お腹の脂肪吸引の効果や値段を解説！ おすすめクリニックも紹介

「お腹の脂肪吸引は効果があるの？」
「ダウンタイムが長いのでは？」
「お腹の脂肪吸引でおすすめのクリニックはどこ？」

こんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事ではお腹の脂肪吸引の効果や特徴、ダウンタイムの詳細について解説しました。

さらに、おすすめのクリニックについても紹介しています。

お腹の脂肪吸引は、腹部の皮下脂肪を吸引・除去し、理想的なボディラインに近付ける施術です。

術後すぐに効果が実感でき、リバウンドのリスクも少ないため、注目を集めています。

この記事を最後まで読めば、お腹の脂肪吸引についてしっかり理解できますよ。

beauty-column編集部
荒木里緒
複数の美容クリニックのカウンセリングを巡り、二重整形・脂肪吸引・クマ取り・糸リフトなど数々の美容整形を受けている。SNSで美容整形に関する情報や口コミに目を通すことが日課。美容整形を受けて良かったことはもちろん、後悔や辛かったダウンタイムも踏まえ、自身の実体験が悩みを抱える方の役に立つことを目標に執筆を行う。

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お腹の脂肪吸引とは？施術の特徴を解説

最初にお腹の脂肪吸引がどういう施術かをおさらいします。

お腹の脂肪吸引の特徴を5つあげたので、ひとつひとつチェックしていきましょう。

参考文献：酒井直彦「脂肪吸引による痩身」

細いカニューレ（管）で腹部の脂肪細胞を吸引・除去

お腹の脂肪吸引は、上腹部・下腹部、脇腹や腰についた皮下脂肪を除去する施術です。

カニューレと呼ばれる直径3~5mm程度の細長い管状の器具を挿入し、皮下脂肪を吸引・除去します。

カニューレの挿入口を作るため、数ミリ程度の大きさで皮膚を切開します。

振動式脂肪吸引（PAL：Power Assisted Liposuction）は、カニューレ自体を微細に振動させて脂肪を取り除きます。

手動よりもより均一にきれいに脂肪を吸収することが可能です。

また、ベイザー波という特殊な超音波で脂肪細胞を分解する技術を組み合わせた超音波脂肪吸引も使われるようになりました。

使用している方法はクリニックごとに異なるので、クリニック選びのときには確認することが必要ですよ。

参考文献：
・Dermatologic Surgery掲載の「The Benefits of Powered Liposuction Versus Traditional Liposuction: A Paired Comparison Analysis 2001」には、従来法による脂肪吸引と振動式脂肪吸引の詳細な比較が記載されています。
・Plastic and Reconstructive Surgery掲載の「A multicenter, prospective, randomized, single-blind, controlled clinical trial comparing VASER-assisted Lipoplasty and suction-assisted Lipoplasty」には、従来法による脂肪吸引と超音波脂肪吸引との術後経過の比較が論じられています。

