糸リフト後の痛みはいつまで?原因と対処法を解説!

たるみは、年を重ねるにつれて皮膚や脂肪が垂れ下がってしまうことが原因です。

たるみを改善する治療として長年、メスを用いて皮膚を切開し、引きはがして、引き上げるフェイスリフト手術が用いられていました。

しかし最近では、特殊な糸を用いて行う糸リフトが治療方法として多く利用されています。

この糸リフト施術について、施術後の痛みはどれくらいか、日常にどんな影響があるのかと、不安や悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

そこで、糸リフト施術後の痛みや原因、対処法、注意点などについて詳しくまとめましたので、参考にしてみてください。

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著者情報(小野優子)ビューティーウィズ編集部
小野優子
スキンケアとアンチエイジングに注力するアラフォーライター。自身がシワ・シミ・たるみに悩み始めたことをきっかけに、美容医療に目覚める。「何歳になっても美しく」をモットーに活動中。

糸リフト施術後に顔を動かすと痛い原因


引用:倉敷平成病院

糸リフトの施術後、顔に触れたり、笑ったりする時など、痛みを感じます。これは、施術に挿入した糸が皮下脂肪をひっかけていることが原因です。

上記の画像のように、施術に使用する糸にはトゲがあるため、皮下脂肪をひっかけている部分に痛みを感じやすいです。

他にも、神経が多い部分に糸を挿入したことで、皮膚内の組織がダメージを受け、痛みを感じていることも原因として挙げられます。

糸を使った施術なので、起こり得る症状ではありますが、必ず起こる訳ではなく、痛みを生じないこともあります。

痛みが生じるか生じないかは、もともとの顔のつくりや、肌の状態、挿入位置、挿入本数、引き上げの調整具合によって変わるため、個人差があります。

痛みがある場合は、1~3週間程度で徐々に治まっていくので安心しましょう。

もし2週間以上強い痛みが続いて不安であれば、医師に相談してみて下さい。

糸リフトの痛みはいつまで続く?

