グリコール酸ピーリングの効果や費用を現役美容皮膚科院長が徹底解説

ケミカルピーリング スキンケア

「グリコール酸」は、洗顔料や化粧品に含まれる「フルーツ酸」の一種です。「AHA(エーエイチエー、アハまたはアーハー)」などと呼ばれることもあります。

これを使ったピーリングは効果が高いと評判です。現役美容皮膚科の院長が解説します。

この記事の監修クリニック

WITH BEAUTY CLINIC

グループ医院計8医院を運営する医療法人清翔会の運営する美容皮膚科。恵比寿・代官山で美肌、小顔、痩身、脱毛、AGAなど幅広く治療を行う。


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グリコール酸ピーリングとは

グリコール酸とはスキンケアアイテムに配合されている天然成分のことです。

グリコール酸はフルーツ酸の一種で、正式にはアルファヒドロキシ酸(α−Hydroxic acid)と呼ばれます。

英語表記の頭文字を取ってAHAと呼ばれることもあります。きいたことがある方もおられるのではないでしょうか。

グリコール酸は、ケミカルピーリングでよく使われている薬剤です。

美容皮膚科や美容クリニックのピーリングでは、グリコール酸の製剤が多く使われています。

コスメやケア商品にもグリコール酸が含まれています。

グリコール酸はパイナップルやサトウキビなどに多く含まれています。よくパイナップル酵素が入ったコスメを見かけるのはそのたぐいの成分です。

グリコール酸は、肌に素早く吸収されて直接働きかけるので効果が早く表れるのが特徴です。

このようなお悩みの方におすすめです

グリコール酸には強力な角栓除去がありますので毛穴の汚れがすっきりととれることが特徴です。

洗顔料などに含まれる場合は、毛穴つるつる効果があることがアピールされていると思います。

グリコール酸によるコラーゲン増加がされやすいということもいわれています。

コラーゲンの生成によって肌がふっくらすることと毛穴がきれいになると肌の悩みもずいぶん解決してくるでしょう。

以下のような悩みを抱えている方にはお勧めです。

  • 毛穴の黒ずみや皮脂の過剰分泌
  • 肌のくすみやムラ感、小ジワ
  • ざらつき
  • 乾燥
  • しみ
  • 色素沈着
  • アンチエイジング
  • ニキビ
  • ニキビ跡

ほぼパーフェクトにいろいろな肌作用を改善するのがグリコール酸ピーリングなのです。


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グリコール酸ピーリングの効果

グリコール酸は各種お悩みに効果を発揮する優れたピーリングです。クリニックで多く使われているのはそのためです。

また、洗顔料や洗顔せっけん、スキンケア商品やシートマスクなどにも多く配合されており、とてもメジャーな成分となっています。

肌悩みがなかなか改善しないとお困りなら、グリコール酸配合のアイテムを取り入れてみるのがおすすめです。

ピーリングによって肌質が改善するのは肌の代謝も促され、なおかつ再生力が高まるためです。そしてなによりコラーゲンなどの栄養分も吸収しやすい状態となっています。

肌荒れやニキビ、肌のくすみなどの症状を改善するためにはピーリングは有効な手段です。

皮を剥くイメージで肌の表面の角質をオフすることで新しい肌への代謝を促します。角質が厚い場合はいくら良い栄養素を入れても吸収しづらくなります。

本来であれば、肌は常に古くなった角質は自然に剥がれて新しい角質に変わるのですが肌の状態が悪いとこの代謝そのものが起こりにくくなっているのです。

サイクルが乱れてしまうと毛穴詰まりが起きて肌に皮脂がたまりやすくなりニキビもできやすくなります。

ピーリングの施術では、グリコール酸などの薬剤を使って肌代謝をあげていき、皮膚の角質をオフしていきます。

クリニックでは肌を傷つけないように調整しながら薬剤を塗って角質をとっていきます。

くすみもなくなるのはこの角質がきちんと必要な分は残りつつ、いらないものがはがれていくためです。

グリコール酸を使ったスキンケアによって得られる効果

医療機関でも使われているグリコール酸には、肌質を改善してきれいな肌に導いてくれる嬉しい効果が期待できます。

グリコール酸は特に、脂性肌の方の肌質を改善するといわれます。

  1. ニキビの改善効果
  2. 肌のターンオーバー効果
  3. 肌のキメを整える効果
  4. シミの改善効果

グリコール酸を使ったケアはさまざまな効果を発揮します。

通常のケミカルピーリングとグリコール酸ピーリングの違い

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グリコール酸ピーリングは、数あるケミカルピーリングの中でも多くのクリニックで扱われている薬剤です。

