ハイフ(HIFU)のデメリットとは?副作用やリスクを解説

当記事では上記の悩みについて解説していきます。

多くの女性にとって美容は関心事のひとつですから、顔のたるみやシワは気になる問題ですよね。

そのため、顔をハイフでリフトアップしたいとお考えの女性は大勢いることでしょう。しかし、ハイフ治療を検討していれば、上記が気になる方も少なくないはずです。

ハイフのデメリットやリスク、副作用が心配でなかなか治療に踏み込めないのではないでしょうか

しかし、あなたが思っているデメリットは、もしかしたら間違った解釈をしている可能性があります

当記事内で、実際にあるデメリットやリスク、そして副作用を解説しつつ、間違いやすいデメリットについても紹介していきます。

最後までお読みいただき、ぜひハイフ治療の参考にしてみてくださいね。

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【前提として】ハイフは「たるみ」の引き締めが目的の施術です!

はじめに、ハイフはどのような治療で、どんな人に適切かご存知でしょうか。ハイフを行う前提として、特徴をしっかり理解しておくことは非常に重要です。

なぜなら、半端な理解でハイフをおこなってしまうと思わぬデメリットが生じる可能性があるからです。

まず結論ですが、ハイフとは肌のたるみを引き締めリフトアップを目的とする治療です。

つまり、顔のリフトアップを望む方がハイフ治療に向いているといえます。

ハイフが向いている人は?

ハイフの施術が向いている人の具体例は、次に当てはまる人です。

ハイフが向いている人
  • 30代後半の肌のたるみが気になる人
  • ほうれい線が気になる人
  • シワが増えたと感じる人

上記に該当する人が施術を受けると高い効果を感じられます。

そもそも、皮下脂肪の下にあるSMAS(表在性筋膜)という表情筋を包んでいる膜が、加齢とともに緩むことでたるみが起こります。では、ハイフはどのようにしてこのたるみをなくすのでしょうか。

答えはハイフから生じた熱を利用します

ハイフは「高密度焦点式超音波」とも呼ばれており、超音波を集中させ生じた熱をSMASに照射させることで収縮させることができるからです。

ハイフが向かない人は?

