ハイフ(HIFU)の種類と機種について特徴・効果を解説!

顔痩せやリフトアップをする場合には、ハイフ治療がおすすめです。

肌の一定層に照射を当てることで組織の損傷と再活性化が起こるので、一定の効果が発揮されることとなります。

市場には機種の種類が非常に多いので、情報整理が大切になってきます。

この記事では、ハイフの機種や特徴・効果についてまとめていますので、是非確認していきましょう。

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著者情報(小野優子)beauty-column編集部
小野優子
スキンケアとアンチエイジングに注力するアラフォーライター。自身がシワ・シミ・たるみに悩み始めたことをきっかけに、美容医療に目覚める。「何歳になっても美しく」をモットーに活動中。

ハイフ(HIFU)の種類について

ハイフの医療区分やアプローチ、機種の相違点に着目しながら紹介していきます。

ハイフに関する知識整理に役立ててみてくださいね。

1.「医療用ハイフ」と「美容ハイフ」について

医療用ハイフ美容ハイフ(エステ)
機器の照射パワー高い低い
照射可能な深さ1.5㎜~4.5㎜

SMAS筋膜にまで届く

浅い層のみが対象。

4.5㎜(SMAS筋膜)にまで届きにくい

痛さ若干はあるほとんどない
料金3万~15万程度5千円~2万円程度

ハイフの機種は大きく分けて医療用ハイフと美容ハイフ(エステハイフ)に分類されます。

元来、ハイフは医療機関で使用されていました。医療用ハイフは照射力が強いのが特徴で、皮膚の4.5mmのSMAS層に超音波を届けることができます。

美容ハイフは比較的新しい分野となります。美容ハイフは、医療機関以外でも使用することができます。

事故のリスクが少なくなるように照射力も抑え目に設定されています。施術料金では医療用ハイフの方が美容ハイフよりも2倍以上の高さとなっています。

効果と料金で違いがあるので、参考として確認してみてください。

2.「ハイフ」と「リニアハイフ」「ハイフシャワー」について

それぞれの解説
  1. ハイフ・・・皮膚層に熱を照射。顔の筋肉組織の引き締め効果
  2. リニアハイフ・・・脂肪層に熱を起こす。脂肪細胞の分解して顔痩せの効果。
  3. ハイフシャワー・・・皮膚の浅い層へ照射すること。皮膚表面が美肌になる。

ハイフの機種によって、ハイフのアプローチも異なります。

ハイフは筋肉層へ照射することで、リフトアップや引き締めの効果があります。リニアハイフは脂肪層に熱を当てて、顔やせの効果があります。

ハイフシャワーは浅い層へ照射させることで、コラーゲンの再構成を促し効果(美肌効果)があります。

3.ハイフの機種について

ハイフ機器を取り巻く状況
  • ハイフ機種によって特徴が異なる。
  • クリニックの導入状況によって受診可否が分かれる
  • 主な市場に出回っているハイフ機種7種を紹介。

ハイフ治療は機種の特徴によって違ったものとなります。参考として特徴の違いを列挙します。

  • カートリッチの対応箇所が「顔・体」か「顔だけ」か
  • 照射力の強さ
  • 照射範囲が広さ

また、クリニックによって導入しているハイフ機種も同じものではありません。クリニック探しと一緒に機種選びをする点にも注意してください。

市場に出回っている主な機種としては、ウルセラ、ウルトラセルQ+、ソノクイーン、タイタン、ダブロゴールド、ウルトラウォーマー、UTIMAS 3Aなどです。

ハイフ(HIFU)の機種比較一覧

ウルトラセルQ+ウルセラソノクイーンタイタンダブロゴールドウルトラウォーマーUTIMS A3
特徴施術時間が短い(20分程度)、2019年発売の新しめの機器FDAの承認を受けたハイフ機器の元祖。出力が高い。目周りなど細かい部分にも対応可能痛みが少なく、施術時間が短い(20分程度)痛みとダウンタイムが少ない1.5mm~13mmまで幅広いカートリッジを用意し、顔以外のハイフも可能センターレスハイフにより皮膚表層の火傷を負わなくなる。
料金普通(3万円~)高め(10万円~)普通(4万円~)普通(3万円~)少し高め(6万円~)普通(4万円~)安め(2万円~)
製造元Jeisys社(韓国)Contact YM社(アメリカ)newpong社(韓国)WON TECH社(韓国)Hironic社(韓国)CLASSYS社(韓国)KORUST社(韓国)
対応部位顔・体顔・体
カートリッジ1.5㎜・3.0㎜・4.5㎜1.5㎜・3.0㎜・4.5㎜2.0㎜・3.0㎜・4.5㎜1.5㎜・3.0㎜・4.5㎜1.5㎜・3.0㎜・4.5㎜1.5㎜・2.0㎜・3.0㎜・4.5㎜・6.0㎜・9㎜・13㎜1.5㎜・3.0㎜・4.5㎜

