質問と回答をまとめました。

ひとつひとつチェックして、細かい疑問点まで解消しておきましょう。

目周り・目の下のたるみのハイフについてのまとめ

この記事では、ハイフによる目周り・目の下のたるみの改善効果について解説しました。

さらにビフォーアフターの症例写真も紹介したので、ハイフの効果がしっかりイメージできましたよね。

ハイフは、目周りの小じわや目の下のたるみに悩んでいる人にはおすすめの施術です。

施術時の痛みが軽く、肌へのダメージが少ないためダウンタイムがほとんどありません。

効果がしっかり期待できる上に費用も比較的安いので、気軽に試すことができるメリットの多い施術です。

目元のトラブルで悩んでいる方は、目周り・目の下のたるみのハイフを検討してみましょう。