では、ハイフが向かない人はどのような人なのでしょうか。次に当てはまる人になります。

ハイフが向かない人
  • 顔に脂肪が少ない人
  • SMASの緩みが少ない20代
  • 皮膚がたるみきってしまった人
  • 日焼け肌の人

ハイフを行ううえで脂肪は必要です。理由として、SMASの筋膜に超音波熱を照射する際、収縮とともにある程度の脂肪も減少してしまうからです。

結果、顔に脂肪が少ないとハイフによって引き締めすぎてしまう可能性があります。

また、前述したとおり、ハイフはSMASに熱を与え収縮させることから、たるみの少ない20代の方が行っても大きな効果は期待できません。

そもそも肌がたるんでると感じている20代の方も、実際のところSMASは緩んでいないことが多いため、自己判断はしないほうがよいでしょう。

逆に、皮膚がたるみすぎている人も効果が見込めません。単純な理由で、たるみすぎた肌にはハイフによる引き締め効果が十分に発揮できないからです。

たるみすぎの場合は、フェイスリフトや糸リフトなどのリフトアップ手術を検討するとよいですよ。

また、日焼け肌の方もハイフは避けたほうがよいでしょう。ハイフ治療はいわば肌にダメージを与えて施術しているようなものだからです。

日焼け後の肌もダメージ肌のため、ダメージの蓄積が増えてしまい肌トラブルになる危険性も否めません。

ハイフ(HIFU)のデメリットまとめ

ハイフ治療は向き・不向きのほかにもデメリットがあります。ハイフ治療を検討中の方は、メリットよりもデメリットをしっかり理解したほうがよいでしょう。

なぜなら、ハイフのデメリットは自身に負担がかかるものばかりだからです。

下記に具体例をあげてみました。

ハイフのデメリット
  • 継続して施術を受けるためにお金がかかる
  • 施術中は痛みがある
  • 施術後は一時的に乾燥しやすくなる

次は、ひとつずつ詳しく解説していきます。

1.継続して施術を受けるためにお金がかかる

ハイフの施術はお金がかかります。

1回の施術料は安ければ30,000円ほどですが、ほとんどの場合1回で施術が終わることはありません

だいたい3ヶ月~半年に一度のペースで施術を受けることになるため、数十万円かかってしまうこともあるでしょう。

施術の内容によっては50,000円~100,000円を超える場合もあります

施術ペースが3ヶ月~半年の理由は、ハイフの効果が3ヵ月~半年ほどかけて感じられるためです。

以上のことから、ハイフの施術を受けるにはそれなりの出費も覚悟しておく必要があります。

2.施術中は痛みがある

施術中は多少の痛みを伴うため、痛みが苦手な方にはつらいかもしれません。

ハイフは超音波を照射してSMASを収縮させると前述しました。その際、皮膚の内側が熱により多少の痛みを伴います

肌の表面はダメージを受けませんが、どうしても内側では痛みを感じてしまいます。

例えるなら針で突かれるようなチクチクした痛みです。

心配な方は、事前にしっかり医師の説明を受けるとよいでしょう。

3.施術後は一時的に乾燥しやすくなる

ハイフの施術後は肌が乾燥しやすくなる点もデメリットといえるでしょう。

施術後は肌の水分量が規定量より失われてしまいます。これはハイフの熱により、体内の水分が一時減少してしまうためです。

肌の乾燥は、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因となるため注意が必要です。

肌トラブルを避けるためにも、施術後はしっかり保湿クリームやジェルを塗るなどの対策が望ましいでしょう

ハイフが適切ではない人が受けた際のリスクについて

ハイフ治療は適切でない方が受けると思わぬリスクが起こり得ます。

例えば、繰り返しにはなりますが顔に脂肪が少ない方や、顔のラインがシャープな方がハイフを行うと、余計に骨格が目立ってしまうかもしれません。

頬がこけると老け顔に見えてしまうことがあるので注意が必要です。

また、ハイフは定期的に受ける必要がある治療のため、何度も通院することに抵抗がある人も要注意です。

なぜなら、通院が面倒で一定期間以上経過してしまうと再びシワやたるみが目立ってしまうからです。

本来、約3ヶ月スパンで施術を受けたほうがよい理由は、ハイフの効果が薄れてくるからですが、それを放置してしまうと継続的な効果を得られません。

場合によっては、肌が引き締まったりたるんだりして、周囲の人にハイフをやっていることを気づかれてしまう可能性もあります。

施術の精度が低い場合に起こり得る副作用について

件数は多くはありませんが、ハイフの失敗例も報告されています。失敗する理由は、施術する人の技術力によるものが考えられます。

やはり施術者も人間なので、力量が少ないと失敗するケースもあります

例えば、

  • ハイフの出力を上げすぎてしまった
  • 使用する機器の問題

などがあげられます。

