クマ取りをする方法はさまざまありますが、レーザーによっても治療できることはご存じでしょうか。
メスを入れるクマ取りとは違って、痛みは少ないですし、タウンタイムも短いので非常におすすめの方法です。
しかし、レーザーでクマ取りができるかは、クマの種類によって異なるため、すべての人が利用できるわけではありません。
そこで本記事ではレーザーによるクマ取りについて詳しく解説していきます。
レーザーによるクマ取りができるクリニックも紹介しているので、ぜひ参考にしていただき、レーザーでのクマ取りを成功させて理想の目元を手に入れましょう!
- レーザーでクマ取り治療をする方法
- レーザーでクマ取りするメリット・デメリット
- レーザーでのクマ取りにおすすめのクリニック
【当サイト厳選】クマ取りおすすめクリニック3院
1.TCB東京中央美容外科 | 2.品川美容外科 | 3.共立美容外科 | |
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イメージ | |||
黒クマ (脱脂法) | 83,600円 | 108,900円〜 | 目の下のふくらみ取り:月額4,700円 |
茶クマ (レーザー) | ピコレーザー:9,800円 | レーザートーニング:初回1回2,700円 | PRP皮膚再生療法:1回 77,000円 |
青クマ (光治療・注入) | ・クマ取り再生注射:9,800円 ・ライトフェイシャル:2,040円〜 | 美肌注射プレミアム:5,500円 | PRP皮膚再生療法:1回 77,000円 |
口コミの良さ | 3.0 | 4.5 | 4.1 |
公式サイト |
美容整形コンテンツチーム
さまざまな美容整形に関する情報や口コミ、施術ごとに各クリニックの名医を日々徹底調査。悩みを抱える読者の方にお役立ち情報を発信中。
「クマ取り注射とは何?」「効果はあるの?持続期間やデメリットは?」多くのクリニックで扱っているクマ取り注射ですが、ヒアルロン酸や脂肪注入、PRP…など、いろいろな種類があって、どれが適しているのかわからないですよね。クマ取り[…]
【参考】
・消費者庁:美容医療を受ける前にもう一度
・厚生労働省:美容医療サービスチェックシート
・国民生活センター:増加する美容医療サービスのトラブル
クマ取りはレーザーで治療できる!値段や効果の違いを解説
クマ取りはレーザーによって治療が可能です。
しかし、クマ取りの治療方法はさまざまで、それぞれで値段や効果、治療できるクマの種類が異なります。
治療方法 | 治療できるクマの種類 | 治療方法・効果 | 値段 |
---|---|---|---|
レーザー | 茶クマ・青クマ | 茶クマの色素を破壊 血行を促進する | 10,000円~ |
切らないたるみ取り | 黒クマ | 糸でたるみを持ちあげる 裏側から脂肪を取り出す | 10万円前後 |
ハムラ法 | 黒クマ | 切開して脂肪を移動 | 50万円前後 |
再生注射 | 茶クマ・青クマ・黒クマ | 再生因子で若返らせる | 1万円~30万円 |
一般的に「クマ取り」と言われる施術は「切らないたるみ取り」や「ハムラ法」などを指しています。
これはまぶたのたるみやふくらみによって影ができる「黒クマ」を治療する方法です。
対して、レーザーは主に茶クマや青クマを治療する方法です。
黒クマで悩んでいる場合はレーザーでは治療できない場合があるということを理解しておきましょう。
クマの種類ごとのレーザー治療方法を解説
ここからはクマの種類ごとにレーザー治療方法を解説していきます。
それぞれのクマの特徴を解説しながら、レーザーでどのように治療するのか詳しく説明するので、ぜひ参考にしてください!
