髪の毛をシャンプーしていたり、ヘアセットをしていると指に絡む髪の毛。
「あれ？ なんか髪の毛がすごい抜けているかも……」もしかしたら抜け毛？
なんて不安に思う方もいるかもしれません。本記事では抜け毛の原因と対策をご紹介します。
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抜け毛の原因
人間は一般的に1日50～100本の抜け毛があるといわれています。シャンプーをしているときに「あれ？ 抜け毛がひどいかも？」と感じても特に心配はありません。
しかし、あまりにもごっそり抜けたとき、細く弱い髪の毛が抜けたときは、髪の毛に異常を感じている場合があります。なぜ、抜け毛が起こるのでしょうか？
AGAによるもの
抜け毛の原因の大半は、AGAによるものと考えられています。
AGA（正式名称：Androgenetic Alopecia）とは、一般的に成人男性に見られ、生え際が薄くなったり頭頂部の抜け毛が起こるなど脱毛症状を引き起こします。
AGAは、男性ホルモンの影響と考えられており、体内に存在する還元酵素「5αリダクターゼ」が、男性ホルモン「テストステロン」と結合します。
すると「DHT（ジヒドロテストステロン）」という新たな男性ホルモンが発生するのです。
毛根細胞に存在する「男性ホルモンレセプター」が、「DHT（ジヒドロテストステロン）」をキャッチ。その結果、脱毛因子「TGF-β」が増加し、毛乳頭細胞に薄毛のシグナルを出すのです。
ヘアサイクルが乱れると頻繁に髪の毛が抜けるという現象が起きます。
遺伝
抜け毛の原因とも考えられるAGAは遺伝的要素を含んでいます。
AGAの原因になっている「5αリダクターゼ」は優劣遺伝ですので、両親のどちらか、もしくは両方の親がAGAの症状が見られるのであれば、遺伝子を引き継いでいる子供は発症する可能性が高くなります。
さらに「5αリダクターゼ」は、活性度が高ければ高いほど、DHTを過剰に生成する場合があります。
さらに、男性ホルモンレセプターの感受性の強さも、祖父母またはそれ以前の世代の遺伝子が世代を超えて受け継ぐ「隔世遺伝」によるものと考えられているのです。
つまり、両親にAGAの症状が見られなくても、祖父母や、そのまた先にあるご先祖様に薄毛だった人がいれば、AGAを受け継ぐ可能性は十分にあります。
特に男性ホルモンレセプターの感受性は母方の家系から遺伝すると考えられているため、母方の家系にAGAの症状が見られる場合は、男性ホルモンレセプターの感受性が高い可能性があるので、日々感じる抜け毛は、AGAの進行によるものと考えられるでしょう。
ストレス
現代社会におけるストレスも、抜け毛の原因と言われています。
基本的に身体に必要な栄養素は血液の流れに乗って身体全体に運んでいます。しかし、ストレスを受けると血管が収縮してしまい頭皮への栄養が届きにくくなるのです。
さらに、自律神経も不安定になりホルモンバランスが乱れてしまい皮脂の分泌量の増加に繋がります。
皮脂の分泌量が増えると、頭皮環境も悪くなりますから、髪の毛が抜けやすくなり抜け毛に繋がるのです。
頭皮へのダメージ
髪の毛や頭皮に対するダメージも抜け毛の原因の一つです。
例えば、1日2回以上髪の毛を洗っていたり、シャンプー時に爪を立てて髪の毛を洗っていたりすると頭皮が刺激を受けてしまいます。
また、日々のおしゃれにも注意が必要です。頻繁にカラーリングやパーマを繰り返していたり長時間ヘアワックスをつけていたりすると、頭皮に負担がかかります。
誤った方法を繰り返し行い頭皮にダメージが加わることで、髪の毛が細くなってしまうので、抜け毛が気になる方は、カラーやパーマの回数を減らすなど対策をしましょう。
抜け毛が多い人の特徴は？
人間、毎日髪の毛は抜けるものです。
しかし、具体的に抜け毛が多いとはどんな特徴があるのでしょうか？ 抜け毛が多い人の特徴をまとめてみました。
毛根に異常がある
通常、髪の毛は根本に行くにつれ白くなっていきます。
毛根付近にいくと丸みがありふくらんだ形状に。しかし、頭皮がべたべたしたり毛根の先が尖っている場合は、何かしら頭皮に異常をきたしている可能性があります。
髪の毛に元気がない
一般的に自然脱毛による抜け毛は、ある程度の太さがあります。
しかし、シャンプーや排水溝にたまった髪の毛を見ると、細くて弱々しくなっている場合もあります。
