ほうれい線を消す治療のダウンタイムや経過を現役美容皮膚科院長が徹底解説

しわ・小じわ治療 ほうれい線

年齢を重ねると口元の皮膚がたるみ、口角を上げても深いしわが刻まれ、ほうれい線が気になる方も多いのではないでしょうか?

ほうれい線は美容医療で治療することができます。

本記事では、ほうれい線を消す治療のダウンタイムや経過を徹底解説します。

ほうれい線を消す治療にはどんな種類がある?

ほうれい線が目立つようになると「年齢だから仕方がない」と諦める人も多いですが、美容医療での治療が可能です。

ほうれい線を消すには「ヒアルロン酸注射」「糸リフト」「HIFU(ハイフ)」といった3つの治療が効果的です。

それぞれの治療法について特徴を解説します。

ヒアルロン酸注射

高い保湿力を持つヒアルロン酸注射。肌に注入する方法のみならず、顔のボリュームや気になる骨などに注入することで、理想の顔に近づけると話題です。

ヒアルロン酸はもともと、人間の体内にも存在しているため、人体への影響もほとんどありません。

また、顔全体を切開して整形するような大掛かりな施術ではないことから、ヒアルロン酸注射の人気が高い傾向があるのです。

しかし、ヒアルロン酸は時間が経つと体内に吸収されてしまうので、定期的に注入をしなくてはいけません。

ヒアルロン酸注射による効果の持続時間は薬剤や注入部位によって異なります。

また、確実な技術を持った医師ではないとヒアルロン酸注射の施術ができませんので、クリニック選びも慎重になりたいところです。

糸リフト

美容大国韓国にて認可されたスレッドリフト。スレッドリフトは、日本でもかなりの注目を集めた最新の治療方法です。

皮下の筋膜直上にあるSMAS層に細い糸を挿入し、施術を行います。

挿入した糸に反応した皮下組織は、刺激を受けコラーゲンを生成します。そのため、たるんでしまった口周りの組織を持ち上げ、ハリのある肌によみがえらせるのです。

糸リフトは、若々しい肌が長期間作れることから、顔のリフトアップを可能にしています。

HIFU(ハイフ)

医療ハイフは、超音波を一点集中させ肌の深い部分、皮下真皮層から脂肪層、SMAS層の3層に熱エネルギーを照射する施術方法を言います。

ほうれい線のように気になる部位に熱エネルギーを照射することで顔のたるみを軽減し、ハリや弾力のある肌が実感できます。

施術開始後1ヵ月ほどで効果が体感でき、1年に1~3回の施術が推奨されている美容法です。

ほうれい線を消す治療にダウンタイムはあるの?

ほうれい線を消す治療には、それぞれダウンタイムがあります。

基本的にダウンタイムが終了すれば、症状は改善されるため、人体に影響はありません。

ほうれい線を消す治療の経過とダウンタイムの症例

ほうれい線を消す治療では、どんなダウンタイムが発生するのでしょうか? ここでは、ほうれい線を消す治療法別にダウンタイの症例を見ていきます。

ヒアルロン酸注射

基本的にヒアルロン酸注射はダウンタイムが少ない治療法です。

しかし、施術直後は赤みや内出血、注入部分の違和感、痛みといった症状が発生する可能性があります。

一般的には痛みや腫れが出ても、数日程度でダウンタイムの症状は落ち着いてきます。

また、人によってはアレルギー反応や感染症などの症状があらわれる場合もあるため、ダウンタイムが収まらない場合や、症状に違和感を感じた場合は担当した医師にすぐに相談をしましょう。

糸リフト

皮膚に穴をあけて糸を通す糸リフトでは、ヒアルロン酸注射よりもダウンタイムが発生しやすく、1週間~2週間程度様子を見なくてはいけません。

施術直後は、痛みや腫れがあり、口が開けづらいといった症状が見られます。

また糸挿入部が内出血してしまったり凹んでしまう場合もあります。特に施術部位のひきつれや凹みは、長くても1ヵ月程度かかるため、ダウンタイムは長期間になります。

HIFU

施術部位に熱エネルギーを照射して治療を行う方法HIFU(ハイフ)。施術直後は、頬の周りにほんのりとした赤みが出ます。

基本的にはメイクでカバーできる程度の色味ですが、肌が赤くなりやすい人は、頬がほてったような感覚になり腫れを感じるかもしれません。

また、ひどい人では水膨れといった症状も挙げられます。

ダウンタイムがおさまるのは1週間程度ですが、もしほかの症状を感じたり痛みや腫れが長期間ひかない場合は、クリニックに相談しましょう。

ほうれい線を消す治療のダウンタイム中に気を付けることは?

GLP-1ダイエットの効果とは?痩せる仕組みや部位、デメリットについても詳しく解説

施術後のダウンタイムを、できるだけ短くして通常通りに過ごしたい方も多いでしょう。

治療後は、「患部を冷やす」「紫外線を避ける」「保湿をする」「激しい運動は避ける」「過度な飲酒をしない」といった点に注意しましょう。

患部を冷やす

ほうれい線の施術から2~3日程度は、必ず患部を冷やすようにしましょう。

施術をした後は血行が良くなると肌が腫れたり赤みが強く出てしまう場合があります。そのため、患部に保冷剤をあてるなどといった冷却をする必要があります。

ただ、患部の冷やしすぎも逆効果になるため、保冷剤をあてるときは必ずタオルに包んでから冷やすようにしてください。

紫外線を避ける

ほうれい線の施術後は、いつも以上に紫外線のダメージを強く受けてしまいます。

紫外線の影響を受けると肌が黒ずんでしまったりしわやたるみの原因に繋がります。ダウンタイム中の紫外線対策は必ず行うようにしましょう。

外出時には日傘や帽子を使用したり日焼け止めクリームも忘れずに使用してください。外出時のみならず室内でも忘れずに対策をしましょう。

保湿をする

施術した部位は、刺激やダメージの影響を受けやすく乾燥しやすい肌になります。

乾燥した肌を放置しておくと、表面が白っぽくなったりかゆみを引き起こすため、保湿をしなくてはいけません。

特に、腫れや赤みが強い場合にはこまめに化粧水や乳液などを塗り保湿を心がけましょう。

激しい運動は避ける

施術した後、2~3日は激しい運動は避けましょう。

血行が良くなると、肌の腫れや赤みといった症状が発生しやすくなります。施術後1週間は運動やサウナは控えると賢明です。

過度な飲酒はしない

アルコールの摂取も血行を促進させてしまうため、ほうれい線の施術後はお控えいただくとダウンタイムの症状が少なくなります。

施術後にダウンタイムの症状があるうちに飲酒をすると、なかなか症状が引かない場合があります。

なるべく施術後1週間は飲酒を控えましょう。

ほうれい線を消す治療の経過とダウンタイムのまとめ

Mature Asian chief of surgery and her concentrated colleague having medical discussion, they holding digital tablet in hands

加齢とともに気になる口周りのたるみ。美容医療ではほうれい線の治療が可能になっています。また、ダウンタイムも少ないため日本でも人気の施術です。

ぜひ、ほうれい線に悩みを抱えている方は治療を受けてみてください。

ほうれい線の治療を検討されている方は、まずは美容クリニックのカウンセリングを予約し、相談してみましょう。

WITH BEAUTY CLINICでは各種カウンセリングはすべて無料ですので、安心してご相談いただけます。

お電話、予約フォームで受け付けております。知識豊富な専門のスタッフが親切に丁寧にお答えしますのでお気軽にご利用ください。

関連記事