<この記事に書いてある事>
・ケミカルピーリングにはどんな効果があるの?
・ケミカルピーリングはどのくらい続けたらいいの?
・ピーリングを美容皮膚科でやるメリットは?
・クリニック選びのポイント
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ケミカルピーリングの効果とはどのようなものでしょうか?方法や費用も知ってきれいなお肌を目指したい人のために、ケミカルピーリングについて現役美容皮膚科院長が解説します。
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ケミカルピーリングの効果
ケミカルピーリングとは、皮膚科や美容クリニックだけで受けることができる、古い角質を取り除いて肌を新しく生まれ変わらせる効果のある施術です。
医療行為ということで安心して受けることができるスキンケアのひとつです。
美肌を目指すケミカルピーリングには具体的にどんな効果があるのでしょうか。ピーリングは肌のくすみ、ざらつき、にきびやにきび跡、シミなどに効果があります。また毛穴開きなどにも効果的です。
肌の奥に古い角質が溜まるとざらつきが目立ちますが、ピーリングで古い角質を除去すれば、肌の表面をなめらかに見せられるのです。
また、角質が剥がれた肌は浸透しやすくなるため、スキンケア効果が高まり、肌に弾力やうるおいを与えます。
さて、もう少し詳しく見ていきましょう。
にきび、にきび跡、肌荒れ改善
にきびは肌表面にできる炎症のため、ピーリングが特に有効と言われています。
肌のターンオーバーを整えることで炎症を抑え、ニキビができにくい肌へ変わり、肌の新陳代謝を促すことでニキビ跡の改善も期待できます。
にきびに有効とされるピーリングはグリコール酸ピーリングとサリチル酸マクロゴールピーリングで、それそれ基本的に約2週間に1回の間隔で治療することがおすすめです。
治療を続けているとにきびが出来るまでのスパンが長くなり、肌が安定した状態が続きやすくなります。肌が安定した状態になれば、にきび跡の治療や肌荒れの治療に進みやすくなるでしょう。
重症のにきびの場合には、ピーリングだけで解決しようとせず内服薬の服用をおすすめします。 当院でもお取扱いがございますので、お気軽にご相談ください。
シミ改善
紫外線などを原因として肌の浅い部分に現れたシミに特に有効です。
角質を取り除くことで、角質層にあるシミを目立たなくしていきます。 しかし即効性がないので、通常2,3回の治療ではなく、長いスパンで見る必要があり、少なくとも数ヵ月、シミの種類によっては年単位の期間がかかることもあります。
シミ治療が目的の場合ケミカルピーリングだけでなく、投薬や美白の塗り薬などと併用することが多いです。 単体で行うよりも併用して他との組み合わせで行う方が良いでしょう。
色むら、くすみ改善
年とともに肌がくすんで見えるようになったという方は多いのではないでしょうか。
肌がくすむとどこか元気のない「疲れ顔」に見えてしまい、メイクをしてもパッと明るく華やぎません。 ピーリングをすることで古くなり汚れた角質層が取り除かれ、透明感のある美しい肌へ導きます。
そのためアンチエイジングとしても人気があり、大物歌手で知られるあの人もケミカルピーリングを受けていて50歳を過ぎて60歳近くになってもつるつるのお肌を保っているという記事も出ていました。
毛穴の開きや黒ずみ改善
毛穴の開きに関しては、当院でも取扱のあるマッサージピールが効果的とされています。
マッサージピールは即効性を感じやすい施術とされており、施術を受けた直後からざらつきの改善やお肌のハリツヤを実感していただけるでしょう。
ダーマペンとの組み合わせもおすすめです。 毛穴の開き・詰まり、ざらつきの改善、たるみ毛穴の改善と予防、さらに毛穴の黒ずみの予防にも有効です。
痛みやダウンタイムもないため、定期的におこなうことがおすすめです。
気になってから改善方法を調べてあれこれ方法を試す方が多いと思いますが、こういった美容の知識を持っていれば予防として続けることができ、若々しく美しいお肌の状態が保てることができるでしょう。
張りや弾力、小じわ改善
ケミカルピーリングの薬剤が肌組織を刺激することによって、肌のハリや弾力を保つコラーゲンの生成が促進されハリや弾力が出てきます。
