脂肪注入豊胸で脂肪を定着させる方法6つを紹介!定着率を上げる施術とは?

脂肪注入豊胸は、自身の脂肪をバストに注入してバストアップするため、自然な仕上がりになると人気の施術です。

しかし、注入した脂肪はすべてバストとして定着するわけではないので、バストアップした状態を維持したい場合には、定着率を上げることに着目する必要があります。

今回は、施術ごとの脂肪定着率の違い脂肪を定着させる方法6つをご紹介します。

脂肪定着率を上げるために大切なクリニック選びのポイントも解説しますので、脂肪注入豊胸を検討している方はぜひ参考になさってください。

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著者情報(荒木里緒)ビューティーウィズ編集部
荒木里緒
複数の美容クリニックのカウンセリングを巡り、二重整形・脂肪吸引・クマ取り・糸リフトなど数々の美容整形を受けている。SNSで美容整形に関する情報や口コミに目を通すことが日課。美容整形を受けて良かったことはもちろん、後悔や辛かったダウンタイムも踏まえ、自身の実体験が悩みを抱える方の役に立つことを目標に執筆を行う。

脂肪注入豊胸で脂肪が定着しない?定着率には個人差あり

引用元:湘南美容クリニック

脂肪注入豊胸とは、脂肪をバストに移植してバストアップする施術です。

自身の体から吸引した脂肪をバストに注入するため、アレルギー反応が起こりにくく柔らかく自然な仕上がります。

太ももやお尻といった気になる部分から脂肪を採取するので、バストアップと同時に部分痩せをすることができるのも魅力の1つです。

脂肪注入豊胸の注意点としては、注入した脂肪の量と同じだけバストアップすることは難しいといった点が挙げられます。

注入された脂肪は、体内で脂肪として定着しなければ吸収されてしまうのです。

施術後3月~半年ほどで脂肪は定着しますが、一般的な脂肪注入であれば、最終的な定着率は50%にも満たないと言われています。

脂肪が吸収されてしまう理由は、注入された脂肪に十分な栄養が行きわたらず体内で壊死してしまうことです。

個人差もありますが、授乳後や豊胸バッグの除去後など皮膚の伸びやすい人は注入された脂肪が圧迫されにくく、栄養が行きわたりやすいため定着率が良いともされています。

脂肪の定着率を上げるためには、脂肪が体内で生き残ることができるように工夫することが必要で、脂肪注入のどういった施術プランを選ぶかも非常に重要です。

施術法ごとの脂肪定着率の違い

脂肪注入豊胸は、さまざまな施術プランがあります。プランごとの違いは、採取した脂肪の加工方法です。

脂肪をどのような方法で加工して注入するかにより、期待できる定着率にも差が出てくるため、それぞれの特徴を理解して希望に合った施術を選ぶ必要があります。

ここでは、施術法ごとの特徴と脂肪定着率の違いを解説しますので、プラン選びの参考になさってください。

ノーマルな脂肪注入豊胸(ピュアグラフト)

引用:湘南美容クリニック

脂肪注入豊胸
期待できる定着率50~80%
施術の特徴フィルターを通して不純物を取り除く

ピュアグラフト豊胸は、採取した脂肪を特殊なフィルターに通して不純物を取り除き、バストに注入する方法です。

脂肪注入豊胸の中でもノーマルな方法で、施術を行っているクリニックも多くあります。

吸引した脂肪には、麻酔液や血液など不純物が含まれているため、そのまま注入していまうと体内に吸収されてしまい、定着率が上がりません。

脂肪の定着率がダウンするだけでなく、異物反応を起こしてしまい、しこりを発生させるリスクも高くなります。

ピュアグラフトは脂肪細胞を傷つけることなく安全に不純物を除去することができるため、バストに質の高い脂肪を注入することができる施術なのです。

コンデンスリッチファット豊胸

引用:OZAKI CLINIC

コンデンスリッチファット豊胸
期待できる定着率60〜80%
施術の特徴良質な脂肪細胞だけを濃縮する

コンデンスリッチファット豊胸は、吸引した脂肪を遠心分離にかけ、健康で良質な細胞が多く含まれた脂肪を注入する施術です。

脂肪の定着率を上げるためには、バストの中で壊死してしまう脂肪細胞をできるだけ少なくする必要があります。

コンデンスリッチファット豊胸は、老化して肥大化した脂肪や不純物を徹底的に排除することで、生着率の高い健康な脂肪のみを注入することが可能です。

脂肪加工は外気にふれない状態で行われるため、感染症などのリスクも最大限におさえることができます。

脂肪幹細胞注入豊胸(セリューションなど)