ハイフ機器の特徴や料金、対応部位や照射の深さをまとめました。

機器の特徴としては「出力が高い・施術時間が短い」ものと「痛いが少ない、肌に優しい照射」というものに分けられます。

料金としては、ウルセラ(10万円~)やダブロゴールド(6万円~)が高めの施術料金となっています。

カートリッチとしては、全体的に1.5㎜(2.0㎜)と3.0㎜、4.5㎜は揃っています。ウルトラフォーマーだけ、4.5㎜より深い層(6.0㎜以上)を専用カードで照射することができます。

ハイフ(HIFU)で使われる機種を個別に解説

ここではハイフで使用される機種を7個紹介していきます。

機器の特徴や販売元、主なクリニックも一緒に紹介しています。

機種選びにも役立つので参考にしてみてください。

1.ウルトラセルQ+

機種情報

機種名ウルトラセルQ+
製造元Jeisys社(韓国)※日本法人もあり
対応部位顔・体(二の腕、ブラファット、膝)
カートリッジ1.5㎜・3.0㎜・4.5㎜
効果の持続公式に記載なし
施術時間8分/300ショット
製造元ホームページ公式HPはこちら

ウルトラセルQ+は日本でも広く導入されている医療用ハイフです。ウルトラセルQ+は顔のたるみ治療だけではなく、二の腕などの脂肪溶解にも対応しています。

カートリッチは1.5㎜から4.5㎜の層に対応しており、4.5㎜のSMAS・筋膜層に届く点に特徴があります。

ウルトラセルQ+は高速カートリッチが開発使用されており、施術時間は8分で完了することができます。

ウルトラセルQ+を取り扱っているおすすめのクリニック

クリニック名湘南美容クリニック
ガーデンクリニック
東京美容皮膚科
聖心美容クリニック
価格29,800円~初回52,800円~55,000円~148,500円~
公式サイト

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ウルトラセルQ+を取り扱っているクリニックは比較的多くあります。

主なクリニックは、湘南美容クリニックやガーデンクリニック、東京美容外科、聖心美容クリニックです。

最も手ごろなのは湘南美容クリニックで29,800円~となっています。

2.ウルセラ

機種情報

機種名Ulthera system
製造元Contact YM社(アメリカ)
対応部位
カートリッジ1.5㎜・3.0㎜・4.5㎜
効果の持続公式に記載なし
施術時間0.5時間~2時間前後
製造元ホームページHPはこちら

ウルセラは深さ4.5㎜のSMAS筋膜にまで照射エネルギーを届けることができるのが特徴です。

施術の際には、超音波画像診察と一緒になっています。筋組織や骨を避けながらエネルギー照射ができるので効果的です。

施術時間は狭い範囲だと30分で終了しますが、広範囲となるとショット数も増えるので2時間程度かかります。

ウルセラを取り扱っているおすすめのクリニック

クリニック名湘南美容クリニック
東京美容皮膚科
オラクル美容皮膚科
東京イセアクリニック
価格130,370円~149,600円~165,000円~176,000円~
公式サイト

公式サイトはこちら

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公式サイトはこちら公式サイトはこちら

ウルセラも導入しているクリニックが多くなっています。

主なクリニックは、東京イセアクリニックやオラクル美容皮膚科、東京美容皮膚科、湘南美容クリニックです。

湘南美容クリニックでは130,370円から施術可能となっているので他クリニックよりも安くなっています。

3.ソノクイーン

機種情報

機種名sonoQueen
製造元newpong社(韓国)
対応部位
カートリッジ2.0㎜・3.0㎜・4.5㎜
効果の持続公式に記載なし
施術時間60分~ ※施術部位による
製造元ホームページ公式HPはこちら

ソノクイーンは皮膚表面を傷つけずに深さ3.0㎜の真皮や深さ4.5㎜のSMAS層に照射することができる機器です。

施術は顔のみに対応しており、照射をすることで顔のたるみやシワの改善が期待できます。

ソノクイーンでは2.0㎜のカートリッチが装着できるのもポイントです。他の機器では届かなかった顔の細かい場所にも照射ができます。

ソノクイーンを取り扱っているおすすめのクリニック

クリニック名品川スキンクリニック
TCB東京中央美容外科
銀座ケイスキンクリニック
エレナクリニック
価格16,500円~24,800円~25,000円~49,800円~
公式サイト公式サイトはこちら

公式サイトはこちら

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ソノクイーンを導入しているクリニックは豊富にあります。

主なクリニックは、品川スキンクリニックやTCB東京中央美容外科、銀座ケイスキンクリニック、エレナクリニックです。

TCB東京中央美容外科は、全国でも店舗数が多いので近所でも気軽にハイフ施術を受けることができます。

4.第3世代タイタン

機種情報

機種名Tightan
製造元WON TECH社(韓国)※日本法人もあり
対応部位
カートリッジ1.5㎜・3.0㎜・4.5㎜
効果の持続公式に記載なし
施術時間6分/300ショット
製造元ホームページ公式HPはこちら

