年齢を重ねる度に多くの男性が気にしているM字ハゲ。
少しおでこが広くなってきたかも……。もしかしたらそれはM字ハゲ進行のサインかもしれません。
しかしM字ハゲはご自身で改善することもできます。本記事ではM字ハゲの原因と対策方法を解説します。
M字ハゲの特徴
以前にも増しておでこが広くなり、額の剃りこみ部分から段々と薄毛が進行してM字の形をする「M字」ハゲ。
おでこの真ん中に髪の毛は残っているものの、両サイドの毛が後退していれば、それはM字ハゲかもしれません。
明確な定義はありませんが、以前の写真などと見比べてM字型の薄毛になっていれば、M字ハゲが疑われます。
また、M字ハゲが進行すると、生え際が薄くなりU字型の薄毛になる可能性もあります。M字ハゲかもしれないと思った時点で早めにクリニックの受診をおすすめします。
M字ハゲの原因
M字ハゲの原因は大きく分けて2つ考えられます。それぞれについて詳しくみていきましょう。
AGAによるもの
M字ハゲの原因と言われている大半は、ほとんどがAGAによるものと考えられています。
そもそもAGAは、男性ホルモンの影響といわれており、人体に存在する還元酵素「5αリダクターゼ」が、「テストステロン」という男性ホルモンと結合し「DHT(ジヒドロテストステロン)」という別の男性ホルモンを生成します。
その後、毛根細胞にある「男性ホルモンレセプター」が「DHT(ジヒドロテストステロン)」を捉え、脱毛因子「TGF-β」が増加するのです。脱毛因子が増えると薄毛のシグナルを発信するため、生え際が薄くなりM字ハゲになってしまいます。
M字ハゲのように薄毛は年齢が高くなればなるほど、症状が見られやすいですが20代でも十分にM字ハゲになる可能性はあります。
日本皮膚学会によると、20代では約10パーセント、50代以降の人では約40パーセントの人がAGAを発症し、M字ハゲやつむじハゲに悩まされているのです。
M字ハゲがAGAが原因となる場合、成人男性に見られるのが一般的なため、20代と若いうちからでも症状が出る人もいるのです。
牽引性脱毛症
AGA以外にも牽引性脱毛症もM字ハゲの原因と考えられています。牽引性脱毛症とは髪の毛を長時間ひっぱることで、頭皮に強いダメージがかかり髪の毛が細くなってしまうのです。
また、抜け毛が多くなってしまうといった脱毛症状も見られ、M字ハゲに繋がるといわれています。
髪の毛が長い男性の場合、ヘアゴムやカチューシャなどのヘアアイテムは、頭皮に刺激を与えながら前髪を固定することもあるため、牽引性脱毛症になりやすいといわれているのです。
しかし牽引性脱毛症の場合は、ヘアスタイルを変えたりヘアゴムやカチューシャなどを使わなければ改善されるといわれています。
M字ハゲに効果的な対策法
AGAが原因とされるM字ハゲの場合、即効性はありませんが改善する可能性は十分にあります。そこでM字ハゲに効果的な対策方法をまとめました。
生活習慣を見直す
M字ハゲと日々のライフスタイルは密接な関係があるため、薄毛に悩まされている方はすぐに見直しをする必要があります。
例えば偏食気味で栄養バランスが乱れている人は、髪の毛に必要なタンパク質や亜鉛、ビタミンが足りていない可能性があります。
また、亜鉛には、M字ハゲの原因となる5αリダクターゼの発生を抑制する働きがあります。牡蠣、煮干し、カニ、うなぎ、豚レバーや赤身肉などに多く含まれているので、積極的に摂取しましょう。
過度な飲酒と喫煙は、血管を収縮させ身体全体の血液の流れが悪くなってしまうのです。頭皮にも十分な血液の量が循環せず、必要な栄養素が髪の毛へ供給されなくなってしまいます。
また、適度な運動もM字ハゲの対策に効果的です。運動をすることで血液の流れが良くなり、血行不良が改善されるため、できることなら習慣化して運動を行いましょう。
