レーザー治療は、シミを効果的に改善するための人気のある方法です。レーザーを皮膚に照射してシミの原因物質であるメラニンを分解します。
でも仕組みはわかっていても、施術後の回復の過程や皮膚の変化など、治療後の具体的な経過は気になりますよね。
本記事ではシミ取りレーザー治療後の経過を、実際の変化がわかる画像付きで解説します。
アフターケアの方法や施術後に起こる肌トラブルの対処法も合わせて紹介するので、シミ取りを考えている方はぜひ参考にしてください。
- シミ取りレーザー治療の施術後の経過
- シミ取りレーザー施術後のアフターケア方法
- シミ取りレーザー後に起こる肌トラブルと対処法
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小野優子
スキンケアとアンチエイジングに注力するアラフォーライター。自身がシワ・シミ・たるみに悩み始めたことをきっかけに、美容医療に目覚める。「何歳になっても美しく」をモットーに活動中。
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シミ取りレーザー治療のおさらい
最初にレーザーによるシミ取り治療のおさらいをします。
シミ取りレーザー治療の特徴や使用するレーザーの種類ごとの違いをまとめたので、確認していきましょう。
シミ取りレーザーはどんな治療?
シミの原因物質は、皮膚下で生成されるメラニンです。
シミのレーザー治療は、メラニンを分解する波長のレーザーを皮膚に照射する施術です。
皮膚にレーザーを当てるだけの治療のため侵襲性が低く、10分から30分程度の短時間で施術が終了します。
ゴムで皮膚をはじいたような痛みを伴うこともありますが、強い痛みを感じることはありません。
ダウンタイム時の主な症状は腫れや赤みですが、これが持続するのは数日程度です。
照射部位にはかさぶたができますが、これも2週間後までにはがれて新しい皮膚に変わり、その後は数ヶ月をかけて周囲の皮膚となじんで行きます。
ダウンタイムの期間が短く、効果が短期間でしっかりと実感できるため、レーザー治療によるシミ取りは人気を集めています。
レーザーの種類によって効果や経過が異なる
レーザーの種類 | Qスイッチレーザー | ピコレーザー | レーザートーニング |
---|---|---|---|
治療方法 | 高出力のレーザーパルスを照射しメラニン色素を分解 | 短いレーザーパルス(1ピコ秒以下)でメラニン色素を分解 | 低出力レーザーを均一に照射しメラニン色素を分解 |
効果 | シミ・そばかす・色素沈着の改善 | シミ・そばかす・色素沈着の改善 | 肝斑・薄いシミ・そばかすの改善 |
施術回数 | 1回 | 1回 | 複数回必要 |
施術時の痛み | 輪ゴムで弾かれたような痛み | 輪ゴムで軽く弾かれたような痛み | 軽い刺激やヒリヒリ感 |
ダウンタイム | 1週間程度 | 数日程度 | ほとんどない |
シミ取りのレーザー治療は、使用するレーザーの種類によって効果や、施術後の経過が異なります。
多くのクリニックで使用されている種類は、Qスイッチレーザー・ピコレーザー・レーザートーニングの3種です。
クリニックによって採用しているレーザーが異なるので、自分の症状や希望に合ったレーザー治療が行えるクリニックを選ぶことが重要です。
Qスイッチレーザー
シミのメラニン色素に反応する波長のレーザーを高出力でシミの部分の皮膚に照射し、メラニンを分解する方式です。
濃いシミにも有効で、1回の施術でしっかり効果が出るのが特徴です。
レーザーの出力が高いので、照射時に輪ゴムで弾かれたような痛みを伴うことがあります。
シミ取りレーザー治療の中ではダウンタイムが比較的長く、1週間程度が必要です。
参考文献:
・代表的なQスイッチヤグレーザーのひとつであるFotonaPQの添付文書に機器仕様の詳細が記載されています。
ピコレーザー
レーザーを1ピコ秒以下の短いパルスで照射することで、皮膚への負担を軽減した方式です。
Qスイッチレーザーと同様に、濃いシミに有効で、1回の施術で効果が感じられます。
短いパルスで照射するので、Qスイッチレーザーと比較して痛みが少ない施術です。
皮膚への負担が少ないのでダウンタイムが短いのも、ピコレーザーのメリットです。
参考文献:
