ヒゲの脱毛効果は何回で感じられるのか、自己処理が楽になるまでに必要な回数が知りたいなど、ヒゲ脱毛に興味のある方は多いでしょう。
ヒゲは何回脱毛すればどのくらい効果が現れるのかをあらかじめ知っていれば、効率よくヒゲ脱毛の計画が立てられます。
そこで本記事では、ヒゲ脱毛に必要な回数と期間の目安、効果を感じられなかったときの対処法について詳しく解説します。種類ごとに分けて脱毛回数を紹介するため、自身に合う回数を押さえて、ヒゲ脱毛のプランを立てる際にぜひ参考にしてください。
ヒゲ脱毛の効果
まず、ヒゲ脱毛にはどのような効果があるのか気になる方は多いでしょう。次の3つの効果について解説します。
- ヒゲが減る
- カミソリ負け・肌トラブルが減る
- 身支度の時間が短くなる
ヒゲが減る
ヒゲ脱毛の一番の効果はヒゲが減ることです。毎日の面倒なヒゲ剃りが楽になります。エステサロンで使用される光脱毛では、ヒゲを生えにくい状態にすることはできますが、永久に生えなくすることはできないと言われています。
一方、クリニックではレーザー脱毛や美容電気脱毛による永久脱毛ができます。そのように脱毛方法によって効果に違いが出てきますので、自身に合ったものを選ぶようにしましょう。
そして毛が減ることで毛穴が小さくなり、肌が引き締まる効果が期待できます。レーザーの熱に皮膚内の線維芽細胞が刺激されコラーゲンを産生し、肌にハリが出るようになるため以前よりも肌が整います。
カミソリ負け・肌トラブルが減る
毎日カミソリでヒゲ剃りをおこなえば、肌に大きな負担がかかります。ヒゲ剃りによるカミソリ負けや青ヒゲに悩まされる方も多いでしょう。
ヒゲ脱毛をおこなえば自己処理が不要になり、ヒゲの量が減るだけでなく、毛質も細くなるためカミソリ負けを起こしにくくなります。
また、ヒゲ剃りによるニキビや切り傷も減り、肌トラブルを防ぐことも可能になります。そのうえ、ヒゲが生えなくなれば清潔感もアップし、きれいな肌状態をキープできることからも、ヒゲ脱毛はメリットが大きいといえます。
身支度の時間が短くなる
ヒゲ脱毛は身支度の時間を短縮できる点でも効果が期待できます。一方、ヒゲが濃いとお手入れに時間がかかります。実際にヒゲ剃りにとられる時間はどのくらい生まれるのでしょうか。
- 20歳からヒゲ剃りを50年間10分かけた場合
- 10分×365日×50年間=3041時間
毎朝お手入れするだけでも、多くの時間をヒゲ剃りに費やしています。
しかし、医療脱毛なら10回ヒゲ脱毛をおこなった場合10時間となり、生涯3,000時間ほどの節約が可能になります。ヒゲ剃りの時間が削減されると身支度を素早く済ませられ、忙しい朝にヒゲ剃りをするストレスからも解放されるため、時間を有意義に使用できます。
ヒゲ脱毛1回での効果
ヒゲ脱毛をするならどのくらいで脱毛効果が出るのか気になるところです。1回目から効果を感じられるものなのか知りたい方も多いでしょう。
ここでは、ヒゲ脱毛の効果を実感するまでの回数について解説します。
1回では効果を感じづらい
ヒゲ脱毛は使用する脱毛機により効果の感じ方は変わりますが、どの脱毛機であれ1回では効果を感じづらいでしょう。
1回で効果を感じづらい理由は2つあります。
- 毛周期のサイクルがある
- 毛根が深くレーザーに反応しづらい
脱毛効果が得られるのは成長期の毛のみのため、退行期や休止期に脱毛しても思うような効果を得られません。脱毛は1回の照射で、反応する毛と反応しない毛があり、全体で約20%の毛にしか脱毛効果は感じられません。
とくにヒゲは皮膚が薄いため高出力の照射が難しく、肌トラブルを避けるためにも照射レベルを下げて治療することが多いです。そのため、ほかの部位と比べてもヒゲ脱毛はレーザーが反応しづらく、効果を実感できない可能性があるといえます。
効果を実感するには3〜10回必要
ヒゲ脱毛の効果を実感するためには3〜10回程度の回数が必要になります。効果の感じ方は個人差にもよりますが、どのくらいを目指すかにより異なります。
3〜10回のうちに見た目の変化や自己処理が楽になることを実感できますが、ツルツルの状態を目指すのであれば10回以上の照射が必要になることもあります。
ヒゲ脱毛の施術方法による目安回数
ヒゲ脱毛は施術方法により効果の感じ方は大きく変わります。施術方法には大きく次の3つに分けられます。
- 光脱毛
- レーザー脱毛
- ニードル脱毛
それぞれ何回脱毛すれば効果が出るのか詳しく説明します。
光脱毛