ダーマペンと組み合わせる施術「ベルベットスキン」はさらに効果的です。 また、美容成分を浸透しやすくしてくれる補助効果を利用してのイオン導入との併用もおすすめです。
同様の理由でエイジングケア用の化粧品を併用して使うことも効果的です。 その際にもできるだけ、ドクターズコスメをおすすめします。当院でもご用意がございますので、カウンセリング時に是非お気軽にご相談ください。
効果が表れるまでの期間と頻度
数ある美容施術の中で手頃でダウンタイムもなく継続しやすいと言われているケミカルピーリングですが、施術してから効果が出るまで、どのくらいの頻度や期間が必要なのでしょうか。
頻度
肌のターンオーバー周期にあわせて、はじめは2週間に一度の施術を5,6回ほど繰り返し、その後肌の状態にあわせて、1ヵ月に1回程度の頻度で施術を受けるのが理想的です。
市販のピーリングを自己処理でおこなうと肌を傷めてしまうリスクもありますが、美容医療で扱うピーリングは安全な薬剤を使い、かつ知識豊富な医師・看護師が施術にあたるため安心して受けることができ、皮膚の細胞はどんどん新しいものは作られるためその程度の頻度で繰り返しても肌は傷みません。
期間
改善したい症状にもよりますが、はじめは効果が出るまで5,6回は続けることが好ましいので、3ヶ月程度はかかります。
そこからは間隔を少し開けて、お悩みの再発や予防のためにも定期的に通い続けて良い施術です。また、他療法との併用が可能かつ効果的な治療ということもあり、年単位の期間続けている方も多い施術です。
ケミカルピーリングのデメリット
ケミカルピーリングはもちろんメリットだけではありません。ケミカルピーリングのデメリットも知っておきましょう。
ケミカルピーリングは、わかりやすく説明すると、酸性の薬剤を使って肌表面の角質層にある余分で古い角質を溶かす施術です。
肌質の薄い人には刺激が強く、ピリピリすることがあるので場合によっては施術できないこともあります。
ピーリング剤が肌質に合わなかったりすると、炎症を起こすこともあるのでドクターにきちんと施術前に見てもらうようにし、疑問点や不安点があれば、カウンセリング時に遠慮なく質問しましょう。
また、肌トラブル回避のために、ピーリングの前日は、顔の剃毛やスクラブ・パックなどの使用は避けましょう。
痛み
ピーリングの種類、肌の状態にもよりますが、施術中からピリピリと独特な感覚を感じることもあります。すぐにおさまりますが、我慢できないほどに気になれば、施術中でもお申し付けください。 お肌の状態に応じたピーリング剤で行うので、激しい痛み等の心配はありません。
赤み、皮むけ
ピーリングの種類は肌質によって多少赤みが出たり皮むけする方もいますが、従来の真皮までのピーリングと比べると格段に軽減されていますし、ダウンタイムも極めて短いとされているため数日でおさまるでしょう。 サリチル酸マクロゴールピーリングのように、ピーリングが作用する角質層までしか浸透せず、皮膚の奥の細胞を傷つけないタイプのものもあります。そういったものを選べば高濃度でも肌の負担が少なく、副作用による肌トラブルの心配はほぼありません。いくつかあるピーリング施術の中でも、初めての方やお肌が弱い方でも受けやすい施術といえます。
毛穴の状態の悪化
ケミカルピーリングは治療後、一時的ににきびや毛穴が悪化する場合があります。
しかしこのような一時的な症状の悪化のほとんどは「好転反応」と呼ばれ、ケミカルピーリングによって肌の細胞が活性化したために起こる症状ですので心配はいりません。
気になる場合、不安な場合は医師にご相談ください。 多くの場合、治療を何度も続けておこなうことで症状は改善していきます。医師に相談して様子を見ながら継続しましょう。
にきびがふえた
にきびも同様です。一時的な好転反応であることがほとんどですので、医師に相談しながら続けましょう。
症状がひどい場合には一度、内服や別の施術で落ち着かせてからという方法もありますので、自己判断であれこれ行うのではなく、クリニックでの適切な治療による改善をおすすめします。
グリコール酸のケミカルピーリングでは、にきびが自然に破れ膿が出やすい状態になります。
しかし続けていると新しいにきびが出てくるまでの期間が長くなっていきますので、徐々に治療期間を空けていくのが良いでしょう。
ピーリングってなに?