ダイエットと比較してリバウンドしにくい

脂肪吸引の大きなメリットは、ダイエットと比較してリバウンドするリスクが少ないことです。

ダイエットによる痩身の場合、脂肪細胞が小さくなることで、体重が減少します。

しかし脂肪細胞の数は減らないので、ダイエット後に食生活がもとに戻り脂肪細胞が大きくなれば、すぐにリバウンドしてしまいます。

これに対して脂肪吸引は、脂肪細胞自体を取り除きます。

脂肪細胞は再生しないため、脂肪細胞が大きくなることによるリバウンドのリスクが抑えられます。

また、即効性があるのも脂肪吸引の大きな長所です。施術直後の腫れやむくみが引けば、施術の効果をしっかり実感できます。

日常生活に支障があるダウンタイムは短い

お腹の脂肪吸引は、カニューレを体内に挿入して脂肪を吸引します。挿入口の切開も行うため、ある程度の侵襲性のある施術です。

そのためダウンタイムがゼロではありませんが、切開を伴う他の施術と比較するとダウンタイムは短めです。

腫れや内出血などのダウンタイム時に発生する症状は完全に回復するまでに数週間かかります。

しかし、日常生活に影響するほどの症状は、施術後数日でおさまりますよ。

希望のボディラインに向けたデザインが可能

引用：ガーデンクリニック公式ページ

お腹の脂肪吸引の特徴に、ボディラインのデザインがしやすいことがあります。

脂肪吸引では、どの部分の脂肪を重点的に除去し、どこの脂肪を残すかをコントロールすることで、施術後のボディラインを変えることが可能です。

そのため、施術の前には患者が希望するボディラインに向けたデザインが行われます。

吸引する部位にマーキングを行い、どこをどの程度吸引するかをイメージします。

ここで、施術する担当医にしっかりと要望を伝えてデザインに反映してもらうことが、重要ですよ。

医師の手技の良し悪しが仕上がりに影響する

お腹の脂肪吸引は、施術する医師の技術レベルが仕上がりに大きく影響する傾向があります。

除去する脂肪と残す部分のコントロールによってボディラインが大きく変わるため、仕上がりをしっかり想定した上での手技が求められます。

また、カニューレの挿入のために切開した部分は小さいので、吸引する部分が直接見えない状態で施術を行う点でも、高い技術が必要になります。

お腹の脂肪吸引を行う時には、実績のある担当医師が在籍するクリニックを選びましょう。

お腹の脂肪吸引のダウンタイム症状と期間

ここまで、お腹の脂肪吸引の特徴について紹介してきました。メリットが多い魅力的な施術ですよね。

しかし脂肪吸引は、体内にカニューレを挿入し余分な脂肪を取り出す侵襲性のある施術のため、ダウンタイムの発生が避けられません。

ここからは、お腹の脂肪吸引のダウンタイム時における症状と期間について解説します。

参考文献：国民生活センター「脂肪吸引手術、脂肪注入手術を受けるにあたって」

痛み【1週間後まで】

施術後1週間程度は、施術部位に痛みを感じる場合があります。

筋肉痛のような感じで、強い痛みではありません。施術したクリニックから処方される痛み止めなどで、十分緩和できる程度の痛みです。

術後2～3日間が痛みのピークで、それを過ぎると徐々におさまってきます。

1週間が経過すれば気にならなくなりますが、その後も軽い不快感や鈍痛を感じることがあります。

内出血【2週間後まで】

引用：THE CLINIC公式ページ

脂肪吸引では、脂肪組織を吸引する際に細い血管を損傷することがあり、施術後に内出血が発生します。

内出血のピークは、施術後2～3日です。その後2週間ほどで落ち着いてきます。

施術直後は、赤黒く色が濃い内出血が目立ちますが、その後黄色へと変わり、徐々に消えていきます。

腫れ・むくみ【ピークは1週間後】

脂肪吸引では、カニューレによる脂肪吸引時に、組織に微細な損傷が発生します。

施術後にこの損傷が炎症を起こし、腫れやむくみの原因になります。

施術後1週間が、腫れやむくみはピークです。その後徐々に引いて行きます。

完全に腫れやむくみが引くまでの期間は個人差がありますが、長い場合は数ヶ月かかることもあります。

皮膚の硬さ・ボコボコ（拘縮）【術後1～3ヶ月】