通常症状にあわせていろいろな薬剤を使い分けて行うクリニックで行うピーリングをケミカルピーリングといいます。

グリコール酸は角質を剥がしながら毛穴のつまりも取り除くことができますので、特にニキビに効果を発揮しやすいものです。

また2~3週間に1回うけることができますので肌の再生が早くなります。

他のケミカルピーリングと比べると刺激が少ないので、デリケート肌の方でも、施術後のトラブルを気にすることなく治療ができます。

グリコール酸ピーリングの流れ

医療機関で受けられるグリコール酸ピーリングの流れをまとめてみました。

グリコール酸ピーリングの前には、必ず医師とのカウンセリングをおこないます。

肌状態によってはケミカルピーリング以外の施術になる方もおられます。カウンセリングはとても大事ですので、不明点があれば何でも質問しましょう。

施術の方法やプランの説明を受けるときに気になることがあれば遠慮なく質問しましょう。

次に施術前にクレンジングで肌の余分な汚れや角質を取り除きます。その後、グリコール酸を使ったピーリング剤を塗布していきます。

薬剤をすり込むように塗布しながら軽くマッサージをします。ピーリング後には薬剤の拭き取りや洗顔をし、鎮静していきます。

ピーリングあとは化粧水や乳液をつけ、肌を保湿していくのが大事です。

ピーリング後の肌は、むき出しの状態になっています。重点的な保湿をしておかないと、かえって乾燥したり荒れてしまうこともあります。

1回の施術にかかる時間は30分程度になるのが一般的です。

ビタミンのイオン導入などを併用する場合は、導入時間をプラスします。

グリコール酸ピーリングの治療費用

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グリコール酸ピーリングの費用はクリニックにより異なりますが5,000円から1万円(税込)前後です。

繰り返し数週間に何度か受ける場合はセットパックになっていて単価が割り引かれることもあるので、何度くらい行えば改善するのかを医師に相談しながら進めてください。

グリコール酸ピーリングのよくある質問

グリコール酸ピーリングの皆さんからの質問についても触れていきましょう。

Q.グリコール酸ピーリングを受けられないケースもあるのですか。

グリコール酸を使ったピーリングでは、多少の刺激があります。肌の状態によってはピーリングの施術を受けられないことがあります。

ピーリングを受けたい部位に傷があるとき、湿疹や乾癬(かんせん)の症状が出ている場合には、施術をおこなうことはできません。

また、ヘルペスやイボ、ピーリング前に最近の手術跡がある場合などにも、ピーリングできません。

日焼けをしている部位もピーリングの処置ができないので注意しましょう。

顔そりやパックによって敏感になっている状態ではピーリングができないため、前日にはこういったケアをするのは避けましょう。

免疫疾患を抱える方や妊娠中の方、光感受性の高い薬を使っている方などもピーリングを受けらない可能性があります。

施術の可否については、詳しくは専門の医師にご相談ください。

Q.グリコール酸のピーリングには肌ダメージの解消効果もある?

グリコール酸とは、フルーツ酸の中でも特に分子が小さく、角質をとる効果が高いものです。

当然肌のダメージについても効果をもたらしますが一時的に肌に刺激が与えられるので次のような症状が出る方もおられます。

  1. 痛みや赤み……ピリピリとした刺激や痛みが起きる

不安な方は事前に施術を受ける医療機関に確認しておきましょう。

  1. ニキビ……ピーリング後に肌にニキビができる

一時的な症状ですがピーリングによって肌が刺激されると一時的に皮脂分泌が活発になり、ニキビができてしまうこともあります。

重点的な保湿ケアを続けましょう。ニキビがある状態でピーリングをすると、ニキビの皮脂が肌表面に露出して固まり、かさぶたになることもあります。

できるだけ触らず、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。

Q.ピーリング後に起こりやすい肌トラブルと解消法を教えてください。

ケミカルピーリングは肌の角質を剥がして整えるため、一時的に肌の保湿力が低下し、乾燥を招くことがあります。

ピーリング後の肌は非常にデリケートなので、丁寧に刺激のない保湿ケアを続けていきましょう。

ピーリングのあとに肌に赤みが残り、一時的に色素沈着が起きることがあります。

色素沈着の症状は時間経過とともに収まっていきます。改善が見られないという場合には施術を受けた医療機関で相談してみてください。

ピーリング剤の刺激によって肌の腫れや水ぶくれなどの症状が出るケースもあります。深刻な肌トラブルが生じた場合には、施術を受けたドクターへ相談しましょう。

グリコール酸ピーリングのまとめ

セルフでのスキンケアが難しい場合には、美容皮膚科や専門クリニックのプロの手を借りてみましょう。

医療機関では医療用として整えたグリコール酸ピーリング剤を使用して施術をおこないます。

複数の成分を組み合わせたピーリングを提供していることもあります。また、イオン導入などのケアを同時に受けるのもおすすめです。

専門の医師の手によるケミカルピーリングを受けることで根本からの肌改善が促されると思います。

ヒトの肌は、正常であれば、およそ28日のサイクルで新しく生まれ変わるとされています。

肌トラブルや偏った食習慣、睡眠不足などによって、うまくこのサイクルが動かなくなってしまうと、古い角質層が残っていってしまうのです。

グリコール酸は、皮膚の一番外側にある角質の細胞に働きかけ、角質を剥がします。表面が整い、くすみをなくす効果もあります。

ニキビ跡に悩まされている場合もピーリングによって凸凹している肌も整えられることが期待されますし、毛穴ケアにもなりますので気になる方は美容皮膚科へご相談ください。

グリコール酸ピーリングを検討されている方は、まずは美容クリニックのカウンセリングを予約し、相談してみましょう。

WITH BEAUTY CLINICでは各種カウンセリングはすべて無料ですので、安心してご相談いただけます。

お電話、予約フォームで受け付けております。知識豊富な専門のスタッフが親切に丁寧にお答えしますのでお気軽にご利用ください。


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