二重整形は保険適用になる？自由診療との比較やセルフチェックテストも！

二重整形を検討されている方の中には「二重整形に保険は適用されるの？」「保険が適用される目元の治療はあるの？」と疑問に感じている方もいますよね。

結論からいうと、二重整形や目元治療を受ける際に保険が適用される場合があります。

安く二重整形施術を受けていただくためにも、この記事では保険適用となる基準目安や保険適用と自由診療(保険適用外)の違い、保険適用の注意点などについてご紹介します。

保険適用外でもコストを抑える方法にも触れているため、あわせてチェックしておきましょう。

おすすめクリニックを知りたい方は「二重整形が上手い人気おすすめクリニック13選」もぜひ読んでみてくださいね。

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ビューティーウィズ編集部
荒木里緒
複数の美容クリニックのカウンセリングを巡り、二重整形・脂肪吸引・クマ取り・糸リフトなど数々の美容整形を受けている。SNSで美容整形に関する情報や口コミに目を通すことが日課。美容整形を受けて良かったことはもちろん、後悔や辛かったダウンタイムも踏まえ、自身の実体験が悩みを抱える方の役に立つことを目標に執筆を行う。

二重整形は自由診療のため保険適用外

二重整形施術は基本的に保険が適用されません。なぜなら、二重整形を受ける理由が「左右の二重幅を同じにしたい」「理想の二重になりたい」など、美容目的であることが多いからです。

一方、医師が「日常生活に支障をきたす」と認めた場合には、保険が適用される可能性があります。保険が適用されない自由診療は施術にかかる料金を全額負担する必要がありますが、保険が適用されると3割負担で済みますよ。

「まずは自分が保険適用になるかチェックしてみたい」という方は、後述の二重整形で保険適用になるかどうかのセルフチェックテストをお試しください。

次は、保険が適用される可能性がある症状についてご紹介します。

二重整形でも「眼瞼下垂」「逆さまつ毛」は保険適用の場合もあり

	眼瞼下垂(がんけんかすい)	逆さまつ毛
イラスト
症状	まぶたが黒目近くまで下がっている	眼球に向かってまつ毛が生えている
保険適用の可能性	○	○

「眼瞼下垂(がんけんかすい)」と「逆さまつ毛」によって二重整形を検討されている場合は、保険適用になる場合があります。

眼瞼下垂(がんけんかすい)は、まぶたが黒目近くまで下がるという特徴的な症状があります。一方、逆さまつ毛の主な症状は、眼球に向かってまつ毛が生えることです。

眼瞼下垂や逆さまつ毛と診断されても、症状の進行度や施術方法などにより保険が適用されなくなる場合もあります。

「眼瞼下垂や逆さまつ毛を初めて知った」という方もいると思いますので、まずはそれぞれの症状や保険適用になる場合について詳しく解説します。

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたが黒目近くまで下がっている症状

眼瞼下垂とは、上のまぶたが黒目近くまで下がり、目が開きにくくなったり視野が狭くなったりする症状です。

まぶたを引き上げる際に使用する眼瞼挙筋(がんけんきょきん)の筋力が弱かったり、眼瞼挙筋がまぶたに付着している部分にある腱(けん)の部分に不具合が出ていたりすることが原因で起こります。

眼瞼下垂には、生まれつきのものと日常生活や加齢など後天的な要因が原因であるものの2種類があります。割合の目安は、生まれつきが全体の約20%で、後天的な要因のものは全体の約80%です。

生まれつきの眼瞼下垂が起こる原因は、主にまぶたを引き上げる際に使用する眼瞼挙筋が上手く発達しなかったことです。詳細については未だに解明できていない部分もあります。

一方、後天的な要因による眼瞼下垂は、まぶたを引き上げる筋力の低下やまぶたの引き上げを促す働きをする挙筋腱膜が不具合をきたすことが原因で起こりやすくなります。

どちらの場合も医師が「日常生活に支障をきたしている」と判断した場合は、保険が適用されますよ。

眼瞼下垂と診断されやすい症状

医師から眼瞼下垂と診断されやすい症状をまとめました。

例えば、上まぶたが黒目の8割くらいまで覆い被さっていたり、上まぶたがおもくて目を開きにくいと感じる場合には、眼瞼下垂と診断されやすくなります。

また、眼瞼下垂は上まぶたが覆い被さっている状態が継続しやすいため、目を開いても視野の狭さが改善されなかったり、周囲の方から指摘されるほど眠そうな重いまぶたになったりする場合が多いです。