脂肪吸引後に発生する特徴的な症状が拘縮です。

皮膚の一部が急激に収縮したり、引っ張られたりすることで、術後1～2週間ごろから皮膚が硬く感じられるようになります。

また、ボコボコとした硬い部分が現れる場合もあります。

拘縮は時間の経過とともにおさまり、皮膚の硬さは緩和されます。術後3ヶ月経過すれば、皮膚の硬さはほとんど見られません。

傷跡【1ヶ月後まで】

引用：オザキクリニック公式ページ

脂肪吸引では、吸引用の管であるカニューレを挿入するために、数ミリ程度の切開が必要です。

多くのクリニックでは、なるべく目立たない位置に小さく切開するよう配慮していますが、それでも施術直後は傷として残ります。

しかし、この傷は時間の経過と共に自然に目立たなくなっていき、施術後1ヶ月も経過すると若干の赤みが残る程度になります。

しびれ・感覚の鈍さ【術後3～6ヶ月】

脂肪吸引時に皮膚や神経に軽いダメージが残ることがあります。これがしびれや、感覚が鈍った感じとして現れます。

しびれや感覚の鈍さに対して、特別なケアは必要ありません。

多くの場合、術後3ヵ月～半年かけて徐々に改善していきます。

お腹の脂肪吸引の料金相場【1部位あたり22万円から50万円】

引用：聖心美容クリニック公式ページ

お腹は脂肪吸引する範囲が大きいため、多くのクリニックでは、お腹の上部・下部、側面、腰の4つの部位に分けて料金を設定しています。

脂肪吸引は健康保険のきかない自由診療のため、料金の設定はクリニックごとに大きく異なります。

安価なクリニックでは1部位の脂肪吸引の値段は22万円からです。これに対して高額なクリニックでは50万円程度が必要です。

複数の部位を一度に施術すればそれだけ料金もかさむので、比較的高額になる施術ですね。

お腹の広い範囲を一度に施術したい方に向けて、腹部の複数パーツの脂肪吸引をセット料金にしているクリニックもあります。

こちらは80万円～130万円程度の価格が相場で、部位ごとの料金を加算した場合よりお得に施術できる設定になっています。

お腹の脂肪吸引でおすすめの美容外科クリニック3選

ここまでお腹の脂肪吸引の特徴と料金相場について解説しました。どういう施術かがだいぶイメージできてきましたよね。

ここからは、お腹の脂肪吸引でおすすめのクリニックを具体的に紹介していきましょう。

聖心美容クリニック【うまく脂肪を残して理想のボディラインに】

聖心美容クリニックのおすすめポイント

患者の体型や皮下脂肪のつき具合に合わせて、上手く脂肪を残しながらデザインすることで、メリハリのあるボディラインを実現します。

また、ベイザーリポ2.2やエルコーニアレーザーなどの最新機器を積極的に導入しているのも、聖心美容クリニックの特徴です。

これらの機器を使って、身体への負担を最小限に抑えながら効率的に脂肪を除去します。

アフターケアが万全な点も、聖心美容クリニックのメリットです。

施術後は、24時間体制の電話サポートがあるのでいつでも連絡できます。

また万が一の場合に備えて、無料再手術などの保証制度が付いているので、安心ですよ。

聖心美容クリニックの脂肪吸引の料金

腹部のパーツは、上腹・下腹・側腹・腰と4つのパーツに分かれており、どの範囲まで吸引するかで、トータル価格が決まります。

広い範囲を施術する時にはセット価格がおすすめです。

例えば上腹・下腹・側腹・腰すべてを含むセットは858,000円で、お得な価格設定になっています。

脂肪吸引の治療実績【クリックして開いてください】

【施術名・料金】
ベイザーリポ2.2脂肪吸引　780,000円
手技料　80,000円
血液検査代　5,000円
合計　951,500円（税込）
【施術内容】
吸引部に麻酔用Tumescent溶液注入。その際吸引カニューレ挿入用に小切開を加える。吸引装置で吸引。余剰な浸出液をドレナージ後、小切開部位縫合。圧迫固定。
【リスクや副作用】
術後の浮腫、リンパ管炎、皮下出血、血腫。凹凸、皮下結節。切開部位の瘢痕、色素沈着、肥厚性瘢痕。網目状毛細血管拡張、リンパ浮腫。知覚障害。熱傷、皮膚壊死、潰瘍、肥厚性瘢痕、色素沈着。