引用:湘南美容クリニック

脂肪幹細胞注入豊胸
期待できる定着率70~80%
施術の特徴脂肪を活性化させる幹細胞を用いた施術

脂肪幹細胞注入豊胸とは、脂肪に含まれる「幹細胞」という細胞を用いて行う施術です。

幹細胞はバストの脂肪が減少するのを抑えたり、栄養を作る助けをしてくれる働きがあります

脂肪幹細胞注入豊胸の施術方法は、自身の採取した脂肪から幹細胞をだけを取り出し、脂肪と混ぜてバストに注入します。

幹細胞を取り出すための脂肪とバストに注入するための脂肪を採取する必要があるため、コンデンスリッチやピュアグラフなどの施術と比較すると採取する脂肪の量は増えますが、定着率が高いのが特徴です。

幹細胞を使用した施術は、国の許可を得られたクリニックでしか受けることができません。施術を希望する場合には、幹細胞治療を取り扱っているクリニックを探すようにしましょう。

脂肪幹細胞培養豊胸(セルチャー・セルバンク・コンデンスセルマックス)

引用:湘南美容クリニック

脂肪幹細胞培養豊胸
期待できる定着率70〜90%
施術の特徴幹細胞を培養してバストに注入する

脂肪幹細胞培養豊胸は、脂肪から採取した幹細胞を培養し増やしてからバストに注入します。

脂肪幹細胞注入豊胸と違うのは、脂肪から取り出した幹細胞を培養するかしないかといった点です。

幹細胞を培養する脂肪幹細胞培養豊胸は、必要な脂肪が少量で済むため、体への負担が少なく痩せていて多くの脂肪が取れない方にも向いています。

培養することで幹細胞の数が大幅に増加し、バストに注入した後の脂肪が多く生き残るため、豊胸手術の中でもバストの定着率の高い施術です。

術後に脂肪が定着するのはいつ?

いつ頃か
脂肪注入施術後3~6ヶ月

脂肪注入が定着するのは、術後3~6カ月程です。

初めに3カ月ほどかけてゆっくりと吸収されていき、3カ月以降は見た目にはほとんど分からない程度に少しずつ吸収されます。

6カ月を過ぎると吸収されることはほぼなくなるため、定着したと考えて問題ありません。定着したバストは半永久的に持続します。

2回目の施術を希望する場合には、しこりや脂肪壊死といったリスクを回避するために、脂肪が定着した6カ月目以降を推奨しているクリニックが多いです。

脂肪注入豊胸で脂肪を定着させる方法6つ【術後の過ごし方】

脂肪を定着させるためには、術後の過ごし方も大切なポイントです。

術後のバストに十分な酸素と栄養を送ることで、注入した脂肪はバストの中で脂肪として定着します。

しかし、アフターケアを誤ってしまうと、せっかくの脂肪が定着されず吸収されてしまったり、しこりや石灰といった異物となってしまうこともあるため注意が必要です。

ここでは、脂肪注入豊胸で脂を定着させる方法を6つ紹介します。

1.とにかく安静にして刺激を与えない(マッサージ・運動NG)