光脱毛はエステサロンでおこなわれる施術方法です。医療レーザーやニードル脱毛に比べて、痛みが少なく費用面でも手軽さが魅力です。しかし、医療脱毛とは異なるためヒゲ脱毛の効果が現れるまでに、施術回数が多くなりやすい傾向にあります。
光脱毛は一度で広範囲に光を当てて脱毛できるため、ヒゲ全体を脱毛したい方におすすめです。
薄くなる目安回数 5〜10回
光脱毛の毛が薄くなるまでの目安は5〜10回程度で効果を実感する方が多いです。
自己処理が楽になるのは薄い部分で5回、濃い部分で10回の照射が目安です。自己処理が不要になるのを目指すには薄い部分で10回、濃い部分で15回の施術が必要となります。
完了目安回数 15〜20回
完全にヒゲがなくなったと実感するまでは、15〜20回以上かかることもあります。濃い部分でも自己処理が楽になるまでの回数に15回程度の照射が必要です。
そのため、光脱毛は医療脱毛に比べて脱毛が完了するまでに、長い期間照射し続けなければいけないことも踏まえて、サロン脱毛にするのかを検討しましょう。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛はクリニックでおこなわれる施術方法です。永久脱毛ができる点で大きなメリットがあります。レーザー脱毛は医療行為にあたるため、医療機関でのみの施術しか対応していません。
薄くなる目安回数 3〜8回
医療レーザー脱毛は高い出力で照射するため、毛が薄くなるまでに3〜8回の照射で効果を実感できます。薄い部分でも自己処理が楽になるまでに、3回程度の回数で効果を実感できる場合もあります。
完了目安回数 8〜15回
医療レーザーで顔全体をツルツルにするまでの回数は、8〜15回程度です。濃い部分でも
自己処理が不要になるまでの回数が10回程度となるため、やはり医療脱毛は早い段階で脱毛効果を実感できるといえます。
ニードル脱毛
医療脱毛には、もう一つ永久脱毛ができるニードル脱毛という施術方法があります。毛穴に針を入れて発毛組織に直接ダメージを与える施術方法です。ニードル脱毛であれば白髪や産毛、日焼けなどの影響も受けにくい特徴があるため、キレイに脱毛ができます。
薄くなる目安回数 3〜8回
ニードル脱毛でヒゲ脱毛する場合も3〜8回程度の目安と、医療レーザーと変わらない回数で脱毛効果が実感できます。
完了目安回数 8〜15回
ヒゲ脱毛が完了する目安も8〜15回程度と、医療レーザーと変わらない結果です。ニードル脱毛は毛根にあわせて針を入れる細かい技術となります。
医療レーザーと異なる点は、処理できない毛を確実に脱毛する高度な技術が使用されていることです。そのため、脱毛範囲を細く指定したい方に向きます。
ヒゲ脱毛に通う間隔・頻度
ヒゲ脱毛は施術方法により目安回数が異なることは理解したけれど、実際にはじめるとなると、通う間隔と頻度についても事前に知っておきたいところです。
1〜2か月に1回
一般的にクリニックでのヒゲ脱毛の場合は、1〜2か月に1回程度が目安になります。しかし、クリニックやサロンによって通う間隔が異なるのは、使用する脱毛機器に要因があります。
照射の仕方や熱の加わり方、レーザーが届く深さが異なるため、必ずしもはじめに予定していた間隔で通えるとは言い切れないことも理解しておきましょう。
脱毛する適切な間隔を自身の判断では難しい場合、施術を受けた日にその場で状態を確認してもらい、次の施術タイミングでアドバイスを受けましょう。
毛周期にあわせて通う
ヒゲ脱毛は毛周期にあわせて通うことが重要です。
毛周期とは、毛が生え変わるサイクルのことを指します。毛周期には成長期、退行期、休止期の3つのサイクルがあり、なかでも施術タイミングに適切なのは成長期です。
脱毛施術を受けると、約10日〜3週間の間に毛が一度抜け落ちます。毛が抜け落ちた部分から再度毛が生えてくることがあり、その生え変わった毛が成長期の毛にあたります。そのため、毛の生え変わりが確認できたタイミングが適切な間隔といえます。
ヒゲ脱毛は施術間隔が短すぎると効果が出にくくなる可能性もあるため、それぞれの毛周期を把握したうえで、脱毛間隔を調整しましょう。
個人の体毛の濃さによって変わる
ヒゲ脱毛の理想的な施術間隔は毛周期をあわせること以外にも、個人の体毛の濃さによって変わることもあります。とくに毛量が多いことや毛が濃い方は、目安通院の回数よりも多くなることが可能性として考えられます。