・代表的なピコレーザーのひとつであるPQXピコレーザーの添付文書に機器仕様の詳細が記載されています。
・大阪大学による研究報告「ピコ秒レーザーによるシミ・アザ治療の有効性向上へ!」には、ピコレーザーによるシミ・アザ治療の効果について記載されています。
レーザートーニング
レーザートーニングは、低出力のレーザーを皮膚の広い範囲に均一に照射する施術です。Qスイッチレーザーやピコレーザーの出力を低く抑え、広い範囲に照射します。
薄いシミや肝斑に効果的な施術ですが、1回では効果が出にくく、一定の期間を空けながら5回・10回と施術を繰り返す必要があります。
レーザーのパワーが低いため、痛みはなく、ひりひりする程度です。ダウンタイムもほとんどありません。
シミ取りレーザーの種類ごとの経過を解説
シミ取りレーザー治療の施術後の経過は、使用するレーザーの種類によって異なります。
ここでは、レーザーの種類別にシミ取りレーザー治療の経過を写真で見てみましょう。
【Qスイッチレーザー】高出力レーザー使用でダウンタイムが長め
【施術直後~3日目】患部に赤みや腫れが見られる
レーザーの照射直後は、照射箇所が白く浮き上がります。
照射箇所には刺激を与えないよう、保護用のテープを貼ってカバーします。
しばらく経過すると炎症反応により赤みが増し、腫れや痛みが出てくるのが通常です。
【1週間後】患部にかさぶたができる
1週間後までに患部にかさぶたができます。かさぶたの下では新しい皮膚の形成が始まっています。
照射箇所を刺激したり、かさぶたを無理にはがしたりすることは避けましょう。
【2週間後】かさぶたがとれて新しい皮膚が露出する
照射箇所にできたかさぶたは、2週間後までに自然にはがれていきます。
かさぶたの後には、赤みのある新しい皮膚ができていますが、この赤みは時間の経過とともに薄くなっていきます。
【1ヶ月後】このころから炎症性色素沈着の発生も
施術後1ヶ月を過ぎれば、照射箇所の赤みは徐々に解消されていきます。
このころから炎症後色素沈着により新たに赤みが出てくる場合がありますが、3ヶ月から半年で周りの皮膚になじんできます。
皮膚の炎症が治癒した後に発生する色素沈着です。炎症によって皮膚のメラノサイトが刺激され、メラニンが過剰に生成されることによって起こります。
【ピコレーザー】皮膚に低負担でダウンタイム短め
【施術直後】患部に赤みや腫れが見られる
レーザーの照射後しばらくすると、照射部位に赤みが増し、腫れが出てきます。
しかし強い症状ではなく、翌日には落ち着いてくるのが一般的です。
【1週間~2週間後】患部に薄いかさぶたができる
患部に薄いかさぶたができます。
かさぶたの状態は比較的短期間で日がたつとともにぼろぼろとはがれていき、2週間経過した頃には、ほぼ取れた状態になります。
【1ヶ月後】このころから炎症性色素沈着の発生も
施術後1ヶ月を過ぎたころから、炎症後色素沈着により新たに赤みが出てくる場合があります。
しかし、3ヶ月後までにこの赤みも消えていくのが一般的です。
【レーザートーニング】ダウンタイムはほとんどないが複数回の施術が必要
レーザートーニングは、低い出力のレーザーを使用します。
そのためダウンタイムがほとんど見られることがなく、施術後も通常どおりに生活できます。
しかし、1回の施術で効果を感じることは少なく、5回・10回と施術を重ねることで徐々に効果が出てきます。
施術の頻度は1~2週間おきがおすすめです。
シミ取りレーザーの経過観察中のアフターケア方法を紹介
レーザー治療によるシミ取りは、侵襲性が低いため施術後に強い症状が出ないのが特徴です。
それでも、術後のトラブルを防いで順調に回復するには、術後のケアがある程度必要になります。
ここでは、シミ取りのレーザー治療後に必要となるアフターケアを紹介します。
患部をできるだけ触らない
シミ取りレーザー後のケアの基本は、照射部位をこすったり刺激したりしないことです。
レーザー治療直後の肌は軽いやけど状態になっているため、デリケートです。刺激により新たに炎症が起こり、シミが発生する場合もあります。
また、手や指に付いている細菌や汚れが患部に触れると、感染のリスクが高まります。
患部を触ることはなるべく避けましょう。洗顔時等にタオルでゴシゴシこするのも控えるべきです。
かさぶたは無理にはがさない
シミ取りのレーザー治療後1週間までに、照射部位にかさぶたができます。
