食欲抑制剤とは?痩せる仕組みや副作用についても詳しく解説

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<この記事に書いてある事>
・食欲抑制剤とは?
・食欲抑制剤のメリットやデメリット
・クリニックの選びかた

食欲抑制剤は食欲をコントロールする中枢に働きかけて食欲を抑える薬剤です。

ダイエットをサポートする効果が期待できますが取り扱いについては医師の処方が必要となります。少し前のニュースでは知らないうちに依存性の強い成分が入っている痩せサプリメントをネット購入して覚せい剤依存になったという報道もありました。クリニックで処方されるダイエット薬以外は危険を伴いますので、安易に個人輸入などでリスクを負った使い方をしないようにしましょう。

ここではメディカルダイエットの痩せる仕組みや副作用について解説していきます。

この記事の監修クリニック

WITH BEAUTY CLINIC

グループ医院計8医院を運営する医療法人清翔会の運営する美容皮膚科。恵比寿・代官山で美肌、小顔、痩身、脱毛、AGAなど幅広く治療を行う。


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食欲抑制剤とは

食欲抑制剤は、その名前の通り食欲を抑えてダイエットを目指す薬です。食欲をコントロールする中枢に作用して食欲を抑える仕組みとなっています。

ダイエットで体重を減少させるためには摂取カロリーが消費カロリーよりも少なくなることが必要ですが、食欲抑制剤を服用すれば単純に食事量が減り摂取カロリーを減少することが可能となります。

ただし、服用して急激に痩せるものではありませんので、自然に痩せるにはある程度の時間が必要となります。食欲抑制剤には依存性を含んでいる薬剤もあるので使用には注意が必要です。

食欲抑制剤がもたらすダイエット効果

内服のメディカルダイエットには、食欲抑制剤の他に「脂肪吸収抑制剤」と「糖質吸収抑制剤」があります。

医師により状態を診察したうえで、自身の生活スタイルや肥満の原因にあった薬でダイエットを計画しましょう。 食欲抑制剤の使用は、以下のような方におすすめします。

☑︎ダイエットしたいけど仕事の付き合いで会食が多いなど難しい方
☑︎脂肪吸引などメスを入れたくない方
☑︎自然に痩せたい方
☑︎無理せずダイエットしたい方
☑︎食事制限をしないで痩せたい方

また、食欲抑制剤は次の3つの作用によって食欲を抑えつつ、少ない食事量で満足感を得られる効果が期待できます。

☑︎摂取抑制作用
☑︎消化吸収制作用
☑︎消費エネルギー促進作用

食欲抑制剤の有効成分やメカニズムについて

食欲抑制剤は食欲調節中枢に働きかけて少ない食事量で満腹感を得やすくなる手助けをするため、食欲が抑えられて摂取カロリーを調整しやすくなります。

また、消費エネルギーを促進させるほか代謝を促進させて肥満改善を目指す効果が期待できます。

食欲抑制剤として人気の「GLP-1受容体作動薬」の内服薬にリベルサスという薬剤があります。

GLP-1は誰の体にもあるホルモンで、少ない人は食欲が抑えられず太りやすい体質となりますが、GLP-1を増やす注射や内服をすることで治療が出来ます。

GLP-1は血糖値を下げるインスリンの分泌を促すので、日本でも糖尿病の治療薬として保険適応で使用されています。

加えて、胃排出遅延作用と食欲抑制作用があるので、日本では肥満に対しての保険適応はなく自費診療のみになっていますが、アメリカや韓国では肥満治療薬として承認され使用されているので安全に治療出来ます。

注射タイプのサクセンダも効果同様です。 他に、サノレックスという「マジンドール」という有効成分を配合した、唯一厚生労働省が正式に認可している医療用の食欲抑制剤もあります。