茶クマは複数のレーザーで治療できる
レーザーの種類 | 治療できる範囲 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
メドライトC6 | シミ・そばかす・肝斑 | ダウンタイムが短い | 継続的な照射が必要 |
フラクショナルCO2レーザー | シミ・そばかす・ニキビ跡・肌質改善 | さまざまな症状に対応 | ダウンタイムが長い |
ピコウェイ | シミ・そばかす・肌のトーンアップ | 照射時の痛みが少ない | 濃いシミには効果が出にくい |
茶クマあればレーザーの治療ができます。茶クマとは、メラニン色素が肌に沈着してできるクマです。
簡単にいえば、シミのようなものが下まぶたにできることでクマができている形です。
下まぶたを引っ張ってもクマの濃さが変わらない場合は茶クマと考えましょう。
シミをレーザーによって治療できるのと同じように、上記レーザーはメラニンに反応して細胞を破壊するので、茶クマを取り除くことが可能です。
シミ取りのレーザーを提供している美容クリニックなら、基本的には茶クマの治療もできる可能性が高いです。
参考文献:
「A 1064-nm Neodymium-doped Yttrium Aluminum Garnet Picosecond Laser for the Treatment of Hyperpigmented Scars – PubMed」にて、ピコレーザーによって治療後にすべての患者でメラニン指数が大幅に減少したとの記載
青クマには血行促進を促すレーザーが有効
レーザーの種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
Vビームレーザー | 表皮に近い血管のヘモグロビンに反応 | 毛細血管拡張症も治療できる | 深部の血管には効果が弱い |
ジェネシスレーザー | 深部の血管に作用 | 肌の引き締めや小じわ改善も可能 | 効果が出るまで時間がかかる |
ダイオードレーザー | 多波長のレーザーを照射 | 茶クマにも青クマにも効果がある | 対応のクリニックが少ない |
青クマもレーザーでの治療が可能です。青クマは、下まぶたの血管が肌を透けて見えることでできるクマです。
皮膚が薄い人や色白の人が特になりやすく、血行不良だと目立ちやすくなります。
茶クマとは違い、メラニンに反応するレーザーではなく、血行促進を促すレーザーによって治療をします。
青クマは茶クマほどレーザー治療ができるクリニックは多くありません。
そのため、青クマをレーザーで治療したい場合はクリニック探しが肝心です。
参考文献:
「Decoding infraorbital dark circles with lasers and fillers – PubMed」にて、YAGレーザーはクマの軽減に効果的との記載
黒クマはレーザー以外の治療となることが多い
黒クマは下まぶたのたるみ・ふくらみによってできる影によるクマです。
下まぶたを引っ張ればクマがなくなる・薄くなる場合は黒クマである可能性といえます。
黒クマは、たるみやふくらみなど、物理的にできる影によるクマなので、レーザー以外の治療となるケースほとんどです。
まぶたの裏からたるみの原因となっている脂肪を取り除いたり、糸で脂肪を引っ張ったりして黒クマを治療します。
レーザーでクマ取りをするメリットを3つ解説
ここからはレーザーでクマ取りをするメリットを解説します。
前述したように、クマ取りをする方法はさまざまあります。
メリットが自分に合っているのかチェックしたうえでレーザーでのクマ取りをしましょう。
1.そばかすやシミなども改善できる
レーザーでのクマ取りは、下まぶただけでなく、頬や目の横などほかに気になる場所にシミやそばかすがあれば一緒に治療ができます。
レーザー治療の費用は照射範囲で決まるため、照射範囲が広くなる分費用も高くなってしまうものの、まとめて顔の気になる部位を改善できますよ。
また、場合によってはニキビ跡や肝斑なども治療可能です。
クリニックによって治療できる内容は異なるので、詳しくは利用するクリニックに相談してくださいね。
2.傷痕・ダウンタイムが少ない
レーザーの種類 | 効果的なクマの種類 | ダウンタイムの長さ | ダウンタイムの内容 |
---|---|---|---|
メドライトC6 | 茶クマ | ~3日 | 数時間の痛み まれに数日の内出血 |
フラクショナルCO2レーザー | 茶クマ | ~1週間 | 数日の痛み 1週間程度のかさぶた |
ピコウェイ | 茶クマ | ~3日 | 数日の赤み・腫れ |
Vビームレーザー | 青クマ | ~3日 | 数日の内出血・痛み |
ジェネシスレーザー | 青クマ | ほぼなし | まれに数時間の赤み・ほてり |