定着させるためには安静にして刺激を与えないことが大切です。

術後は、注入した脂肪が移動してしまう可能性が高い状態になっています。

マッサージを行うと脂肪が集められて塊となってしまい、定着に必要な栄養が行き渡りません。

栄養不足となった脂肪は壊死してしまい定着しないどころか、場合によってはしこりの発生にも繋がります。

運動も、バストに刺激を与えてしまったり、十分な酸素が送られない状況になってしまうためおすすめできません。

定着率を上げるためにも、少なくとも術後3カ月はマッサージや運動などの行為は避けるようにしましょう。

2.寝方はうつ伏せではなく仰向け

脂肪注入豊胸を行った後は、仰向けで寝るようにしましょう。

施術後は、注入した脂肪細胞が血管と繋がろうと働いている状態です。

うつ伏せで寝てしまうとバストが圧迫されてしまい、脂肪の組織が定着しにくくなってしまいます。

横向きもうつ伏せほどではありませんが、横からの圧力がバストにかかるため、避けた方が良いです。

3.過剰なダイエットをしない

施術後の過剰なダイエットは、脂肪の定着率を下げる行為です。

注入された脂肪が定着するためには、たくさんの栄養が必要となってきます。

過剰なダイエットは、バストが栄養不足な状態になってしまうため、脂肪の生着率が下がるのです。

脂肪が定着するまでの3~6カ月は、無理なダイエットはやめておきましょう。

4.喫煙をしない

喫煙は、脂肪の定着率が悪くなる原因の一つです。

タバコには血管収縮作用があり、喫煙することで血流が悪くなります。

血流が悪くなることで、脂肪の定着に必要な酸素や栄養がバストに運ばれなくなってしまうため、定着に悪影響を及ぼすのです。

施術後は、禁煙することが望ましいですが、難しい場合には喫煙本数を減らすようにしてください。

5.しっかり水分を摂る

施術後はしっかりと水分を摂取することを心掛けましょう。

体内の水分が不足すると、血液がドロドロになってしまい、酸素や栄養を上手く運ぶことができなくなります。

血液をサラサラにして血流を良くするためにも、水分はしっかりと取ってください。

1日に必要な水の量は、体重によって個人差がありますが、成人の場合で1日に2~2.5Lが目安とされています。

6.ブラジャーはスポブラなど締め付けが無いものを着用する

ブラジャーを着用するときには、スポブラやカップ付きのインナーなどゆったりとした着用感のものを選びましょう。

補正下着やワイヤー入りなどのブラジャーはバストを圧迫してしまう恐れがあります。

バストの圧迫は、脂肪の生着率を下げてしまい、しこりの原因にもなるのです。

圧迫感のあるブラジャーは、術後の痛みや腫れにも影響します。定着率だけでなく、術後のダウンタイム軽減のためにもバストを締め付けるタイプのブラジャーは控えるようにしてください。

脂肪注入豊胸で脂肪を定着させるにはクリニック選びも重要

脂肪注入豊胸で満足のいく仕上がりにするためには、施術プランやアフターケアも大切ですが、クリニック選びも重要です。

しかし、脂肪注入はさまざまな施術方法があり、クリニックによって取り扱っている施術も異なることから、どういった点に気を付けてクリニックを選べば良いのか悩んでしまう方も多いでしょう。

クリニックを選ぶ際は、定着率、クリニックごとのこだわり、クリニックの実績、に着目して選ぶのがコツです。

ここでは、脂肪注入豊胸で脂肪を定着させるためのクリニック選びのポイントを詳しく紹介します。

定着率が高い施術法を扱っているか

定着率が高い施術法を扱っているかは、非常に重要なポイントです。

脂肪注入豊胸の施術は、脂肪の不純物を取り除いて注入する方法と、幹細胞を用いて脂肪を活性化させる方法の大きく2つに分けられます。

定着率が高いのは、幹細胞を用いて脂肪を活性化させるセリューションやセルチャーなどの施術です。

注入する脂肪の不純物を取り除く、コンデンスリッチやピュアグラフトと併用できる施術クリニックを選べば、より高い定着率が期待できます。

クリニックを選ぶときには、公式サイトに記載されている施術法を必ずチェックしましょう。

脂肪注入豊胸に関してどのような点を重視しているか

脂肪注入豊胸を行う際に、クリニックがどういった点にこだわって施術を行っているのかは、必ずチェックしたい点です。

吸引した脂肪の質を高めるための機械を導入しているクリニックは多くありますが、脂肪の定着率を上げるために重要なのは注入する脂肪の質だけではありません。

脂肪を定着させるには、純度の高い良質な脂肪を注入する以外にも、注入した脂肪が生着できる環境を整える、といったことが必要です。

例えば、注入した脂肪が圧迫されないようにバストのスペースを広げる機械を導入していたり、脂肪に栄養が行きわたりやすくするために脂肪細胞を細かく注入する施術を行うといったクリニックもあります。

定着させる方法はクリニックによって異なるため、それぞれのクリニックが重視している点を確認するようにしましょう。

症例や実績が多いか

脂肪の定着率が高いクリニックであるかは、症例や実績の多さでも、ある程度判断することが可能です。

脂肪注入豊胸は、吸引や注入といった技術を要する施術を行うことから、医師の技術が低ければ定着率を上げることはできません。

したがって、クリニックに在籍している医師がどれだけの技術を持っているのかが重要となってきます。

症例や実績の少ないクリニックが良くないとは言い切れません。

しかし、日頃からたくさんの豊胸手術を行っているクリニックの方が、経験の豊富な医師が在籍しているため確かな技術を持っている可能性は高いです。

症例の多いクリニックは症例写真も多数掲載しています。たくさんの症例写真の中から希望の仕上がりに近い施術を行っている医師を指名することができるのもメリットです。

症例や実績については公式サイトで確認することができます。気になるクリニックがあった場合には、チェックしてみてください。

まとめ

脂肪注入豊胸は、術後の脂肪の定着率をどれだけ上げられるかで、仕上がりの満足度は変わります。

脂肪を定着させるためには、施術方法、アフターケア、クリニック選びが大切です。

特に施術方法は脂肪の定着率に大きく左右するため、特徴をしっかりと把握して要望に合った方法を選んでください。

本記事を参考に、脂肪注入豊胸についての理解を深めて、理想のバストを手に入れましょう。