まぶたを引き上げる筋肉や腱などがゆるんでいると目を開きにくくなるため、眉毛や額の力を使って目を開けるようになる方も多いです。眉毛や額に力が入るようになると、額に深いしわが入るようになったり、片頭痛や肩こりなどの症状に悩むようになったりする方もいますよ。

このように、眼瞼下垂と診断されるような状態まで症状が進行していると、上まぶたが黒目にかかる以外にもさまざまな症状が出現している可能性があります。

さらに詳しいセルフチェックを試してみたい方は「二重整形で保険適用になるかどうかのセルフチェックテスト」も確認しておきましょう。

眼瞼下垂の進行度

	正常	軽度	中度	重度
イラスト
目を見開いたときの上まぶたの位置	黒目(瞳孔)より上側 (黒目の上に白目が見える)	黒目に少しかかる	黒目の真ん中あたり	黒目 の真ん中より下側
目を見開いたときの黒目の中心から上まぶたまでの距離	3.0㎜～	1.5㎜程度	0.5㎜程度	-0.5㎜程度
視界の変化	違和感なし	なんとなく狭いかも…	まぶたにさえぎられて一部分が見えにくい	まぶたにさえぎられて大部分が見えにくい

眼瞼下垂にはどのくらい症状が重たいかどうかという進行度があり、正常・軽度・中度・重度の4つのレベルに分けて考えられます。進行度は、主に目を開いた時のまぶたの位置が黒目にどのくらいかかっているかで判断されます。

正常であれば、黒目の上に白目が見えますが、進行度が重くなるにつれて黒目にまぶたが覆いかぶさってしまい視界不良の状態になりやすいです。

進行度の目安を調べる際は、目を見開いた時の黒目の中心から上まぶたまでの距離を測ります。生活に支障が出るかどうか、このような指標で進行度をチェックすることができますよ。

軽度の眼瞼下垂は保険適用にならないのか？

「眼瞼下垂」と診断されたら必ず保険適用になるわけではありません。

上まぶたが黒目に一部分だけかかっていたり、視野が狭くなっていなかったりする軽度の眼瞼下垂は、生活に支障をきたしていると認められない可能性があります。

生活に支障をきたしていないと判断される場合は保険が適用されません。そのため、全額自己負担の自由診療になります。

一方で、軽度の眼瞼下垂で生活に支障をきたすほどの視野の見えにくさを感じていなくても、物を見る時に眉が上がるなどの症状から医師が「眼瞼下垂症」と診断すると保険適用になる場合もあります。

無料カウンセリングを実施しているクリニックも多いため、「自分が保険適用になるか知りたい」という方は気軽に相談しましょう。

逆さまつ毛とは、眼球に向かってまつ毛が生えている症状

眼瞼下垂だけでなく、逆さまつ毛も保険が適用される場合があります。逆さまつ毛の主な症状は、眼球に向かってまつ毛が生えている症状です。

厳密にいうと、逆さまつ毛にも、眼瞼内反症（がんけんないはん）と睫毛乱生（しょうもうらんせい）の2種類があります。

	正常	眼瞼内反症	睫毛乱生
イラスト
まつ毛が生えている向き同じ方向(目の外側)同じ方向(目の内側)不規則な方向(目の外側と内側)
症状-・まつ毛が角膜を刺激して 目から涙が出る ・まつ毛が角膜を刺激して 目がゴロゴロする ・まつ毛により眼球に傷がつく等・まつ毛が角膜を刺激して 目から涙が出る ・まつ毛が角膜を刺激して 目がゴロゴロする ・まつ毛により眼球に傷がつく等
原因-・加齢による目元の筋肉のゆるみ ・加齢にともない眼球周辺の脂肪が減少したこと等・まつげが根元から いびつに生えていること (下まぶたに生じることが多い)

