小顔や顔痩せ、若返りの目的で施術の中でメーラーファット除去という施術があります。
小顔になりたい、ほうれい線が目立つようになってきたと感じている方におすすめの施術です。
ここでは、現役美容皮膚科院長の院長が実際に行ったメーラーファット除去の失敗例と対処法を解説していきます。
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メーラーファット除去の効果
メーラーファットとは、ほうれい線周辺の脂肪のことです。
メーラーファット除去は、口角の内側からカニューレ(吸引棒)を挿入して、脂肪吸引を行います。施術は麻酔を使用するので痛みも感じず、30分から1時間程で完了します。
効果としては、下記の3つが挙げられます。
- 小顔や顔痩せ効果
- ほうれい線やゴルゴラインを目立たなくする
- たるみ予防
それぞれ詳しく解説していきます。
小顔や顔痩せ効果
頬の肉付きが気になっている方にメーラーファット除去はおすすめです。
ほうれい線周りの脂肪がなくなることで、すっきりとした印象になります。また、鼻横の脂肪を取り除く施術になるので頬のふくらみが抑えられ、相対的に鼻が高く見える効果もあります。
顔は脂肪をダイエットで落としにくく、自分自身で最もよく見る体の部位なので脂肪そのものを除去するメーラーファット除去は満足を感じやすい施術です。一度取り除いた脂肪は元に戻らないので、その効果が持続するのも嬉しいポイントです。
ほうれい線やゴルゴラインを目立たなくする
ほうれい線ができてしまう要因は筋肉の衰えと皮膚のたるみです。
加齢とともに肌にハリをもたらしてくれるコラーゲンなどの成分が減少します。すると、皮膚が余り、しわやたるみを作り出します。これがほうれい線のできる原因です。肉付きの良い方はその分重力もかかるのでよりほうれい線ができやすくなります。
また、筋肉の衰えもほうれい線に大きく関係します。筋肉が衰えると、頬の肉を支えられなくなってしまい、ほうれい線が目立つようになります。また年齢に関係なく、骨格や筋肉の付き方でほうれい線やゴルゴラインが目立ってしまう方もいます。そういった方にも、メーラーファット除去は効果的と言えます。
たるみ予防
頬はさまざまな原因で脂肪が垂れ下がり、たるみの原因となります。主な原因は加齢ですが、体重の増減やストレスなどでも引き起こり、若い方でも皮膚がたるんでしまう方もいます。頬がたるむとブルドックフェイスになり老けた印象になりがちです。
たるみが起きる前にメーラーファットを取り除いておくことで、将来のたるみ予防にもつながります。メーラーファットはアンチエイジング効果が高く、将来の悩みを予防したい若い方にもおすすめです。
メーラーファット除去の施術は口角の目立たない部分から行うので、術後の傷が目立ちにくく傷跡が残ってしまうなどのリスクはほとんどありません。また小さな傷口なので抜糸の必要がない点も、受けやすい理由として挙げられます。
除去した脂肪は戻ることはなく、一度で効果を得られる施術です。顔全体のバランスを見ながら適量を取り除くことで、理想の形に近づけます。脂肪の重みを取り除く施術になるので、将来のたるみ予防効果も期待できるでしょう。
メーラーファット除去の失敗する可能性とダウンタイム中の症状
メーラーファット除去は、通常失敗のリスクも少なく、十分に経験を積んでいるドクターであれば安心して受けられる施術です。
ダウンタイム中は以下のような症状が現れますが、生活に大きな支障がでるものではなく、マスクをしていれば問題なく過ごせるでしょう。
- 術後1〜2週間は腫れが出る
- 1ヶ月間は脂肪除去部分の硬縮する
術後1〜2週間は腫れが出る
施術直後は院内で一定時間フェイスバンドでの固定を行いますが、帰宅後以降はバンドの着用は必要ありません。ただし1〜2週間の間は、血行がよくなると出血の恐れがあるため、飲酒や激しい運動、長時間の入浴などは避けて過ごしましょう。
脂肪除去部分の硬縮
腫れが収まると、次に皮膚の「硬縮」が起こります。「硬縮」とは持続的に筋緊張が起こっている状態のことを言います。脂肪がなくなった部分に新しく繊維組織が作られることで現れる症状です。触ると硬くなっていたり、突っ張るような感覚があったりしますが、1ヶ月程度で治ります。
メーラーファット除去のダウンタイムは、取る脂肪の量や再生スピードにより個人差は有りますが、1〜2ヶ月程度をみておきましょう。効果実感の高い施術としては比較的ダウンタイムの軽い施術です。