お肌のピーリングとは、酸などの薬剤や化粧品をつかって、 肌の表面の角質層をやわらかくして古い角質を剥がし落とすことをいいます。
ざらつき改善のための古い角質の除去でたどり着く方が多いと思いますが、美容医療のものであれば、シミやくすみ、にきび治療にまで幅広く効果があります。
クリニックのピーリングが「余分な古い角質を除去する治療」であるのに対して、自宅やエステやのピーリングは「肌悩みの予防」「角質を溜めにくくするケア」と考えましょう。
ホーム用ピーリング
ピーリングと聞くと、ドラッグストアなどで売っているジェル状の化粧品を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
クリニックで受けられるピーリングは、薬剤に含まれる成分によって古く余分な角質を剥がすものですが、ピーリングジェルなど市販されているピーリングの場合、ピーリング作用が低くあまり効果のないもの、さらにはそもそもピーリング成分が含まれていないものなどが多いのが現実です。
そのため、ジェルを塗布した肌の表面をこすることでゲル化剤に古い角質を絡めて落とすタイプが主流です。
しかし、ぽろぽろとなる感覚が癖になり無理にごしごしとこすってしまい、残念ながら結果として肌を傷めることにつながってしまうトラブルも多いです。 そのほかにも、AHAタイプ・酵素タイプ・スクラブタイプなどがあります。
エステ用ピーリング
エステピーリングは肌の汚れを除去し、にきびや肌あれを防ぎ肌をやわらげ、角質層を整えることを目的とします。
ピーリングに使用される薬剤はクリニックのみで許可されていますが、非常に濃度を薄くしたものは化粧品として許可されたものもあり、エステでのピーリングはそのような化粧品を使用されているものと思われます。
化粧品とクリニックの薬品だと濃度が10倍ほど違うのものがあり、そのことからも効果の違いは明らかといえるでしょう。
グリーコル酸ピーリング
グリコール酸とはフルーツ酸の1種で、α−ヒドロキシ酸とも呼ばれています。
グリコール酸ピーリングはケミカルピーリングで使用される薬剤の一つで、皮膚に薬剤を塗布することで皮膚表面を人工的に剥がして肌表面をなめらかにする効果があります。
薬剤にはそれぞれ特性がありますが、なかでもグリコール酸は皮膚への浸透力が高いとされ、日本人の肌と相性が良いともされています。
期待できる効果は、肌に潤いを与える、シミやにきび肌の改善、肌のターンオーバーを整えるなどです。
サリチル酸マクロゴールピーリング
サリチル酸マクロゴールピーリングは、とてもマイルドなケミカルピーリングです。
アトピーのある方や敏感肌の方でも行えます。 初回から効果を実感できる方も多く、にきび跡や色素沈着、くすみやシミの改善に効果的です。
また、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)を活発にすることでサイクルを整えます。
にきび治療の方は2週間に1回ペースで継続し、それ以外の方は1ヶ月に1回を目安に治療すると効果的です。
ピーリングの効果で規則正しい角層が新たに誕生するため、皮膚のキメが改善します。 繰り返し行うことで、蓄積されたメラニンを排出し、にきび跡の色素沈着やくすみ・シミを薄くする美白効果があります。
ケミカルピーリングを行った方の体験談や口コミ
・施術中はぴりぴりと独特な痛みのようなかゆみのような感覚があり最初は不安でしたが、我慢できる落ち着きます。施術後すぐに肌のざらつきの改善を実感したので、またやりたいです。
・にきびが気になりケミカルピーリングとイオン導入のセットを数ヶ月続けました。濃度を濃くすると皮剥けが起こることはわかったので相談しながらがよいと思います。続けた結果、肌がワントーン明るくなり にきび跡も減りました。満足です。
ケミカルピーリングの治療費用
ケミカルピーリングの費用目安を見てみましょう。
皮膚科クリニックや美容皮膚科で施術が可能ですが、ケミカルピーリングの費用相場は1回7,000円程度、マッサージピールになると20,000円程度です。
保険適用外治療のため、料金は種類やクリニックごとに異なります。 通いやすい自分の行きたいクリニックがどの程度なのかきちんと調べておきましょう。
クリニックの選び方
明朗会計
一回あたりの金額は美容施術のなかでは手頃なほうですが、効果を実感するために、または改善したお肌の状態を保つために何度も実施する施術なので、金額も膨らみます。
クリニックによって金額はまちまちですし、キャンペーンを謳って初回の破格で打ち出しているクリニックもありますので、ホームページやカウンセリングなどでよく調べたうえで通いやすいクリニックを選びましょう。
WITH BEAUTY CLINICは、どこよりも通い易いクリニックを目指して「高品質・低価格」を掲げています。お得な会員券のご用意もございます。ぜひ他院とご比較下さい。
実績
ピーリングは他の美容医療施術と組み合わせることで相乗効果が得られるのも人気の理由です。