タイタンは皮膚のひきあげ・引き締めに役立つハイフ機器です。

照射の深さとしては、1.5㎜の表皮総から3.0㎜の真皮層、4.5㎜のSMAS層までと幅広く対応しています。

特徴は治療スピードの早さです。6分間のうちに300ショット照射させて治療ができます。

タイタンを取り扱っているおすすめのクリニックは「品川美容外科」

クリニック名品川美容外科

品川美容外科

品川スキンクリニック

品川スキンクリニック

価格29,800円~29,800円~
公式サイト

公式サイトはこちら

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タイタンを導入しているクリニックはウルセラやウルトラセルQ+よりは少なくなっています。

主なクリニックは、品川美容外科や品川スキンクリニックが両者とも29,800円~で対応しています。

品川美容外科ではプランもより多くなっているのでおすすめです。

5.ダブロゴールド

機種情報

機種名doublo gold
製造元Hironic社(韓国)
対応部位
カートリッジ1.5㎜・3.0㎜・4.5㎜
効果の持続18か月
施術時間8分/300ショット
製造元ホームページ公式HPはこちら

ダブロゴールドは韓国が製造元となっている機種です。

ダブロゴールドはMFU技術を取り入れることで治療速度が速くなっているのが特徴です。施術は8分(300ショット)で完了します。

カートリッチも広く揃っており、1.5㎜~4.5㎜までの深さに対応しています。

ダブロゴールドを取り扱っているおすすめのクリニック

クリニック名銀座TMクリニック
品川美容外科

品川美容外科

品川スキンクリニック

品川スキンクリニック

価格54,780円~29,800円~29,800円~
公式サイト公式サイトはこちら

公式サイトはこちら

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ダブロゴールドを導入している主なクリニックは、銀座TMクリニックや品川美容外科、品川スキンクリニックです。

銀座TMクリニックや品川美容外科では100,000円を下回る価格帯となっています。

安いクリニックを探している場合には、参考にしてみてください。

6.ウルトラフォーマー

機種情報

機種名ULTRA FORMER
製造元CLASSYS社(韓国)※日本法人もあり
対応部位顔・体
カートリッジ1.5㎜・2.0㎜・3.0㎜・4.5㎜・6.0㎜・9㎜・13㎜
効果の持続3~6か月
施術時間90分
製造元ホームページ公式HPはこちら

ウルトラウォーマーは韓国で製造されているハイフ機器です。

カートリッチの種類が多いのが特徴で、1.5㎜・2.0㎜・3.0㎜・4.5㎜・6.0㎜・9㎜・13㎜と7種類あります。

1.5㎜・2.0㎜・3.0㎜・4.5㎜は顔用カートリッチ、6.0㎜・9㎜・13㎜は体用カートリッチとなります。

ウルトラウォーマーを取り扱っているおすすめのクリニック

クリニック名メディアージュクリニック青山院
アイシークリニック
はなふさ皮膚科
価格52,800円~10,780円~16,500円~
公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら

ウルトラウォーマーは導入しているクリニックは少ない状態です。

中でもメディアージュクリニック青山院ではウルトラウォーマーⅢが進化した、ウルトラウォーマーMPTを使用しているのでおすすめです。

アイシークリニックやはなふさ皮膚科はウルトラウォーマーⅢを使用していますが、料金は安くなっています。

7.UTIMS A3(ユーティムスA3)

機種情報

機種名UTIMS A3
製造元KORUST(韓国)
対応部位
カートリッジ1.5㎜・3.0㎜・4.5㎜
効果の持続6か月~1年
施術時間30分~60分
製造元ホームページ公式HPはこちら

UTIMS A3は韓国で製造されたハイフ機種です。

UTIMS A3はサイズが異なるカートリッチを部位ごとに使い分けることが可能です。

リフトアップやたるみ、シワの改善にも役立つことができます。

UTIMS A3を取り扱っているおすすめのクリニック

クリニック名エミナルクリニック

エミナルクリニック

ゼティスビューティークリニック
東京形成美容外科
西麻布ヒフ・形成外科
価格29,500円~16,500円~52,000円~110,000円~
公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら

UTIMS A3を導入しているクリニックはエミナルクリニック・ゼティスビューティークリニック、東京美容皮膚科、西麻布ヒフ・美容外科等です。

エミナルクリニックやゼティスビューティークリニックでは、30,000円を下回る金額となるおり、通院しやすい価格帯となっている点でおすすめです。

まとめ

BOXタイトル
  1. ハイフの種類について説明をしました。
  2. ハイフ機器を比較しながら、特徴や性能を紹介しました。

はじめにハイフの種類について説明をしました。

ハイフ照射力が強い医療用ハイフとコストが安くて照射力が低い美容ハイフの2種類があります。

また、照射アプローチもハイフリニアハイフハイフシャワーと3種類があるので参考にしてみてください。

次に、ハイフ機器を比較しながら、特徴や性能を比較しました。

全体的に、1.5㎜~4.5㎜までの照射に対応しており、施術料金は2万円・3万円からの価格帯となっています。

ハイフは機器や種類によって料金が大きく異なるので、施術効果も含めて検討するようにしてみてください。