ダイオードレーザー | 茶クマ・青クマ | ~1週間 | 数日の赤み・かゆみ 1週間程度のかさぶた |
クマ取りというのは切開をすることが多く、傷痕ができてしまうことも少なくありません。
切開をすれば、それだけ腫れも大きくなり、ダウンタイムも長期にわたり、仕事に支障をきたしてしまうことも。
レーザー治療であれば傷痕はほとんど残りませんし、ダウンタイムも短期間で済みますよ。
3.恐怖心が少ない
切らないクマ取りやハムラ法などは、眼球のすぐ近くを施術するので恐怖心が強いです。
麻酔は当然するものの、恐怖心から痛みを感じてしまうことも少なくありません。
その点、レーザー治療は多少の痛みはあるものの、メスが体に入るわけではないので安心できます。
レーザーでクマ取りをするデメリットを3つ解説
レーザーによるクマ取りはさまざまなメリットがありましたが、当然デメリットも存在します。
メリットだけでなくデメリットも確認したうえで施術を受けましょう。
1.効果を実感できるまでに時間がかかる
- 照射直後…焦げたような痕ができる
- 照射翌日…かさぶたができる
- 照射から1週間…かさぶたがはがれる
- 照射から2週間…赤みや色素沈着がなくなる
レーザーによるクマ取りは、照射したその日からクマがなくなるわけではありません。
レーザーを照射してから、茶クマが完全になくなり、施術の痕もなくなるまでにはおおむね2週間から1カ月ほどかかります。
繰り返し照射してクマを改善する治療プランだと、さらに期間を要することもあります。
とはいえ、基本的にはほかのクマ取り施術もダウンタイムが長かったり、効果が出るまでに時間がかかったりします。
そのため、効果を実感できるまでに時間がかかるからといって、過度に気にする必要はありませんよ。
2.レーザーで治療できないクマもある
基本的にレーザーで治療できるクマは、茶クマと青クマです。
黒クマも治療できないわけではないものの、対応しているクリニックは少ないです。
ご自身のクマがレーザーで治療できるのか、まずは医師に診てもらいましょう。
3.対応していないクリニックもある
レーザー治療ができないクリニックは非常に多く、大手の美容クリニックでもレーザーでのクマ取りは行っていない場合があります。
特に青クマは対応していないケースが多いので、青クマの治療を考えているなら、事前にメールや電話などをして確認しておきたいところですね。
対応外のクリニックが多い分、住んでいる地域によってはレーザーでのクマ取りができない可能性もあることは理解しておきましょう。
レーザーでクマ取りができるおすすめのクリニック3選!
レーザーでクマ取りができるおすすめのクリニックをまとめました。
クリニックによってレーザーの費用や、通いやすさなどが異なるので、それぞれを比べてご自身に合ったクリニックを選んでくださいね。
聖心美容クリニック【PICOレーザーやYAGレーザーを提供】
聖心美容クリニックのレーザーによるクマ取り治療プラン | |
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PICOレーザー QスイッチYAGレーザー | 5,500円~ |
PICOトーニング | 38,500円 |
- 開院30年の人気クリニック
- 5,500円からレーザー治療ができる
- 美白剤やアフターケアコスメなども提供
聖心美容クリニックは開院30年にもなる人気の美容クリニックです。
PICOレーザーやQスイッチYAGレーザーによる茶クマの治療が可能です。
料金は照射の範囲によって異なり、最安なら5,500円から施術を受けられますよ。
また、美白剤やアフターコスメなども提供しているので、場合によっては施術を受けるのではなく処方によって肌の改善をしてクマの治療も可能です。
さまざまな治療方法があるので、まずは気軽に無料カウンセリングを受けて相談してみてくださいね。
TAクリニック【レーザーの照射回数を選べる】
TAクリニックのレーザーによるクマ取り治療プラン | |
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レブライトSI | 1回:21,500円 3回:64,400円 6回:128,700円 |
ピコレーザートーニング | 1回:22,000円 3回:52,800円 5回:77,000円 |
シミ取りレーザー | 1mm×1mm:5,500円 |
- 回数を選べて予算の調整がしやすい
- 15年間で10万症例の人気クリニック
- 芸能人からの人気も高い
TAクリニックは芸能人も利用している人気の高い美容クリニックです。
ピコレーザートーニングやシミ取りレーザーなどによって、茶クマの治療が可能です。
レーザーは回数を選べるので、予算の調整がしやすくなっています。
