ボトックス注射の効果はいつから?副作用についても徹底解析!

ボトックスの施術を検討する際「どんな効果があるの?」「副作用は大丈夫?」と疑問や不安を感じる方も多いでしょう。

そこで本記事では、ボトックスの効果と持続時間、副作用、メリット・デメリットを徹底解説します。この記事を読めば、ボトックスの効果やリスクをしっかりと把握した上で、治療を受けるかどうかをスムーズに判断できるはずです。

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ボトックス注射の人気クリニック10選!おすすめ部位や効果・料金も解説!
著者情報(三浦希)beauty-column編集部
三浦 希
日々美容に関する情報を収集し、最新の情報をキャッチすることに努めている。美容整形だけでなく、コスメ・ヘアケア・ダイエット等幅広い分野の調査担当。

ボトックスの主な効果は

時期
いつから施術後:2〜3日
いつまで施術後:3〜4月
効果がなくなる施術後:6月

ボトックス注射に用いる薬液には、筋弛緩効果のある「ボツリヌストキシン」が含まれており、気になる部位に注入すれば、小顔やシワ改善、痩身など幅広い目的に役立ちます。

ボトックスの効果の持続期間には個人差がありますが、施術後2~3日で効果が表れ、3~4ヵ月程度で効果が薄れてくるケースが多いです。さらに、施術後6ヵ月程度経つ頃には薬液が排出されて、効果がなくなってしまいます。

ボトックスの効果は半永久的に続くわけではないため、理想的な仕上がりを維持するには、3~4ヵ月に1回程度薬液を再注入するのがおすすめです。複数回施術を重ねることで、筋肉の働きが弱まり、効果の持続時間が長くなる可能性もあります。

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ボトックス主な施術部位と期待できる効果

部位効果
エラ咬筋を麻痺させることで顔をほっそり見せる
顔のシワ表情筋を麻痺させることで表情ジワを防ぐ
ガミースマイル笑うと歯茎が出てしまう場合に、上唇を引き上げる筋肉を麻痺させることで歯茎が見えなくなる
人中(鼻の下)唇上の筋肉を麻痺させることで鼻と口の距離を短くなる
顎(梅干し)顎にあるオトガイ筋を麻痺させることで、顎の緊張が解け梅干しができなくなる
僧帽筋を麻痺させることで、華奢な印象にする・肩こりを軽減する
ふくらはぎふくらはぎ裏の腓腹筋を麻痺させることで、ふくらはぎをほっそりさせる

ボトックスの代表的な施術部位は「顔のシワ」「エラ」です。筋肉を弛緩させる薬液を表情筋に注射することで、シワの軽減・予防効果が期待できます。同じく気になるエラに薬液を使えば、エラの張りが気になりにくくなり、小顔に見せることが可能です。

さらに、肩やふくらはぎといったボディにボトックスを行うケースも多いです。肩の僧帽筋に薬液を注入すると、肩を華奢に見せたり、こりを和らげたりする効果が期待できます。スポーツなどで筋肉が発達したふくらはぎに施術を行えば、脚を細く見せることも可能です。

またボトックスは、上記以外にもさまざまな目的・部位に使用できます。顔やボディに関する悩みがあれば、まずは美容クリニックに相談してみてください。医師が適切なプランや施術メニューを提案してくれます。

ボトックスの副作用は?

ボトックスであらわれることのある副作用

  • 注射で内出血や腫れが起きることがある
  • 表情が不自然になることがある
  • アレルギー反応が出ることがある
  • 頭痛が起きることがある
  • 皮膚にたるみができることがある

ボトックスの副作用として、注射による腫れや内出血が出る場合があります。ただし、極細針を使用した施術では腫れや内出血の範囲は小さく収まるため、ファンデーションなどで隠すことが可能です。

また、薬液を注入する量やバランス、位置に問題があると、表情が不自然になったり皮膚がたるんだりするケースがあります。ただしボトックスの効果は一時的なもののため、万が一トラブルがあっても、1ヵ月程度で改善されるケースが多いです。

加えてリスクは低いものの、まれに副作用としてアレルギー反応や頭痛が出ることもあるため注意が必要です。

トラブルや後悔を防ぐために、ボトックスの施術は実績が豊富かつ信頼できるクリニックに依頼しましょう。またボトックスの効果に影響を与えないために、施術当日はマッサージや飲酒、激しい運動などは控えてください。

ボトックスのメリット・デメリット

続いて、ボトックスのメリット・デメリットをご紹介します。ボトックスの施術を希望する場合は、事前に良い点と悪い点の両方を理解した上で契約に進みましょう。

ボトックスのデメリット

ボトックスのデメリット
  • 副作用が出ることがある
  • 3~4ヵ月程度で効果が薄れる
  • 治療を受けられないケースがある

ボトックスのメリット

ボトックスのメリット
  • 美容施術としては料金が手頃
  • 短期間で効果が出やすい
  • ダウンタイムが短い

ボトックスのデメリットとして、先述した副作用が出る可能性があります。また、効果が永続的ではなく、理想の仕上がりを維持するには3~4ヵ月に1回程度再注入をする必要がある点にも注意しましょう。