ピーリングによって古い角質を除去したあとに美肌の製剤を微弱電流により真皮層まで届け浸透させる「イオン導入」はオプションのなかでも手頃なでおすすめです。
また、マッサージピールを検討しているのであれば、ダーマペンとの組み合わせ施術「ベルベットスキン」はさらに効果が実感できるでしょう。
このように、せっかくピーリングをするのであれば他にも一緒にできる施術が揃っているクリニックが良いですよね。ご自身のお悩みに合わせて組み合わせ可能な施術はなにか、専門知識をもった医師に相談してからにしましょう。
当院ではカウンセリングを無料でおこなっております。気になるとこがあれば、信頼と実績のある当院の医師にご相談ください。
痛み
痛みは先ほどもご説明させていただいたとおり、ぴりつく程度です。
ピーリングを避けた方がよいお肌状態の場合は、そのお悩みをまず解決できるように別の施術をご提案させていただくこともありますので、ご理解ください。
当院では、サリチル酸マクロゴール、マッサージピール、ブラックピールの3つより、患者様のご要望や肌の状態を見たうえで最適なピーリング剤をご提案させていただきます。
なかでもサリチル酸マクロゴールを用いたピーリングはお肌の弱い方や敏感肌の方でも施術可能ですので、まずはご相談ください。
ケミカルピーリングのよくある質問
Q.ケミカルピーリングは誰でもできますか。
誰でもできるとは限りません。疾患、疾患の重症度、使用薬剤、薬剤濃度、によって異なります。
ケミカルピーリングに対する皮膚の反応は、性別や年齢などの違いにおいて異なります。
さらに、また同じ人でも治療時の皮膚の状態や行う季節によって異なるので必ずスタート時にはクリニックのドクターから、カウンセリングを受けましょう。
Q.ニキビに対するピーリングは痛くないですか。
「ニキビ」に対するケミカルピーリングでは、 グリコール酸を用いる場合が多いです。ニキビの場合は治療直後から、毛穴からの皮脂の分泌や、膿をもったニキビが自然に破れ、膿が出やすい状態になりますので状態の注意が必要です。
治療開始時は基本的に約2週間に1回の割合で治療することが多いです。
治療を続けていると新しいニキビが出てくるまでの期間スパンは長くなりますので治療期間も明けていくことができます。
そのようにニキビも、徐々に治療期間を空けていくことでやりはじめは治療効果が見られなくても、治療を重ねていくうちに急に改善傾向が出てくるので、やってよかったと思えるようになってきます。
Q.ケミカルピーリングはシミにも効果が本当にありますか。
「しみ」に対しては、ケミカルピーリングだけでは即効性がないので通常、2、3回の治療ではなく、長いスパンで少し見る必要が出てきます。
少なくとも、数ヵ月からシミの種類によっては年単位の期間がかかることもありますのでケミカルピーリングだけでなく、投薬や美白の塗り薬などと併用することが多いです。
症状によりけりですが他療法との併用が効果を表すことも少なくないので、単体で行うよりも併用して他との組み合わせで行う方が良いです。
Q.ケミカルピーリングはくすみにも効果がありますか。
「くすみ」に対しては、グリコール酸を用いた場合で、約5回程度で効果が出てきます。ただし、効果には個人差があります。
薬剤を塗布して、表皮の古くなった角質を科学的に溶かして剥離、除去するケミカルピーリングは、個人差はあれど何らかの形で肌の再生を促すものですからまずは元の肌がどのように今なっているのか? をドクターにチェックしてもらうところから始めましょう。
ケミカルピーリングが、どのような肌悩みに効果があるのか詳しく知りたいと考えている方は、ぜひドクターに今の悩み以外でも解決する効果が他にあるのか? と確認してみると一石何鳥にもなるかもしれません。
Q.施術前後はどのような対処が必要になりますか。
薬剤を塗布するため、施術前にメイクを落とし、薬剤を塗布していきますのでメイクはできるだけ落としていきましょう。
終了後はメイクをして帰ることが可能ですが、クリニックから指示された注意点を必ず守るようにしましょう。
ケミカルピーリングのダウンタイムはほかの施術よりも短いですがケミカルピーリングは、薬剤によってダウタイムが異なります。
皮むけが起こる可能性が高いことから次回は、5日~10日ほどは皮むけが起こることを想定してケアをします。
また、施術中にチクチクと痛みを感じる薬剤もありますので、肌に赤みが出たり、保湿が足りなくなり、乾燥が激しくなるなどの症状が出ることもあるので念のためドクターに確認をしておきましょう。
ケミカルピーリングのまとめ
ケミカルピーリングは副作用が少なく、あったとしてもすぐに治まるので手軽に肌を再生できる医療行為であることに着目したいものです。
ケミカルピーリングを検討されている方は、まずは美容クリニックのカウンセリングを予約し、相談してみましょう。 WITH BEAUTY CLINICでは各種カウンセリングはすべて無料ですので、安心してご相談いただけます。 お電話、予約フォームで受け付けております。
知識豊富な専門のスタッフが親切に丁寧にお答えしますのでお気軽にご利用ください。