引用：聖心美容クリニック

湘南美容クリニック【脂肪吸引の症例数13万5千件以上の豊富な実績】

湘南美容クリニックのおすすめポイント

脂肪吸引の症例数が多く、2024年6月末の時点で13万5千件以上の実績があります。

それだけに経験の豊富な医師が多く在籍しており、医師の手技の良し悪しの差が仕上がりに影響するお腹の脂肪吸引には有利なクリニックです。

お腹の脂肪吸引では、ベイザー派により脂肪が根こそぎとれるVASER脂肪吸引と、高周波振動を使ってダウンタイム症状を抑えるアーキセル脂肪吸引を選べます。

料金を払えば、豊富な症例数に裏付けされた高い技術力を持つ厳選医師による執刀を指定可能なので、失敗したくない人には安心できるクリニックです。

湘南美容クリニックの脂肪吸引の料金

VASER脂肪吸引の場合、上腹部・下腹部のいずれかのみを施術すると24万円の料金ですが、上下腹部を同時に施術した場合は42万円になります。

アーキセル脂肪吸引の場合はさらに1.5倍の価格です。

ウエストや腰の部分までを含めた広範囲を施術する場合は高額になりますが、その場合は「お腹すっきりセット」を選択しましょう。

また、モニター価格も設定されているため、より費用を抑えたい場合はこちらを検討するのがおすすめです。

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施術名：脂肪吸引
施術の説明：超音波や高周波の熱を用いて皮下脂肪を柔らかくし、カニューレと呼ばれる2～4ミリ程度の細い管を用いて、脂肪細胞を直接吸引する施術です。
施術の副作用（リスク）：だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・吸引部の皮膚が硬くなる、凹凸になる・効果に満足できない・施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ・皮膚の色素沈着などを生じることがあります。
施術の価格：47,430円～1,549,160円
引用：湘南美容クリニック

東京美容外科【熟練の医師がボディラインを丁寧にデザイン】

東京美容外科のおすすめポイント

様々な施術を実施できるクリニックですが脂肪吸引には力を入れており、特に銀座院は脂肪吸引のスペシャリストによる脂肪吸引専門院です。

お腹の脂肪吸引に関しては、通常の脂肪吸引の他に、最先端の機器を使用したベイザー脂肪吸引やライポマティック脂肪吸引が可能です。

これらの機器を使用することで、内出血や痛みなどのダウンタイム時の症状を抑えながら、よりきれいに脂肪を除去します。

体の構造を深く理解した経験豊富な医師が患者の要望に合わせて丁寧にデザインして施術するので、理想に近いボディラインを実現できますよ。

東京美容外科の脂肪吸引の料金

また、ベイザー脂肪吸引やライポマックス脂肪吸引を選択した場合、1部位あたり5万5千円が追加で必要になります。

腹部の部位は上腹部・下腹部・ウエスト・腰部などに分かれおり、お腹の狭い範囲をピンポイントで施術する場合は、比較的安価な施術です。

しかし、腹部の広範囲を脂肪吸引する場合には、100万円を超える料金になる場合もありますよ。

脂肪吸引の治療実績【クリックして開いてください】

施術名：ベイザー脂肪吸引
施術内容：脂肪細胞にのみ反応する「ベイザー波」という超音波を使用し、脂肪細胞を溶かして刃のないカニューレ（吸引用の管）で吸引する施術です。
金額：腹　1部位あたり220,000円(税込)
　　　　　太もも1部位あたり220,000円(税込)
リスク・副作用：吸引部位は手術後、一時的に硬くなったり、凸凹が目立つことがありますが、徐々に柔らかくなじんでいきます。最終的に落ち着くのは約6ヶ月です。

引用：東京美容外科

お腹の脂肪吸引に関してよくある質問

ここまで、お腹の脂肪吸引のおすすめクリニックを紹介しました。どれも実績の十分のクリニックなので、安心して任せられますね。

最後に、お腹の脂肪吸引に関してよく出る質問にまとめて答えていきましょう。

引用：モッズクリニック公式ページ

腹部の脂肪吸引直後は、ガードルや専用の圧迫着による圧迫固定が必要です。

腫れやむくみ・内出血の軽減や、皮膚の引締めと形状維持のために行われるものです。

圧迫固定の期間は1ヵ月から6週間程度が目安です。

最初の2～3週間は一日のほとんどの時間を圧迫固定することが必要ですが、その後は徐々に時間を減らすことができます。

お腹の脂肪吸引のまとめ

この記事ではお腹の脂肪吸引の効果や特徴、ダウンタイムの詳細について解説しました。料金相場やおすすめのクリニックについても紹介しています。

お腹の脂肪吸引は、理想的なボディラインに近付くことができる施術で、ダウンタイムが短く、リバウンドのリスクも少ないのが特徴です。

ただし、腹部の広範囲を施術した場合には100万円を超える料金がかかるため、決して安価な施術ではありません。

失敗しないためには慎重なクリニック選びが重要です。この記事の内容を参考に、自分に適したクリニックを見つけて、理想の体型を手に入れましょう。