一般的にクリニックでのヒゲ脱毛の場合は、1〜2か月ほどの間隔を開けることがポイントですが、体毛の濃さとなると判断が難しいこともあるため、担当医やスタッフに確認するのもおすすめです。
回数を重ねても効果が実感できないときの対処方
ヒゲ脱毛の効果を感じるまでに、少なくとも3回以上の施術が必要となりますが、回数を重ねても効果が実感できないときもあります。
脱毛効果を感じられないときの対処法として、ぜひ取り組んでほしい方法は3つあります。
脱毛期間中は毛抜きの使用を控える
脱毛期間中に毛抜きを使用し自身で処理していませんか。毛抜きで毛を引き抜くことは、肌荒れや埋没毛の発生に繋がったり、毛周期が狂う原因となったりするため、効果が薄れてしまいます。
脱毛効果を最大限発揮させるためにも、毛根から引き抜いて毛周期を狂わせる処理方法は、控えるようにしましょう。
脱毛期間中はシェーバーを使用する
ヒゲのお手入れにヒゲ剃りを使用する方もいますが、なるべく肌にやさしい電動シェーバーの使用がおすすめです。
毛抜きやヒゲ剃りを使用していた方は、脱毛期間中はシェーバーに切り替えましょう。
日焼けをしないように気をつける
脱毛期間中に日焼けをすると、レーザーの出力があげられず、脱毛効果も薄れてしまいます。さらに、光脱毛やレーザー脱毛はともに、脱毛効果が弱まるだけでなく肌トラブルの原因にもなりかねません。
脱毛機は黒に反応を示すため、肌が白い方が毛との識別がしやすくなり、施術効果も高まります。一方、日焼けした肌は毛との識別がしにくいため、火傷するリスクが高まることからも注意が必要です。
最悪の場合、日焼けの度合いにより施術を見送らなければいけない可能性もあるため、脱毛期間中は日焼け対策を万全におこないましょう。
ヒゲ脱毛施術の効果に関するよくある質問
ヒゲ脱毛施術の効果に関するよくある質問
ヒゲが濃くても脱毛の効果はある?
脱毛回数は多くなりますが、ヒゲが濃くても効果は十分に期待できます。ヒゲの濃い方は、毛が太く根深く生えている特徴があるため、一般的な濃さの方と比べると2〜3回は多く施術回数が増える可能性があります。
脱毛回数が増えると費用も高くなりますが、確実に効果を実感したい方は予算も含めて施術の検討をしましょう。
ヒゲ脱毛1回の目安時間は?
ヒゲ脱毛1回の施術目安の時間は、約15分です。ただし、肌の状態やヒゲの量、照射箇所の範囲により前後する可能性もあります。
施術前後のカウンセリングや剃り残しによるシェービングが必要となる場合は、さらに時間がかかります。施術日は時間に余裕を持って来院しましょう。
永久脱毛してもヒゲは生えてくる?
永久脱毛は永遠に毛が生えてこないと謳うものではありません。そのため、脱毛した毛は生えてくる可能性もあります。光脱毛は当然生えてきますが、医療レーザーやニードル脱毛の場合でも、脱毛箇所から極めて少量の毛が再び生えてきます。
すべての毛が生えてくる可能性がゼロとは言い切れません。ヒゲ脱毛を決断した際は毛が生えてくる点も含めて、十分に理解したうえで契約をしましょう。
ヒゲ脱毛の痛みはどのくらい?
ヒゲ脱毛はほかの部位に比べて皮膚が薄いため、痛みが強く現れやすい特徴があります。またレーザーを照射する際にエネルギーを多く吸収するため、ヒゲのように太くて濃い毛はより痛みを感じやすいです。
使用する脱毛機により痛みの感じ方は異なりますが、一般的には輪ゴムで弾かれたような痛みを伴うことが多いです。とくに鼻下の部分に痛みが強く現れますが、面積が狭いためすぐに照射は完了します。
まとめ
ヒゲ脱毛の効果を実感するまでの目安回数をまとめました。
光脱毛の場合
- 薄くなる目安回数:5〜10回
- 完了目安回数:15〜20回
医療レーザーの場合
- 薄くなる目安回数:3〜8回
- 完了目安回数:8〜15回
ニードル脱毛の場合
- 薄くなる目安回数:3〜8回
- 完了目安回数:8〜15回
ヒゲの濃さや量により個人差があるため、必要回数も多少前後します。しかし、回数を重ねるごとに、徐々に効果を感じられるようになるため、諦めず継続して通いましょう。
もしも、効果を感じられなかったときの対処法として次の2つのことも意識しましょう。
- 脱毛期間中は毛抜きの使用は控え、電気シェーバーを使用する
- 日焼けをしないよう日焼け対策を万全にする
また、ヒゲ脱毛は毛量が減ることで身支度の時間が短縮できる点や、カミソリ負けによる肌トラブルの発生を回避することにもつながります。
ヒゲ脱毛は目安回数が種類ごとに異なることを理解したうえで、自身に合う脱毛プランを立てましょう。