眼瞼内反はまつ毛が根元からいびつに生えているため、全てのまつ毛が目の内側に向かって生えています。

一方、加齢による目元の筋肉のゆるみやガン周辺の脂肪減少により起こりやすくなる睫毛乱世は、まつ毛が向いている方向が不規則なところが特徴です。

眼瞼内反も睫毛乱世も、まつ毛が目(角膜)に当たることで、涙が出たり傷が付いたりするなどの症状が出現しやすいです。

逆さまつ毛も眼瞼下垂と同じで、症状が重症の場合には保険適用になりますが、美容目的で二重整形を受ける場合には保険は適用されず全額自己負担になります。

ここまで読んで「保険適用と保険適用外の違いは、料金の負担割合だけなの？」と疑問に感じている方もいると思いますが、実はその他にも違いがあります。

次は、保険が適用される保険診療と、保険が適用されない自由診療の違いについて解説します。

二重整形の保険適用と自由診療の違いを比較

二重整形の保険診療と自由診療の違いについて、価格の安さ、デザイン性、仕上がりの良さ、傷跡の残りにくさに着目しながら比較しました。

自由診療は治療にかかる料金を全額負担する必要がありますが、保険診療は3割負担で利用できます。自由診療よりも安い価格で治療を受けられるため、なるべく安い料金で治療を受けたいと思っている方には保険診療がおすすめです。

一方で、保険診療は施術方法や施術を行う医師の指名ができませんが、自由診療は可能です。傷が残りにくい施術方法も相談できる点も、自由診療の魅力です。

施術方法や施術を行う医師などにこだわりたい方は、自由診療を検討しましょう。保険診療と自由診療の違いについて、さらに詳しく解説します。

保険適用と自由診療の違いポイント1．価格の安さ

価格の安さから選ぶなら、保険診療がおすすめです。

自由診療は治療にかかる料金を全額負担する必要がありますが、保険診療は保険診療なら3割負担で済むため、圧倒的に安く二重整形を受けられます。

「治療にかかる料金をなるべく抑えたい」という方は、保険診療を検討しましょう。

保険適用と自由診療の違いポイント2．デザイン性

保険診療は、生活に支障をきたしている現在の状態を改善することを目的にしているため、施術方法や二重ラインの幅などを指定できません。

デザイン性をこだわりたいなら、自由診療がおすすめです。

保険適用と自由診療の違いポイント3．医師の指定

自由診療は治療を行う医師を指定できますが、保険診療は治療のため医師を指定できません。

執刀を行う医師は選べないため、眼瞼下垂や逆さまつ毛を保険診療で治療すると、自由診療よりも仕上がりがまちまちになりやすいです。

「実績や知識が豊富な医師に執刀して欲しい」「納得できる仕上がりを目指したい」という方には、医師を指定できる自由診療がおすすめですよ。

保険適用と自由診療の違いポイント4．傷跡の有無

保険診療は、生活に支障をきたしている現在の状態を改善することを目的にしているため、施術方法は医師が決定します。

一方で自由診療なら、現状の改善だけでなく見た目の美しさを重視できるため、傷跡が残りにくい施術方法を受けたい方には自由診療がおすすめですよ。

保険診療と自由診療には、どちらにもメリットとデメリットがあるため、両方を知った上でじっくりと検討しましょう。

二重整形が保険適用になると費用はどのくらい？

保険適用で受けられる二重整形の施術方法は、主に挙筋前転法と筋膜移植です。

挙筋前転法の自由診療の費用相場は72,000円程度で、保険診療の場合の費用相場は22,000円程度です。

筋膜移植にかかる自由診療の費用相場は185,300円程度、保険診療の場合の費用相場は60,000円程度ですよ。

挙筋前転法よりも筋膜移植の方が、安く受けられることが多いです。料金設定はクリニックにより異なるため、費用相場を参考にしながらクリニックを選びましょう。

二重整形で保険適用になるかどうか2つの注意点

二重整形を保険適用で受けようと思っている方に知っておいて欲しい注意点が2つあります。

契約後に後悔しないためにも、チェックしておくようにしましょう。

お医者さんの診断が下らないと保険適用にならない

保険適用で二重整形を受けるには、医師から「眼瞼下垂」や「逆さまつ毛」であると診断を受ける必要があります。お医者さんから診断が下らない場合には、保険が適用されないため、誤解しないように注意しましょう。