食欲抑制剤を使用する際の副作用やリスク

食欲抑制剤の効果のメカニズム

楽してダイエットができることはとても魅力的ですが、ダイエット薬には副作用が起こるリスクはつきものです。

食欲抑制剤は、薬剤によって効果や副作用が異なります。そのため自分に適した食欲抑制剤を医師に確認してもらいましょう。 主な副作用にはこのようなものがあります。

眠気、不眠症
抑うつ、興奮
かゆみ
依存によるイライラ
喉の乾き
便秘
頭痛
体のほてり
心拍、血圧の上昇

とくに喉や口の渇き、便秘、倦怠感、悪心は感じやすいとされています。 食欲抑制剤の中には、依存性のある成分を含む薬剤もあります。そのため、医師の指示や記載されている用法、用量を守って使用する必要があります。

尿路感染、性器感染、陰部に細菌感染を起こしやすい

勘違いされやすいですが、食欲抑制剤の副作用には、これらのリスクは含まれておりません。

尿路感染が起こりやすいとされるのはメディカルダイエットの中のひとつ「糖質吸収抑制(SGLT2阻害薬)」で、これは余分に摂取した糖を尿から排出してダイエットを目指す薬のため、尿中の糖分が細菌の餌となり尿路感染を起こしやすくなることが原因です。

糖質吸収剤はとくに糖質の多い食べ物が好きな方に適しています。

脱水、腎機能低下

脱水や腎機能の低下のリスクがあるのも、カナグルなどの糖質吸収抑制剤です。 薬剤によって効能も副作用も異なりますので、医師に相談して治療を進めましょう。

食欲抑制剤を飲んではいけない人

食欲抑制剤を飲んではいけない人

・他のGLP-1注射やインスリン注射を使用している方
・妊娠中、授乳中の方
・膵炎や胃腸障害の症状、既往歴がある方
・過度のアルコール摂取や副腎機能不全など低血糖の恐れがある方

上記の中でも、妊娠中の方が服用してしまうと胎児の体重抑制や出生率の低下の原因となったり、毒性が母乳に移行してしまう可能性も考えられます。 妊婦の場合は食事療法や運動療法を用いることが一般的ですので、誤ったダイエット法を選択しないように気をつけましょう。

また、併用禁忌のリスクを避けるために今飲んでいる薬がある場合は必ず申告するようにしてください。アルコールや薬物の乱用歴がある人も依存しやすくなるので気を付けてください。

過去にアルコールや薬物を使っていた方は、中枢神経への刺激が強まり、新たな依存を引き起こす可能性が高くなるためサノレックスの服用ができません。

普段の飲酒量が多い方はめまいや眠気といった副作用を増強させることがありますのでとくに注意が必要です。サノレックスの服用中はアルコールの摂取を控えましょう。

食欲抑制剤の費用と保険適用について

食欲抑制剤の費用

食欲抑制剤の値段は医療機関によって異なりますが、1錠あたり税込500~800円前後です。

食欲抑制剤は保険適用可能か

BMI35以上の高度肥満症を患っている場合は保険適応となり半額程度になりますが、美容目的の場合は自費診療となります。

このほか、処方を受けるときに初診料や再診料も発生しますのでクリニックに確認しておくといいでしょう。

他薬やダイエットサプリメントの比較と相互作用について

他の薬やダイエットサプリとの比較

ドラッグストアなどで販売されているダイエットサプリは高い効果が得られないことがあるため、より確実なダイエット効果を期待したいという方は病院で処方を受けるようにしましょう。

効果が全くないとは言いませんが、サプリや漢方などSNSでインフルエンサーが発信しているものもPR案件で宣伝しているだけのケースが多いのが現実です。

インターネットを開けば様々な情報が無限に入ってくる中で正しい情報かを見極めることは容易ではありません。

安心して楽してダイエットをしたい方は、もちろん運動や食事の見直しも視野に入れつつ、医療処方されている薬を選びましょう。 個人輸入も危険ですのでお控えください。

ダイエットにおいて効果が期待できる漢方薬もあります。中でも代表的なものが「防風通聖散」です。

防風通聖散は効果・効能に「肥満症」と記載があり、脂肪燃焼・血行促進・むくみ改善・便秘改善など、ダイエットに効果的とされています。 肥満の度合いや目指したい身体によって、どのダイエット法が自分に合っているのか見極めるためにも、一度クリニックでカウンセリングを受けてみるのが良いでしょう。