糸リフトが皮下組織になじむまで、1~2週間程度時間がかかります。そのため、このなじむまでの期間は痛みを感じやすいです。

しかし、糸リフトの痛みは、施術後から1~3週間で落ち着き、早くて3日程度で徐々に治まってきます。

万が一、痛みが不安な方は痛み止めを処方してもらえるので、安心してください。

ここでは、痛みを感じやすい部分である、頬や挿入部であるこめかみの痛みや痛みの持続期間について紹介していきます。

頬の痛み

頬は、表情を作る時、食事をする時などの顔の筋肉を使う場面で、痛みを感じやすい部位です。

また、糸リフトは、皮膚の下に糸を挿入して皮下組織を持ち上げているため、施術後しばらく表情を動かすと痛みを感じてしまいます。

直後から全く痛みを感じないという方もいますが、術後、痛みが続くのは1~2週間、早くても4日程度で徐々に治まっていきます。

糸リフトの施術後に、フェイシャルマッサージや顔のトレーニングを行うと、頬骨付近が痛む恐れがあるので、医師の許可がおりるまで控えましょう。

こめかみ(挿入部)の痛み

こめかみは、糸リフトの挿入口であるため、痛みを感じやすいです。

また、糸リフトの施術を受けた後に髪を洗うと、頭皮部分に痛みを感じてしまう場合もあります。

こめかみの痛みは、通常2~3週間程度で落ち着くケースがほとんどです。

長くても1カ月程度で治まります。

糸リフト後の痛みは、医師の指導を守って生活すると軽減できます。

もし、痛みが不安、痛みが長く続く場合は、手術を担当した医師に相談しましょう。

糸リフト施術直後に痛みがある場合の対処法

糸リフトは、トゲがある糸を皮下組織に挿入し、皮膚の内部でたるんだ脂肪をひっかけ、持ち上げる施術であるため、術後に痛みを感じてしまいます。

しかし、術後1~2週間でなじみ、痛みも徐々に治まっていくので、不安になる必要はありません。

施術後に痛みがある場合は、以下の対処方法を参考にしてみてください。

処方された痛み止めを飲む

糸リフトは、挿入した糸がなじみ、状態が安定するまでに数日間かかってしまいます。

そのため、手術自体に問題がなくても痛みを感じてしまいやすいです。

施術後に医師が痛み止めを処方してくれるので、術後痛みがある場合は、処方された痛み止めを飲みましょう。

痛みは、施術が終わって1カ月程度で徐々に治まってくるため、不安にならず様子をみてみてください。

アイスノンで痛い箇所を冷やす

糸リフトの施術後、痛みがある場合は頬やこめかみなど痛みを感じる部位をアイスノンで冷やしましょう。

適度に冷やすことで、内出血や熱感を抑えることも可能です。

また、術後の患部は、腫れやむくみも出やすくなっています。

安静に過ごすだけでなく、冷やすことでこれらの炎症や痛みを軽減できます。

糸リフト後に痛みを抑えるために気をつけること4つ

糸リフトの施術後の過ごし方によっては、痛みが強くなったり、長引かせてしまう場合もあります。

術後の痛みを抑えるために、以下4つの行動を気を付けましょう。

大きく顔を動かさない

糸リフトの施術後は、状態が安定するまで、安静にしておくことが大切です。

顔を動かすのに違和感があったり、口が開きにくいと感じる期間は、無理に顔を動かさないようにしてください。

無理に顔を動かしたり、口を開けてしまうと糸がはずれてしまったり、よれたりする原因です。

糸がなじみ安定していくと、スムーズに顔を動かせるようになります。

一時的な辛抱として顔をなるべく動かさないようにしましょう。

あまり顔に触らない

糸リフトの施術後、患部に刺激を与えてしまうと、傷が開いたり、痛みが強くなったりしてしまいます。

そうなると、再施術が必要になる場合や、症状が長引いてしまう原因になります。

そのため、術後症状が落ち着くまでは、なるべく顔に触らないようにしてください。

刺激が強いフェイシャルマッサージも、術後症状が落ち着くまでは控えておきましょう。

血行がよくなる行動は控える

糸リフトの施術後に、血行が促進されると、腫れや内出血の症状や、痛みが出やすくなってしまいます。

飲酒やサウナ、長風呂、運動など血行が良くなる行動は、痛みやダウンタイムが強くなり、長引いてしまうため控えましょう。

術後1週間くらい経過してから、医師に相談し許可がおりてから行うようにして下さい。

うつ伏せで寝ない

糸リフトの施術後は、うつ伏せで寝ないようにしましょう。

横向きやうつ伏せで寝てしまうと患部を圧迫してしまい、痛みやひきつれ、糸がズレてしまいます。

特に、施術後4日間は状態が安定していないため、患部を圧迫する行動は避けましょう。

寝ている時間は、意識をすることは難しいですが、仰向けで寝るよう工夫などをしてみてください。

糸リフト後の痛みがいつまでも引かない場合は?

施術後1カ月以上痛みが引かない場合や、痛みが強い場合はクリニックに相談しましょう。

痺れを感じる場合、痛みが軽減している感覚がない場合は早めに相談することが大切です。

ダウンタイムが治まっていない可能性も十分にあり得ますが、感染症の疑いも考えられます。

適切な処置をしないと、傷跡が残ったり、想像していた仕上がりにならない恐れがあるため、不安を感じたらクリニックに連絡して対応してもらいましょう。

まとめ

この記事では、糸リフトの施術後の痛みの原因や期間、対処法を紹介してきました。

糸リフトは年齢を重ねるにつれ気になる肌のたるみや、シワ、ほうれい線の改善効果や小顔効果が期待できます。

しかし、糸を挿入して皮下脂肪をひっかけてリフトアップする施術であるため、術後に痛みを感じやすいです。

術後に痛みが生じても2~3週間程度で徐々に治まっていくケースがほとんどなので、様子を見てみて下さい。

痛みを長引かせないためには、上記で紹介した術後に気を付けた方が良いことを意識することが大切です。

痛みがあり不安な場合は、手術を担当してもらった医師に相談しましょう。