保険適用になる厳密な基準は、一人ひとりの症状や医師の判断などにより異なります。自分が保険適用になるか知りたい方は、無料カウンセリングなどで確認できますよ。

保険適用以外で二重整形にかかるコストを抑えられる方法を知りたい方は、二重整形で保険適用外でもコストを抑える方法3つ！もあわせてチェックしておきましょう。

保険適用になると美容面での希望は出せない

保険適用で受けられる治療では、生活に支障をきたしている現状を「機能面」に重視しながら改善を目指します。

一方で、保険診療は、治療を受けた後に機能面の問題点は解消できますが、美容面に関する希望は出せません。

傷跡の残りにくくしたい方や二重ラインの幅を自分好みに指定したい人などには、美容面を重視できる自由診療がおすすめです。

保険適用の場合は、メスを使用した施術が多いです。そのため、施術後に見た目が気に入らないと感じても、元通りに戻すことはできません。

施術後に後悔しないためにも、予算や施術後の仕上がりなども考慮し、納得できる方法を選択しましょう。

二重整形で保険適用になるかどうかのセルフチェックテスト

「眼瞼下垂みたいな症状があるけれど保険適用になるかチェックしたい」という方は、上記のチェックリストを試してみましょう。4個以上当てはまる場合は、保険が適用される可能性があります。

上記はあくまでも目安であるため、4個以上該当しなくても医師の判断により保険適用になる場合もありますよ。自分が保険適用になるかという厳密なところを確認したい方は、無料カウンセリングで相談しましょう。

二重整形で保険適用外でもコストを抑える方法3つ！

保険適用外でも二重整形にかかるコストを抑える方法は、埋没法、モニター、キャンペーン・クーポンの3種類です。それぞれ解説します。

保険適用外でもコストダウン1．埋没法を選ぶ

保険適用外でもコストを抑えたいなら、埋没法で二重整形を受けましょう。メスで切り開いて二重にする切開法よりも、糸で結びつけて二重にする埋没法の方が施術を安く受けられます。

中には埋没法が適さない方もいるため、無料カウンセリングなどで確認してから検討されることをおすすめします。

保険適用外でもコストダウン2．モニターになる

保険適用外でもコストを抑えたいなら、通常料金よりも安く施術を受けられるモニターを活用しましょう。症例写真を集めるなどを目的として、クリニックでモニターが募集されていることがあります。

場合によっては、モニターが募集されていなかったり、募集されている要件に該当しなかったりすると、モニターになれない可能性があるため留意しておきましょう。

施術前後の写真撮影を受けなければならないケースが多いですが、顔や名前は公開しないようにできるなどプライバシーに配慮しているクリニックもあります。

モニターの条件などの詳細が公式サイトに記載されている場合があるため、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

保険適用外でもコストダウン3．キャンペーンを使う

保険適用外でもコストを抑えて二重整形を受けたい方は、キャンペーンやクーポンを使いましょう。

LINE友だち限定の期間限定クーポンや開院○周年記念キャンペーン、学生限定割引など、お得に利用できる割引制度が整っている場合があります。

その他にも、知り合いや友人を紹介すると紹介した方と紹介された方の両方がお得になる割引や会員になるとお得に利用できる割引制度などが用意されていることもありますよ。

治療後に「あれを使えば安く施術を受けられたのに…」と後悔しないためにも、しっかりとリサーチしてから二重整形を受けるようにしましょう。

まとめ

できるだけ安く二重整形を施術を受けていただくためにも、この記事では保険適用となる基準目安や保険適用と自由診療(保険適用外)の違い、保険適用の注意点などについて解説しました。

結論からいうと、眼瞼下垂や逆さまつ毛の症状が生活に支障をきたしている場合は、医師の判断により保険適用になる可能性があります。

保険診療と自由診療にはそれぞれの良さがあるため、両方の良さを比較しながらじっくりと検討しましょう。

保険適用外でも、埋没法で二重にしたり、モニターやキャンペーン・クーポンを活用したりすると、コストを抑えられますよ。

自分に適した診療方法や施術方法を検討される際に、この記事を参考にしていただけますと幸いです。