メーラーファット除去の失敗例
メーラーファット除去の失敗例を2つご紹介します。
脂肪を多くとりすぎてしまい、頬がこけた印象になってしまう
メーラーファット除去は脂肪を取り除く施術になるので、もともと顔に脂肪があまりついていない方が受けてしまうと、かえって頬がこけて老けた印象になってしまう場合があります。
施術前に自分がどんな顔になりたいのか、しっかりとカウンセリングを行ってから受けることをおすすめします。
脂肪を除去した部分がでこぼこになってしまう
脂肪を取り除く際には、均等に取り除くことが重要です。取り除く量にばらつきがあると、皮膚表面がでこぼこに見えてしまいます。これは、ドクターの技術によるものですので、しっかり経験と実績のあるドクターのもとで施術を受けてください。
いずれの失敗例も、しっかりと情報収集して経験豊富なドクターを選び、カウンセリングを行うことで未然に防げます。
カウンセリングでは、自分はメーラーファット除去の必要があるのか、ベストな量はどれくらいか、どんな顔になりたいかなど細かく相談しましょう。
メーラーファット除去の失敗を防ぐためには
失敗を防ぐためには、まず経験と技術を持っているドクターを選ぶことが大切です。また、クリニックでどんなサービスを提供しているのか、アフターケアまでしっかりサポートがあるのかという点もチェックしましょう。
施術後は、自分でもダウンタイム中のケア方法を知っておくと、失敗を防ぎやすくなります。
手術箇所を冷やす
メーラーファット除去の施術直後は患部が腫れ、熱を持ち痛みが現れることもあります。
こういった場合は、施術部位をアイシングすることで血管が収縮し代謝を抑えることができ、症状を緩和できます。
アイシングを行うのはおおよそ術後から3日までの間です。
手術箇所をマッサージする
メーラーファットは頬の中央に近い部分にあり、脂肪吸引で使われるフェイスバンドのような固定器具が使えない部位です。そのため、術後なにもせずに経過してしまうと、仕上がりにムラが出てしまう可能性があります。
腫れや痛みが落ち着いたら、自分でマッサージを行ってみましょう。脂肪吸引後のマッサージはダウンタイムに現れる症状に効果があります。特にむくみや硬縮の緩和に効果的です。
施術後は動きの制限が起き、壊された組織部分に水分をため込みやすくなることでむくみが出やすくなります。マッサージを行うことで、たまった水分の排出を促し、むくみが取れやすくなります。
硬縮自体は一般に起こる症状ですので皮膚の表面がつっぱったり、デコボコしてしまったりしても徐々に落ち着いていきます。マッサージで温めてほぐすと、症状の回復を早めることも可能です。
マッサージを行う際は、継続的に行い、やりすぎないように注意しましょう。強く行ってしまうと、かえって症状が悪化してしまうこともあります。目安としては、1日5分程度のマッサージを毎日行いましょう。入浴中やお風呂上りなど、体が温まった状態で行うとより効果が得られやすいです。
詳しいマッサージ方法はカウンセリングの際に聞いてみると、アフターケアについてどれだけ熟知しているかを探れるかもしれません。
リスクや副作用
術後の浮腫み、痛み、内出血、凹凸、たるみ、シワ、表皮神経鈍麻、皮膚壊死、などのリスク、副作用が考えられます。気になる症状が現れた場合には、速やかに担当ドクターに相談しましょう。
メーラーファット除去は、適応する人には非常に効果が出やすく満足度の高い施術です。リスクや副作用を理解したうえで、それを緩和できる方法を知っておくと良いでしょう。
メーラーファット除去の失敗例と対処方法のまとめ
メーラーファット除去は、美容整形の中でも比較的リスクが低くダウンタイムも短めなので、経験と知識が豊富なドクターに行ってもらえれば、安心して受けられる施術です。
ダウンタイムや仕上がりなど、不安に思うことも多いと思いますが、まずはカウンセリングで今抱えている不安や不明な点を解消し、安心して任せられるドクターのもとで施術を受けましょう。自分の希望をしっかり伝え、ドクターと綿密な相談を行うことで、より良い結果を得られます。
施術後はアイシングやマッサージを行うことで、ダウンタイムに起こる症状を緩和できます。
WITH BEAUTY CLINICでは各種カウンセリングはすべて無料ですので、安心してご相談いただけます。
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