加えて、妊娠中や妊活中、授乳中の方、特定の疾患がある方や併用注意の薬を服用している方は、ボトックスの施術を受けられません。

一方ボトックスのメリットとしては、数千円からのお手頃な料金で美容施術を受けられる点が挙げられます。ダウンタイムがほとんどない上、即効性があり最短数日で効果を感じられることも魅力です。

日常生活に支障が出にくいため、仕事などで長いダウンタイムを取れない方でも、休日を利用して手軽に施術を受けられます。また副作用は一時的なもののため、万が一トラブルが起きても、異常が永続する心配はほとんどありません。

ボトックスに効果の期待できる人・できない人

次に、ボトックスの効果が期待できる人・期待できない人の特徴をご紹介します。せっかくお金を払っても、十分な効果が得られなくては意味がないため、事前にしっかりとチェックしておきましょう。

ボトックスに効果の期待できない人

ボトックスに効果の期待できない人
  • ほうれい線を改善したい人
  • 骨格が原因のコンプレックスがある人
  • 脂肪が原因のコンプレックスがある人

ボトックスに効果の期待できる人

ボトックスに効果の期待できる人
  • 筋肉が原因のコンプレックスがある人
  • 仕事などで同じ姿勢をとることが多い人
  • 表情にくせがついている人

ボトックスは顔のシワ改善に効果を発揮します。しかし、ほうれい線は顔の皮膚の下垂が原因のため、ボトックスを注射しても改善は見込めません。

また、ボトックスはあくまで筋肉を緩める効果のある薬液のため、もともとの骨格や脂肪が原因のコンプレックスがある場合は、別の施術メニューを検討したほうが良いでしょう。

一方、表情筋の収縮によってできるシワや発達したふくらはぎ、肩こりなど、筋肉が原因のコンプレックス・不調がある方は、ボトックスで効果を感じやすくなっています。

また、仕事で同じ姿勢を続けることが多い方や、眉間のシワなどの表情のくせがついてしまっている方も、ボトックスで体のこりをほぐし、シワを改善できる可能性があります。

ボトックスの種類で効果は変わる?

薬剤おすすめ度特徴クリニック
アラガン(ボトックスビスタ)
  • 厚労省認可
  • 米国認可(原産国)+厚生労働省認可(日本国内)を国内で唯一取得
  • 他の筋肉に作用する心配がない
  • ボトックス治療の間隔が3~4カ月と長く、体が抗体を作ってしまう可能性を軽減
TCB・品川美容外科・ガーデンクリニック・湘南美容クリニック・共立美容外科
ボツリヌストキシン(ボツラックス)
  • KFDA(韓国食品医薬品安全庁)で認可
  • 韓国のHugel社が製造
  • 欧米では、シワに対する美容皮膚科で10年以上の歴史がある
品川美容外科・湘南美容クリニック・TCB・ガーデンクリニック
コアトックス
  • KFDA(韓国食品医薬品安全庁)で認可
  • 韓国のメディトックス社が製造
  • 継続注入による効果の下落を抑制
品川美容外科
イニボ
  • 韓国の適正基準認可
  • 韓国のコバルト社が海外向けに製造販売
  • 安価に受けることができる
共立美容外科
リズトックス
  • KFDA(韓国食品医薬品安全庁)で認可
  • 韓国のヒューオンス・バイオファーマ社が製造
  • 安価に受けることができる
共立美容外科

ボトックスに使われる薬液には、世界各国で製造されたさまざまな種類があります。どの薬液にも、ボツリヌス菌に含まれる毒素「ボツリヌストキシン」が使われており、成分や効果に大きな違いはありません。

日本でよく用いられるのは、唯一厚生労働省の承認を受けている、アラガン社製の「ボトックスビスタ」です。多くの美容クリニックでは、「ボトックスビスタ」による施術を推奨しています。

ただし美容クリニックの中には、韓国製などのより安価な薬液を用意しているところもあります。日本国内では認可されていないものの、「ボトックスビスタ」の半額以下で施術できるケースもあるため、できるだけ費用を抑えたい方は利用を検討してみてください。

まとめ

ボトックス注射には筋肉を緩める働きがあり、顔のシワやエラの改善、肩こり解消、脚痩せなど、施術部位によりさまざまな効果が期待できます。

効果の持続期間には個人差がありますが、施術から2~3日程度で効果が表れ、3~4ヵ月で効果が薄れていくケースが多いです。理想的な状態を維持するには、3~4ヵ月に1回の頻度でボトックスを再注入すると良いでしょう。

ただしボトックスの施術には、腫れや内出血、表情の崩れなど注意すべき副作用もあります。トラブルや後悔を防ぐためには、十分な知識と実績のあるクリニックに依頼することが大切です。