もしかしたらヘアサイクルに異常が発生し、髪の毛が成長途中で止まっている可能性があるのです。
自然脱毛かどうかわからないという場合は、抜け落ちた髪の毛を確認してみましょう。
異常に多い抜け毛
人間は1日に50～100本、髪の毛が抜けるといわれています。
しかし1日の抜け毛は200本を超えてしまっている場合は異常脱毛かもしれません。
枕にたくさん抜け毛がある、タオルに髪の毛がよく絡まっているという場合は、身体に何かしらの異常をきたしている危険性があります。
抜け毛の予防法
特に年齢を重ねていくと髪の毛に敏感になってしまうのが本音でしょう。できることなら抜け毛を体感する前に早めに予防しておきたいものです。
抜け毛を予防するには以下のポイントに気を付けましょう。
良質な睡眠をとる
抜毛を改善するには睡眠時間に加え、良質な睡眠をとることも重要です。
寝る直前まで暗いところでテレビを見たり、スマートフォンやパソコンといったブルーライトなどの刺激を受けたりすると、交感神経が高まってしまい浅い睡眠に繋がります。
寝る前に入浴やストレッチをするなどして、副交感神経を高めて睡眠の質を向上させましょう。
ビタミン、ミネラル、タンパク質の摂取
細くて元気のない髪の毛が抜け落ちるのであれば、栄養不足も考えられます。髪の毛を構成するタンパク質や、タンパク質を代謝するビタミン、ミネラルなども摂取が必要です。
普段の食事のなかで野菜や果物、大豆製品などを積極的に摂取するといいでしょう。
また、アミノ酸の生成に必要な亜鉛も抜け毛の予防におすすめです。牡蠣や豚レバーなどに含まれているので、料理に組み込んでみるといいかもしれません。
身体を動かす
抜け毛が進行している人は血行が悪くなり頭皮の血管が収縮した状態になっています。
血管が収縮すると、必要な栄養素が髪の毛に運ばれません。
そこで血行を良くするために効果的なのは身体を動かすことです。ストレス発散にもつながりますし、血液の流れを良くします。
ストレスをため込みすぎると円形脱毛症を発症させてしまう可能性もありますから、健康な髪の毛を維持するためにも、定期的に運動を取り入れて日々のストレスを発散させましょう。
頭皮に負担をかけない
知らず知らずのうちに頭皮に負担をかけている場合も要注意です。
毎日行うシャンプーも爪を立てずに優しく頭皮をマッサージするように指の腹で洗いましょう。
また、夏場は強い紫外線から頭皮を守ることも重要です。しかし、通気性の悪い帽子や手入れをしていない帽子は、頭皮が蒸れてかゆみを引き起こす原因に繋がります。
最近では、男性用の日傘も販売されているので、抜け毛が気になる方は、取り入れてみてもいいかもしれません。
抜け毛に効果的な治療薬
抜け毛を治療する場合、AGAクリニックでは主に以下の治療薬が使用されます。
ここでは、それぞれの治療薬についての特徴を解説します。
プロペシア
「プロペシア」は、アメリカのメルク社が開発をし、MSD株式会社が販売をしています。日本ではアメリカの食品医薬品局、FDAと厚生労働省の認可を受けているAGAの治療薬です。
主に、「5αリダクターゼⅡ型」の働きを抑制し、髪の毛が生えるサイクルを正常に戻します。
ただし、発毛促進の効果はないため、見た目が気になる方は発毛効果のある治療薬と併用する必要があります。
副作用も少なく安全性も高いため、多くのAGAクリニックが使用している薬です。
ミノキシジル
AGAの原因とされる血行不良に注目した治療薬「ミノキシジル」。
髪の毛の元となる毛母細胞へ直接働きかけ、休眠中の毛を活性化させることで、新しい髪の毛を生やせます。
額への効果は薄い一方で、頭頂部の薄毛に効果が期待できるのが特徴です。
ミノキシジルは、内服薬としても使用されていますが、頭皮に直接塗布する外用薬としても使われています。
抜け毛の原因と対策法についてのまとめ
抜け毛の原因は人さまざまですが、主にAGAが原因と考えられています。
生活習慣を見直しても抜け毛が減らない場合、AGAクリニックでの治療が求められます。
抜け毛がひどいと感じる方は、一度無料カウンセリングを受けてみるといいかもしれません。
抜け毛についてお悩みの方は、まずは美容クリニックのカウンセリングを予約し、相談してみましょう。
WITH BEAUTY CLINICでは各種カウンセリングはすべて無料ですので、安心してご相談いただけます。
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