生え際が後退してしまうと、次第に髪の毛全体が薄くなってしまうのか不安になる方も多いハズ。
しかし、なかには生え際が後退する人としない人が。なぜ個人差があるのか気になりますよね。
本記事では生え際が薄くなる原因と対策を開設します。
生え際が薄いとはどのような状態なのか?
年齢を重ねるごとに気になってくる生え際。もしかしたら生え際が薄くなってきたかもしれない……と悩み始める方もいるでしょう。
生まれつき人間は、生え際が薄い人というのはほとんどいません。しかし、生え際が薄く見える場合があります。
例えば、生まれつき生え際がM字型をしている人は富士額といい、富士山の稜線のようにM字型をしている場合もあります。
生まれつき生え際がM字型になっている方の場合、生え際が薄く見えることがあります。
女性の場合、富士額(ふじびたい)といって、生え際が富士山の稜線のように、M字型になっているのです。
富士額と男性にみられるM字ハゲの違いとしては、M字の角度の違いが挙げられます。
女性よりも男性の方が角度が深く、一般的にはM字ハゲとも呼ばれ、生え際が薄くなったように見えるのです。
生え際が薄くなる原因と対策法を解説
個人差がある生え際。人によっては全く生え際が薄くならないなんて方もいます。生え際が薄くなる原因は主に4つの要因が関係しているのです。
栄養不足
第一に考えられるのは、栄養不足です。髪の毛を構成するための栄養素が不足している場合、生え際が薄くなる確率も高くなります。
特に暴飲暴食を行ったり、食事内容が偏っていた李すると、栄養バランスが乱れやすくなるため髪の毛の成長を阻害してしまうのです。
健康な髪の毛を作るためには、栄養バランスのとれた食事をしなくてはいけません。
ホルモンバランスの影響
生え際が薄くなる原因は、男性ホルモンの影響によるAGAともいわれています。
思春期以降になると、人体に存在する還元酵素「5αリダクターゼ」が、「テストステロン」という男性ホルモンと結合し「DHT(ジヒドロテストステロン)」という別の男性ホルモンを生成します。
その後、毛根細胞にある「男性ホルモンレセプター」が「DHT(ジヒドロテストステロン)」を捉え、脱毛因子「TGF-β」が増加するのです。
脱毛因子が増えることで、生え際の薄毛が進行し、M字の角度がつきやすくなってしまいます。
遺伝
上記のようにAGAを発症させるメカニズムは、遺伝と考えられています。
還元酵素「5αリダクターゼ」は優劣遺伝のため両親どちらか、もしくは両親の親にAGAの症状がみられるのであれば、遺伝子を引き継いだ子供は、AGAを発症しやすくなります。
また、母方の家系から遺伝するといわれている、男性ホルモンレセプターの感受性の強さも人によって変わります。
母方の家系にAGAを発症しているご家族がいる場合は、AGAを発症する確率が高くなると考えてもいいでしょう。
生え際が薄く気になり始めた場合は、ご家族にAGAを発症している人がいないか確認してみましょう。
ストレス
生え際が薄くなる直接的な原因とはいえませんが、現代社会におけるストレスもAGAを発症する要因の一つだといわれています。
私たち人間は、食物から摂取した栄養素を血液を通し、身体全体に運んでいます。しかし、強いストレスを受けることで、血管が収縮してしまい、頭皮へ必要な栄養素が届きにくくなるのです。
また、自律神経も乱れやすくなりホルモンバランスが安定しにくくなります。すると、皮脂の分泌量が増えて頭皮環境が悪化。気づいたら抜け毛が増え、生え際が薄くなるという結果になるのです。
効果的な対策法
遺伝が原因ともいわれている生え際の薄さ。しかし、生え際が薄くなったと気になったきたらご自身でも対策が打てます。
シャンプーを正しく行う
生え際が薄くなってきたら、普段のシャンプーが正しく行われているか確認をしましょう。
基本的にシャンプーは毎日行うものです。しかし、間違ったシャンプーをしていると必要な皮脂まで洗い流して、頭皮を傷つけてしまう可能性があります。
シャンプーを適量とったら、手のひらにのせ、38度程度のぬるま湯で軽く伸ばし、数か所に分けて髪の毛になじませましょう。
指の腹で優しくマッサージをし、シャンプーが残らないようにしっかりとすすいでください。
生活習慣の見直し
生え際の薄さは、生活習慣も大きく関係しています。食生活の乱れはもちろん、適度な睡眠がとれていないと薄毛を進行させてしまいます。
私たちは、就寝後しばらくすると成長ホルモンが分泌され、損傷部位の修復が行われたり、身体を回復したりと細胞を活性化をします。
しかし質の良い睡眠を確保できていないと、成長ホルモンが分泌する時間、すなわちゴールデンタイムを逃してしまうのです。
また、髪の毛はタンパク質で構成されています。
さらに、レバーやチーズ、牡蠣、あわび、たらばがに、するめ、枝豆などに多く含まれる亜鉛は、5αリダクターゼの働きを抑制しつつも、髪の毛の主成分「ケラチン」を合成するのでAGA対策におすすめです。
食事以外にも、汗や尿でAGAの原因でもある男性ホルモン、ジヒドロテストステロン(DHT)が輩出されるため、習慣的な運動を心がけるといいかもしれません。
生え際の薄毛が気になる方は、ご自身の生活を見直してみてください。
AGA治療を行う
生え際が薄くなる原因に、AGA(正式名称:Androgenetic Alopecia)が挙げられます。AGAは成人男性に見られ、生え際が薄くなったり頭頂部の抜け毛が起こるなど脱毛症状を引き起こします。
そこでおすすめしたいのがクリニックでのAGA治療です。
内服薬や外用薬を使うことで、生え際の脱毛の進行を抑え、発毛させる効果も期待できます。
効果を実感するのに3~6ヵ月かかりますが、生え際の薄さに悩んでいる方は、一度無料カウンセリングを受けてみるといいかもしれません。
効果的な治療薬
生え際の薄毛を治療するAGAクリニックでは主に以下の内服薬が使用されます。ここでは、それぞれの治療薬についての特徴を解説します。
プロペシア
フィナステリドという成分が含まれたプロペシアという内服薬は、生え際の薄毛の原因ともいわれている5αリダクターゼの働きを抑制します。
そのため、生え際の薄毛を進行を抑えることが可能です。副作用も少なく安全性も高いため、多くのAGAクリニックが使用している薬です。
ミノキシジル
AGAの原因とされる血行不良に注目した治療薬「ミノキシジル」。
ミノキシジルにより、収縮した血管を拡張させ、血行を促進します。
さらに髪の毛の成長因子を生成する効果も期待できる治療薬で生え際の薄毛対策に効果的な治療薬です。
ミノキシジルは、内服薬としても使用されていますが、頭皮に直接塗布する外用薬としても使われています。
原因と対策法についてのまとめ
生え際の薄毛は遺伝以外にもさまざまな要因が考えられます。そのため、生え際の薄毛が気になってきたら、「しょうがない……」と諦めてしまう人もいるでしょう。
しかし、生え際の薄毛は、ご自身でもある程度対策ができます。そのうえで、生え際が気になるようでしたらAGAクリニックに相談してみるといいかもしれません。
生え際の薄毛治療を検討されている方は、まずは美容クリニックのカウンセリングを予約し、相談してみましょう。
WITH BEAUTY CLINICでは各種カウンセリングはすべて無料ですので、安心してご相談いただけます。
お電話、予約フォームで受け付けております。知識豊富な専門のスタッフが親切に丁寧にお答えしますのでお気軽にご利用ください。