他の薬やダイエットサプリとの相互作用

薬の併用には専門的な判断が必要です。

別の作用のあるメディカルダイエット薬と併用するなどの組み合わせ治療もできますが、強い作用のある薬と併用することで身体になにか悪い影響があってからでは遅いため、併用を検討している場合は必ず、医師、薬剤師に相談してください。

食欲抑制剤を服用された方の体験談や口コミ

体験談

・食欲が旺盛で、昔は食べても太りにくかったけど年々体重が増加するようになってしまったため、友人のすすめでリベルサスを飲み始めたところ、明らかに食欲が減退した。無駄なものを食べなくて済むようになって身体が軽くなると、食の好みまで変わった。特別な努力もせずに健康的になれてよかった。

・本当は糖質の吸収を抑制するタイプのダイエット薬を飲みたかったのですが、膀胱炎になりやすいことを医師に伝えると止められたため、食欲そのものをおさえるタイプのものでダイエットを始めました。ご飯が美味しく感じられなくなるのではと始めは不安でしたがそういったことはなく、適量を美味しく食べられるようになりました。体重減少は緩やかですが、やってよかったです。

食欲抑制剤の服用方法

食欲抑制剤の服用方法

服用期間

たとえば食欲抑制剤の「リベルサス」では、早ければ服用後3ヵ月程度で体重減少の効果が現れます。

急激に体重が落ちるわけでも見た目が変化するわけでもありませんので、効果が見えないからといって自己判断で服用をやめることはお控えください。 どのくらいの期間服用を続けるのかは、医師の診察ものとで治療計画を立てましょう。

適切な服用量

服用する薬によって異なりますので、医師に従いましょう。

当院で取扱いのある食欲抑制剤のリベルサスは空腹時に飲む薬です。錠剤は割らずそのままの状態でコップ約半分の水とともに1錠服用します。起床時など一日の初めの食事または飲水の前に服用するのがおすすめです。

服用の注意点

服用してはいけない方が誤って個人輸入などで薬を手に入れて服用してしまうことは大変危険です。

必ず医師の処方された薬を服用してください。 薬によって注意点は様々ですので、リスクもあることを理解し、医師の指導のもと適切に服用・使用することが必要になります。

また、健康面での注意点ではありませんが、食欲減退効果があるため会食など大事な食事の予定がある前に飲むことはあまりおすすめできません。

即効性がないこともあらかじめご理解ください。 当院で取扱いのあるリベルサスは、万が一飲み忘れてしまったり服用前に飲食をしてしまった場合は、その日は服用せず次の日の空腹時(1日の最初の飲食前)に1錠だけ服用するようにしましょう。

効果を最大限に引き出す食事や運動方法について

メディカルダイエットの最大の謳い文句は「楽して安全にダイエットができる」ということだと思いますが、脂肪吸引のように即効性のあるものではありません。

あくまで「痩せやすい身体作りのサポート」と考えて意識的に食事を見直したり、健康のために日々の軽い運動をするなど心がけることが大切です。

薬の効果に頼りすぎてしまえばダイエットが叶い薬の服用をやめたときに、また暴飲暴食が習慣化して気がつけばあっという間にリバウンドする恐れがあることに注意が必要です。

クリニックの選び方

オンライン診療があるか

通院する時間が取れないという方はオンライン診療を行なっているクリニックを探しましょう。

当院ではオンライン診療を行い、初診の方でも自宅で簡単に診察を行うことが可能です。

薬剤の受け取りも郵送が可能なため自宅で完結することができ、時間も労力も取らずにダイエットをしていくことが可能です。 薬は配送時に傷がつかないように緩衝材で包み丁寧に郵送いたします。

また、服用方法や副作用、注意事項などを明記した問診および同意書も同封しておりますのでご安心ください。 万が一治療中に体調の変化や不明点などが出てきた場合、専用のLINEアカウントを通じていつでもご相談が可能です。