かさぶたは、患部を保護し、新しい皮膚が形成されるのを助ける働きがあるので、できるだけかさぶたをはがさないようにします。
また早期にかさぶたが取れてしまった後の皮膚は、非常に敏感で、紫外線や刺激に対して弱い状態です。
かさぶたは一般的には術後2週間後までに自然にはがれるので、それを待ちましょう。
テープをなるべくはがさない
クリニックでは、シミ取りのレーザー治療後に照射部位にテープを貼ります。
このテープは患部をカバーし、治りを早くすることが目的です。患部にできたかさぶたを保護し、はがれにくくする役割もあります。
患部のかさぶたが取れるまでは可能な限りはがさないようにしましょう。
洗顔やクレンジングなどのスキンケア時は、テープが剥がれないように気を付けます。化粧もテープを張ったままでOKです。
紫外線対策を徹底する
紫外線は、皮膚にメラニンを生成させ、新たなシミの発生の原因になります。
レーザー治療後の患部は、特にデリケートです。紫外線に対して敏感で、少しの紫外線でもダメージを受けやすい状態になっています。
いつもより入念な紫外線対策で、患部を保護することが重要です。
外出時はしっかり日焼け止めを塗り、帽子や日傘で患部をカバーしておきましょう。
刺激の強いスキンケアは避ける
シミ取りレーザー治療後は、皮膚は非常に敏感な状態になっています。
刺激の強いスキンケアを使用すると、治療後の皮膚に炎症を引き起こし、赤みや腫れが悪化することがあります。
さらには、新たなシミや色素沈着を引き起こす可能性もあるので、皮膚への刺激がつよいスキンケアはやめておきましょう。
ピーリングや高濃度レチノールは、シミ取りレーザー治療後は避けるのが無難です。
また患部を強く摩擦する行為は避け、こすらずになじませる感じのケアがおすすめです。
シミ取りレーザー後の症状の疑問と対処法
シミ取りのレーザー治療後には、いくつかのトラブルが発生する可能性があります。
ここでは、典型的なトラブルとその対処法について解説します。
かさぶたが早期に剥がれたら?
レーザー治療後1週間程度経過すると、照射した部分にかさぶたができます。
これを無理にはがすことは避けるべきですが、早期にかさぶたがはがれてしまった場合でも、大きな問題はありません。
患部を清潔に保ち、保湿を心がけましょう。摩擦や刺激を避け、過度なメイクも控えます。
また、外出する場合に日焼け止めを使用するなどの紫外線対策は重要です。
炎症性色素沈着が発生したら?
レーザー照射後にかさぶたが取れた後、炎症性色素沈着が起きて患部に赤みが出てくる場合があります。
炎症性色素沈着は、一般的には3ヶ月から半年程度で自然に消えていくため、刺激を避けて紫外線対策をしっかり行えば問題はありません。
しかし、早期に対策したい場合は、ハイドロキノンやトレチノインを含むクリームなどを使用してみましょう。
ハイドロキノンはメラニンの生成を抑制する機能があります。トレイチノンは、メラニン色素を排泄します。
半年以上経過しても炎症性色素沈着が改善しない場合は、クリニックに相談するのがおすすめです。
白斑ができたら?
レーザー照射によってメラニン色素を作り出すメラノサイトがダメージを受け、機能しなくなることがあります。
その結果、皮膚の一部が周囲より白く抜けて見えることになります。これが白斑です。
メラノサイトダメージが一時的な場合、白斑は発生後しばらくすると回復します。
しかし、メラノサイトが永久に機能しなくなっている場合は、白斑も恒久的に残ることもあります。その場合は、メラニン生成を促進する治療などが必要です。
もし白斑がでたら、すぐにクリニックに相談するのがおすすめですよ。
シミ取りのレーザー治療後の経過まとめ
- シミ取りレーザー治療は侵襲性が低く、ダウンタイムが短い
- 治療後の経過は使用するレーザーの種類によって異なる
- レーザー照射後は、患部を刺激せず十分な紫外線対策を心がける
- 照射後には炎症性色素沈着や白斑が発生する場合がある
この記事では、シミ取りレーザー治療後の経過を写真付きで詳しく解説しました。
アフターケアの方法や施術後に起こる肌トラブルの対処法も合わせて紹介しています。
レーザー治療によるシミ取りは、施術後の皮膚のターンアラウンドを待つため、効果がはっきりするまでに時間がかかる場合があります。
この記事を参考にして、焦らずに経過を見守ることが大切ですよ。