では、失敗するとどのようなことが起こるのでしょうか。

結論は、副作用が起こる可能性があります。

具体的には次の2つです。

どちらも深刻な症状のため、見過ごせません。

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.顔のしびれが起きる可能性

ハイフの施術中に顔のしびれが起こる可能性があります。

原因は皮膚の内側を照射する際、顔の神経に超音波が当たってしまうことがあるからです。

もちろん施術者が注意していれば起こることはありませんが、稀にこのようなことが起こるケースがあります。

顔の神経などと聞くと恐ろしく感じるかもしれませんね。しかし、このしびれは一時的なもので、時間が経てばおさまるため過度の心配はいりません

しかし、だからといって起きないことに越したことはありません。

2.やけどが起きる可能性

ハイフの施術でやけどを負ってしまった事例も報告されています。なぜ施術でやけどを負ってしまうのでしょうか。

そもそも、患者の肌状態や脂肪度合を確認しながら医師がハイフの出力を調整するのが通常です。

しかし、

医師の経験値や知識量が少ないと出力の調整を間違えてしまうことがあります

すると、照射した超音波の熱が皮膚の表面まで跳ね返り、やけどを負ってしまうことが考えられます。

また、照射する角度や位置を間違えた場合もやけどの原因になり兼ねません。

ハイフの照射位置や角度を間違えると、骨に反射して皮膚の表面まで反射してしまう可能性があるからです。

ですが、やけどといっても軽度のケースが多いため、大きな心配をする必要はありません。

いずれにしても、クリニックの実績や施術者の技量には注意したいところです。クリニックのホームページなどで実績を確認することは大事です。

よくあるハイフのデメリットに関する間違い

ハイフに関してさまざまなデメリットがあげられていますが、なかには上記2つのような間違った情報もあります。

この2つのデメリットには科学的根拠が一切ありません

詳細は次で解説していきます。

1.将来的にたるみやすくなる、というのは間違い

ハイフをしていると将来たるみやすくなるというデメリットを聞きます。

しかし、科学的根拠のない噂といえます

そもそも、ハイフを継続的におこなうことでリフトアップは持続されるわけですから、将来的にたるみやすくなるということ自体間違っていますよね。

2.将来的に老け顔になりやすい、というのは間違い

ハイフを行うことで将来的に老け顔になりやすいというデメリットを耳にしますが、こちらも科学的根拠のない意見です。

記事前半にもお伝えしているとおり、顔に脂肪が少ない方がハイフを行うと、SMAS筋膜の収縮とともに脂肪も減少するため頬がこけてみえることがあります。

そのため、老け顔に見えてしまうデメリットがあるのは事実です。このデメリットがひとり歩きして大げさになってしまったのかもしれませんね。

いずれにしても、効果のある方が継続的に施術をおこなっていれば、老け顔に見えるデメリットの心配もないので安心してよいでしょう。

ハイフは美容系施術の中でもデメリットが少ない!

ここまではハイフの施術をするうえでのデメリットを解説してきました。

さまざまなデメリットがあげられ、リスクの多い施術に感じたかもしれませんね。しかし、実際ハイフは美容系の施術のなかではデメリットは少ないほうなのです。

驚いたかもしれませんがフェイスリフトや糸リフトなど、ハイフよりリスクの高いリフトアップがあるからです

フェイスリフトは皮膚を切ったり縫合したりする施術ですし、糸リフトは自然に溶ける糸を使用するものの、皮膚に直接通してリフトアップする施術です。

ハイフより大がかりな施術をおこなう上記リフトアップは、当然ハイフよりデメリットは多くなります。

つまり、デメリットが少なく手軽に施術を受けられるハイフはおすすめのリフトアップといえます。

もしハイフを検討していて、デメリットを聞いて不安を感じた方は、さらにリスクのあるリフトアップがあることも理解したうえで再検討するとよいでしょう。

まとめ

当記事ではハイフのデメリットをお伝えしてきました。

ハイフの施術は下記のようなデメリットがありましたね。

  • 老け顔に見えてしまうことがある
  • 20代がおこなうと大きな効果が得られない
  • やけどする危険性がある
  • 施術中の痛み
  • 肌トラブルを起こす可能性

そのほか、身体に対するデメリット以外にも金銭的問題もありました。

しかし、これらのデメリットも同じリフトアップであるフェイスアップや糸リフトなどと比べると、ハイフのほうがリスクやデメリットが少ないといえます。

もし、デメリットが原因でほかのリフトアップを考えているようなら、ハイフを検討するほうがリスクは少ないでしょう

ハイフのメリットもしっかり理解したうえで、施術を検討してみてください。