医師が確認の上で対応させていただきます。また、治療を継続の場合はLINEより注文も可能です。患者様にとってご負担の少ないオンライン診療体制が整っています。

明朗会計

クリニックによって価格が多少異なるため、少しでも安く薬剤を購入したい方はいくつかのクリニックで比較すると良いでしょう。 その際に初診料や再診療などの費用も併せて調べましょう。

当院では食欲抑制剤としてサクセンダとリベルサスを処方しております。サクセンダが一般価格で1本44,000円、リベルサスが30日分セットで3mgが9,438円、7mgが22,044円、14mgが33,066円です。

3ヶ月プランのご用意もございますし、会員券を購入していただくと一般価格よりもお得に薬剤を購入できますので、気になる方はお問い合わせください。

実績

当院は患者様の美容に関する理想を “一緒に” 実現していける身近な美容クリニックを目指しています。

安心できる「接客・施術・価格」がご提供できるよう、また患者様の立場を理解して最良の提案ができるよう、医師看護師一同、研鑽を重ねて参ります。是非一度、カウンセリングだけでもお越しくださいませ。

服用中のサポート

市販の薬と違うのは、処方されてから服用中には専門の知識をもった医師に相談ができ、万が一副作用でなにか身体に影響がでたときにもすみやかに適切な対処をしてもらえることろです。

当院ではそういった場合も、場合によってはご来院をお願いするケースもございますがオンラインで診察を受けることが可能です。

お忙しい方や遠方の方でも患者様はご来院することなくアフターサポートを受けることができますのでご安心ください。休診が多い日曜日もクリニックはやっております。

食欲抑制剤のよくある質問

Q.種類によって効果に違いはありますか?

薬の種類によって、違いがあります。

体重減少効果や個人差がありますので体質や目的に合ったものを医師が選択します。種類は患者さんの希望や体質で分けて医師が確認をいたします。

Q.GLP-1注射(サクセンダ)の効果はいつから現れますか?

2週間以内に徐々に効果が出始めることが多いです。

肥満者を対象とした試験では8割を超える方がこの期間内に効果をもたらしましたが肥満度が少ない方はもっと遅い可能性はございます。

部分痩せなどには効果がなかなか実感できないこともあります。

Q.食欲抑制剤でどのくらい体重が減りますか?

個人差がありますが3キロほどが平均で減ることが多いようです。

ただこれだけではなく、食事や運動習慣にも気を付けて生活習慣を変えながら行うことが大切です。肥満度が高い人ほど減りやすい傾向にあります。

人によって異なりますが、食欲が減少していく過程で変わっていきます。

Q.食事制限や運動は苦手なのですが。

治療終了後に何もしなければ、徐々にもとの体重に戻ってしまいますので食事や日常生活には気を付けて規則正しいリズムを意識しなければいけません。

いくら食欲抑制剤を投与したからといって暴飲暴食をしていては何もなりません。生活改善を意識して、併用した投与をすることで将来的にもリバウンドしない体づくりをしていくと思ってください。

Q.薬を使って大丈夫なのでしょうか。

食欲抑制剤は肥満治療として効果が認められ推奨されております。実際の医療現場で使われているものですので、ご安心ください。

食欲抑制剤についてのまとめ

初めての薬剤によるダイエット治療は不安も多いことと思います。

しかし、医療の現場で実際に使われているものをダイエット用として用法を無理なく見ながら行っていくのがクリニックの腕の見せ所になります。

もし、投薬や注射だけでダイエットできるとしたら楽な痩せ方が実現できますので患者さんの負担を大きく減らすことができるのではないでしょうか。

何をやっても続かない、手間を省きたいけど痩せたいと思っている方がおられましたらぜひ一度クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

食欲抑制剤を検討されている方は、まずは美容クリニックのカウンセリングを予約し、相談してみましょう。

WITH BEAUTY CLINICでは各種カウンセリングはすべて無料ですので、安心してご相談いただけます。

お電話、予約フォームで受け付けております。知識豊富な専門のスタッフが親切に丁寧にお答えしますのでお気軽にご利用ください。


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