ボトックスとは、ボツリヌストキシンというボツリヌス菌がだす毒素(たんぱく質の一種)のことです。ボツリヌストキシンには筋肉を動かすための神経伝達物質アセチルコリンの放出を弱めることで、こわばった筋肉を緩める効果があります。これを「エラ」の部分に注射することで「咬筋」という筋肉のこわばりを緩めて小顔になります。筋肉を緩める効果があるので、歯ぎしりや食いしばり、顎関節症を改善する効果もあります。
ボトックス注射の効果
ボツリヌストキシンをエラ部分に注射すると、1ヶ月ほどでエラが目立たなくなりフェイスラインがすっきりします。エラへのボトックス注入は、2~3回程度繰り返すとより効果が高くなります。
エラではなくシワが気になる箇所に注射すると、小じわの改善や小顔効果をもたらします。また、アセチルコリンの働きを弱めるとエクリン汗腺からの発汗が抑制されるので多汗症治療にも用いられています。その他には、肩こりの解消や、脳梗塞後の手足のつっぱりの緩和や斜視の改善など医療目的にも使用されています。
悩みの原因と解決方法
お顔がすっきり見えない理由には、もちろん骨格もありますが、筋肉(咬筋)の発達もあります。この部分にボトックス注射を行い発達しこわばった筋肉を緩めてあげることですっきりしたフェイスラインになります。