M字ハゲを改善するには、食生活を見直し程よく身体を休めながら、血液の流れをスムーズにさせることが必要です。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージもM字ハゲには効果的な対策の一つです。
髪の毛に必要な栄養素は、血液の流れに乗って頭皮に辿り着きます。しかし、頭皮が凝り固まっていると、皮膚が血管を収縮してしまい、十分な栄養が生き渡らなくなるのです。
そこで効果的とされているのが頭皮マッサージ。頭皮に圧をかけることで血管に刺激を加え、血液の流れを促進します。髪の毛の生え際から耳の周りなど、頭皮マッサージを適度に行ってみましょう。
クリニックで治療
M字ハゲに悩むほとんどの人の原因がAGAであるといわれています。AGA(正式名称:Androgenetic Alopecia)とは、男性型脱毛症を意味します。
一般的には成人男性に見られこめかみなど髪の毛の生え際が薄くなり、抜け毛が増えたなどの症状があります。抜け毛が進行するとM字ハゲ、もしくはU字ハゲになってしまうのです。
そこで効果的なのがクリニックでのAGA治療です。AGAクリニックでは内服薬を使ったり、直接薬剤を頭皮に注入するなどをし、現在の薄毛の進行を抑え、発毛への効果も期待できます。
効果を実感するのに3~6ヵ月はかかりますが、M字ハゲでおでこが広くなってしまったかもと不安に感じる方は、AGAクリニックでの治療がおすすめです。
M字ハゲに効果的な治療薬
ご自身で行うM字ハゲの改善にも限界があります。
そこでおすすめなのがAGAクリニックによる治療です。AGAクリニックでは治療薬を使ってM字ハゲを改善します。
プロペシア
プロペシアはアメリカのメルク社が開発をし、MSD株式会社が販売をしています。日本ではアメリカの食品医薬品局、FDAと厚生労働省の認可を受けているAGAの治療薬です。
主に、「5αリダクターゼⅡ型」の働きを抑制することで、髪の毛が生えるサイクルを正常に戻します。
ただし、発毛促進の効果はありません。患者様の要望で発毛促進効果の期待できるお薬との併用も可能です。
サガーロ
2015年に承認されたサガーロは、M字ハゲの原因となる5αリダクターゼのⅠ型、Ⅱ型どちらにも働きかけ、強い効果が見込める内服薬です。
「デュタステリド」という成分を持ち、DHTの生成を抑制します。
さらに、5αリダクターゼのⅠ型とⅡ型に働きかけるため、額と頭頂部の薄毛の進行を抑え、髪の毛が生えるサイクルを正常に戻す効果があります。
ミノキシジル
AGAの原因とされる血行不良に注目した治療薬「ミノキシジル」。ミノキシジルにより、収縮した血管を拡張させ、血行を促進します。
さらに髪の毛の成長因子を生成する効果も期待できる治療薬です。休眠中の毛を活性化させることで、新しい髪の毛を生やせます。
額への効果は薄い一方といわれていますが、外用薬として使用するクリニックも多いようです。
M字ハゲの原因と対策法についてのまとめ
M字ハゲを引き起こす原因のほとんどがAGAによるものです。
日々、規則正しい生活を送っていても遺伝に関わることでもあるので、対策しきれない場合もあります。
M字ハゲの悩みを深刻に抱えているなら、一度AGAクリニックを受診しましょう。無料カウンセリングも実施しているので、お気軽にご連絡ください。
M字ハゲの治療を検討されている方は、まずは美容クリニックのカウンセリングを予約し、相談してみましょう。
WITH BEAUTY CLINICでは各種カウンセリングはすべて無料ですので、安心してご相談いただけます。
お電話、予約フォームで受け付けております。知識豊富な専門のスタッフが親切に丁寧にお答えしますのでお気軽にご利用ください。