気軽に試したいなら1回を選べば良いですし、本格的に治療をしたいなら複数回のプランを選びましょう。
症例件数が豊富なクリニックでもあるので、安心して施術を受けられますよ。
ガーデンクリニック【レーザーの種類が豊富】
ガーデンクリニックのレーザーによるクマ取り治療プラン | |
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YAGレーザー | 通常:33,000円 モニター:22,000円 |
ピコシミ取り(1mm) | 通常:3,300円 モニター:1,650円 |
ピコシミ取り取り放題(顔) | 通常:220,000円 モニター:165,000円 |
ピコレーザートーニング1回 | 通常:22,000円 モニター:11,000円 |
スマイルリフトアイ | 通常:88,000円 モニター:66,000円 |
- 幅広いレーザーを提供
- モニターでの割引が可能
- スマイルリフトアイで黒クマの治療も可能
ガーデンクリニックは幅広いレーザーを提供しており、茶クマの治療がしやすいです。
モニターでの割引もあるので、費用を抑えやすいという側面もあります。
また、ガーデンクリニックは黒クマをレーザーで治療できる数少ないクリニックの一つでもあります。
レーザーの照射によってたるみを引き締めて黒クマを改善するという形です。
黒クマをレーザーで治療したいならガーデンクリニックを選びましょう。
レーザーによるクマ取りに関するよくある質問
最後にレーザーによるクマ取りに関するよくある質問に答えていきます。
以下のような疑問に思うことがあればぜひチェックしてくださいね。
クマ取りレーザー治療なら皮膚科でも治る?
一部の皮膚科は、レーザーがありクマ取りをしているケースはあります。
ただし、皮膚科だからといっても、施術している内容は基本的に美容クリニックと変わりありません。
「美容クリニックは苦手」「近くの皮膚科をよく利用している」など特別な理由がない限りは、わざわざ皮膚科にいく必要性は薄いでしょう。
クマ取りのレーザー治療は保険適用できる?
クマをレーザーで治療しても保険適用は基本的にできません。
たとえ保険診療をしている皮膚科でも、クマ取りに関しては保険適用はされないと考えましょう。
クマ取りのレーザー治療のダウンタイムはどれくらい?
レーザーのダウンタイムはおおよそ2週間から1カ月ほどです。
しかし、切開法のクマ取りとは違って、目が腫れるというダウンタイムではなく、照射部位がかさぶたのようになるだけで、痛みは少ないです。
そのため、ダウンタイムがあるのではなく、目元をやけどしたような感じが2週間から1カ月続くというイメージに近いです。
クマ取りのレーザー治療の料金相場は?
レーザーでのクマ取りの総費用の相場はおおよそ50,000円~100,000円ほどです。
クマの範囲が狭ければ安くなりますし、範囲が広いなら高くなると考えましょう。
クマ取りのレーザー治療は茶クマしか治らない?
レーザーによるクマ取りができるクマの種類は、ほとんどが茶クマです。
シミを取るレーザーによって、茶クマの原因であるメラニンを破壊するというのが一般的です。
青クマもレーザーによって血行促進することで治療可能ですが、対応しているクリニックは多くありません。
また、黒クマもレーザーによる引き締めで治療可能ですが、同様に対応しているクリニックは少ないです。
まとめ
- レーザーで治療できるクマはほとんどが茶クマ
- 傷痕がなくダウンタイムが少ないのがメリット
- レーザーに対応していないクリニックは多い
- 対応しているクリニックを探すことが肝心
茶クマに悩んでいるならレーザーでの治療を検討してみましょう。
傷痕がなく、ダウンタイムも少ないですし、メスを入れないので恐怖心が少ないというのも魅力の一つですね。
ただし、レーザーによるクマ取りができるクリニックは多くはありません。
本記事で紹介したクリニックや、近くにある皮膚科などからご自身に合ったところを見つけましょう。
自分に合ったクリニックで理想の目元を手に入れてくださいね。
- 消費者庁「美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口について」
- 厚生労働省「美容医療サービスチェックシート」
- 日本皮膚科学会「美容医療診療指針」
- 日本美容外科学会「名医を探そう」
- 日本レーザー医学会「個人資格一覧」
- PubMed「Decoding infraorbital dark circles with lasers and fillers」
- PubMed「A 1064-nm Neodymium-doped Yttrium Aluminum Garnet Picosecond Laser for the Treatment of Hyperpigmented Scars」