「最近家族にハゲって言われるようになってきた……」「もしかしてつむじハゲかも……」多くの男性が抱えている悩み「つむじハゲ」。なんとかしてつむじハゲを改善したいですよね。
実は、つむじハゲはご自身の力でも改善できるのです。本記事ではつむじハゲの原因と対策方法を解説します。
つむじハゲの特徴
頭頂部にあるつむじ周辺の髪の毛が透けて頭皮が見ている状態は、つむじハゲかもしれません。
一般的につむじ周辺の皮膚は青白い色をしていますが、髪の毛から透けて見えた頭皮が赤みがかっていたり、茶色くなっていたりする場合は、つむじハゲにより、頭皮が乾燥をして炎症を起こしている場合や、紫外線の影響で日焼けをしている可能性があります。
さらに、頭頂部に髪の毛が生えていても周辺の毛が細く短い場合は、髪の毛が生え変わるヘアサイクルが乱れているかもしれません。
シャンプーやブラッシングをしたときに、細い毛が抜ける場合はつむじハゲが考えられます。
つむじの渦の流れがハッキリしていない場合もつむじハゲの初期症状といえますので、注意が必要です。
つむじハゲの原因
つむじハゲの原因とされるのは、男性ホルモンの影響といわれています。
人体に存在する還元酵素「5αリダクターゼ」が、「テストステロン」という男性ホルモンと結合し「DHT(ジヒドロテストステロン)」という別の男性ホルモンを生成します。
その後、毛根細胞にある「男性ホルモンレセプター」が「DHT(ジヒドロテストステロン)」を捉え、脱毛因子「TGF-β」が増加するのです。
脱毛因子が増えると薄毛のシグナルを発信するため、つむじハゲのように頭頂部の毛が薄くなります。
脂漏性皮膚炎(脱毛症)との違い
上記のように、男性ホルモンが原因といわれているつむじハゲがある一方で、よく似た症状を持つ「脂漏性皮膚炎(脱毛症)」という皮膚疾患があります。
脂漏性皮膚炎は、男性ホルモンが原因ではなく皮脂の分泌が過剰に起こることで、顔や頭頂部に見られる皮膚炎の一種です。
フケやかゆみを伴うことが多く、頭皮環境が悪くなると、次第につむじや生え際の髪の毛が抜け落ちてしまう症状も見られます。
結果、つむじ周辺の毛が薄くなり「つむじハゲ」のように見られる場合もあるのです。
つむじハゲ以外に顔やワキなどに、かゆみや湿疹の症状がある場合は、脂漏性皮膚炎を疑った方がいいかもしれません。
つむじハゲに効果的な対策法
自分の目で発見しずらいつむじハゲは、いつの間にかに進行していることがほとんどです。
遺伝も関与しているといわれているつむじハゲですが、ご自身で対策も打てます。頭頂部に異変を感じたら、つむじハゲの対策方法を試してみましょう。
生活習慣を見直す
つむじハゲと日々のライフスタイルは密接な関係があります。
例えば偏食気味で栄養バランスが乱れている人は、髪の毛に必要なタンパク質や亜鉛、ビタミンが足りていない可能性があります。
さらに過度な飲酒と喫煙は、血管を収縮させ身体全体の血液の流れが悪くなってしまうのです。
頭皮にも十分な血液の量が循環せず、必要な栄養素が髪の毛へ供給されなくなってしまいます。つむじハゲの改善には、しっかりとバランスの良い食事をとり、程よく身体を休めながら、血液の流れをスムーズにさせることが必要です。
頭皮マッサージ
つむじハゲには頭皮マッサージも効果的です。
髪の毛に必要な栄養素は、血液の流れに乗って頭皮に辿り着きます。しかし、頭皮が凝り固まっていると、皮膚が血管を収縮してしまい、十分な栄養が生き渡らなくなるのです。
そこで効果的とされているのが頭皮マッサージ。つむじの周りから、側頭部など頭皮全体をゆっくり軽い力でマッサージをし、血行を促進させましょう。
クリニックで治療
つむじハゲがある人の場合、高い確率でAGAを引き起こしている可能性があります。
AGA(正式名称:Androgenetic Alopecia)とは、男性型脱毛症を意味します。一般的には成人男性に見られ頭頂部以外にも、こめかみなど髪の毛の生え際が薄くなる、抜け毛が増えたなどの症状があります。
そのため、つむじハゲに悩まされている方はクリニックでのAGA治療が効果的です。
内服薬を使ったり、直接薬剤を頭皮に注入するなどをし、現在の薄毛の進行を抑え、発毛への効果も期待できます。
効果を実感するのに3~6ヵ月はかかりますが、つむじハゲにより精神的なストレスを抱えているのであれば、AGAクリニックでの治療がおすすめです。
つむじハゲに効果的な治療薬
つむじハゲを治療するAGAクリニックでは主に以下の内服薬が使用されます。ここでは、それぞれの治療薬についての特徴を解説します。
プロペシア
フィナステリドという成分が含まれたプロペシアという内服薬は、つむじハゲの原因ともいわれている5αリダクターゼの働きを抑制します。
そのため、つむじハゲの進行を抑えることが可能です。副作用も少なく安全性も高いため、多くのAGAクリニックが使用している薬です。
サガーロ
2015年に承認されたサガーロは、つむじハゲの原因となる5αリダクターゼのⅠ型、Ⅱ型どちらにも働きかけ、強い効果が見込める内服薬です。
つむじハゲの進行を抑える働きに加え、細くなった髪の毛を太く長くする効果も感じられ、毛髪数も増加するといわれています。
ミノキシジル
つむじハゲなどAGAの原因とされる血行不良に注目した治療薬「ミノキシジル」。
ミノキシジルにより、収縮した血管を拡張させ、血行を促進します。さらに髪の毛の成長因子を生成する効果も期待できる治療薬です。
ミノキシジルは、内服薬としても使用されていますが、頭皮に直接塗布する外用薬としても使われています。
つむじハゲの原因と対策法についてのまとめ
つむじハゲのように、ご自身の目で確認しにくいところは、どう治療をしたらいいかがわからないのが本音でしょう。
しかし、適切な治療と対策を行えば、つむじハゲの改善が見込めます。
また、つむじハゲだと思ったら皮膚炎を引き起こしている場合もありますので、早めにクリニックを受診することをおすすめします。
つむじハゲの治療を検討されている方は、まずは美容クリニックのカウンセリングを予約し、相談してみましょう。
WITH BEAUTY CLINICでは各種カウンセリングはすべて無料ですので、安心してご相談いただけます。
お電話、予約フォームで受け付けております。知識豊富な専門のスタッフが親切に丁寧にお答えしますのでお気軽にご利用ください。