豊胸(脂肪注入)は失敗する?失敗例と対処法を現役美容皮膚科院長が徹底解説

体の形成 豊胸(脂肪注入)

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脂肪吸引だけでなく胸には脂肪注入も可能なのが今の美容皮膚科の技術です。

しかし胸だけに失敗したらどうなるのか、というお声を聴くこともあります。

ここでは豊胸の失敗やその対処法について現役美容皮膚科院長がそのまま現場の声をお伝えします。

この記事の監修クリニック

WITH BEAUTY CLINIC

グループ医院計8医院を運営する医療法人清翔会の運営する美容皮膚科。恵比寿・代官山で美肌、小顔、痩身、脱毛、AGAなど幅広く治療を行う。

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豊胸(脂肪注入)の効果

脂肪注入豊胸とは、自身のお腹周りや二の腕などの皮下脂肪を抽出して、バストに直接注入することにより、バストアップする施術です。

つまり自分の別の部位の脂肪をバストへ移動すると思ってください。

自身の組織を用いた施術なので、アレルギーなどの拒否反応がおこりにくく、減ってほしい脂肪を別の付けたい場所に着けるのでまったく異物ではないものを体の中で回してリサイクルしているイメージです。

そのため、気になるところを優先的にシェイプアップさせ、同時にバストアップもできるという効率の良い施術になっています。

他にも、形や動き、などもシリコンなどと比べて自然であり、周囲にバレにくい豊胸手術です。

また、脂肪注入豊胸は注入した脂肪が定着すれば持続時間はそのままという利点もあります。

豊胸(脂肪注入)は失敗する可能性はあるの?

脂肪注入豊胸のデメリットはどうなるかといいますと、脂肪注入には数多くのメリットがありますが、デメリットも少なくありません。

両方脂肪注入豊胸のデメリットを解説いたします。

脂肪が定着すれば、その効果は長く続くものであると述べましたが、もし定着しなかった場合は残念ながら脂肪が吸収されてしまうリスクがあります。

つまり吸収されてしまうということはバストアップできずにしぼんでしまうことに。

その場合、脂肪がどの程度の期間で吸収され、どのようになるかは注入してみないとわからないところがあり、大きなリスクといえます。

また、自分の脂肪を注入するので大胆に大きくすることができない点です。

シリコンなどは大きさが自由に選べますが、自身の皮下脂肪を抽出するため、当然ながら量には限界があるからです。

さらに、バストの皮膚の伸縮性によっても、注入できる脂肪の量が制限されてしまいます。

個人差がありますが、大きくできても2カップ程度が限度とされ、大胆なバストアップができない点はデメリットの一つでしょう。

したがって脂肪の少ないやせ型の人がバストアップしようとすると難しいことになります。痩せ型の人には向かないことになります。

脂肪注入豊胸では、自身の脂肪を使うため皮下脂肪が多い方には有利です。しかし、痩せ型で体のどの部位にもあまり皮下脂肪が少ない方は、バストアップすらかなわないこともあります。

なんとか抽出できても、皮膚の凹凸ができやすかったり、脂肪の量が少ないため十分なバストアップ効果が得られなかったりと、なかなか厳しいものになりそうです。

またこのように自身の脂肪を入れる手術ですので、技術も必要で、脂肪注入豊胸はメスを使うような手術ではないものの、皮下脂肪の脂肪吸引とバストへの脂肪注入という2工程が必要になるため費用も高額になります。

費用は安くても約40万程度、最新鋭の機器を使用した施術なら100万円(税込)以上になる場合もあるのです。

さらにごく稀なケースですが、バストに脂肪注入する前の脂肪吸引で、皮下脂肪を抽出しすぎてしまったり、均等に吸引できなかったりすると、吸引した部分に凹凸ができてしまうこともあります。

またしこりができてしまうことがあるのもリスクでしょう。しこりを作る原因となるのが、脂肪注入の技術です。

施術をスピーディに済ませようとすれば、脂肪がかたまりの状態でバスト内に入っていくことで、脂肪を壊死させる重大な原因となるのです。

バスト内にはたくさんの脂肪があり、細い血管がめぐっています。

一度に雑な技術で脂肪のかたまりで注入されてしまうと、かたまりの内部にある脂肪細胞は壊死してしまうためにしこりになってしまいます。

鶏卵のような大きなしこりができてしまう原因は、脂肪注入のスピードが一番の原因と言っても良いでしょう。

しこりは一度できてしまうと、自然に消失することはありません。皮膚を切開して取り出す必要があり、大きさや部位によっては、見た目にわかってしまうしこりとなることもあります。

しこりの中身をカニューレで吸い出して、しこりを小さくするしかありませんが、当然、バストの皮膚にはたるみができてしまいますので刻まれ損となってしまいます。

しこりを予防するために必要な技術とはいっぺんにバストに脂肪を大量に入れ込まないことです。

細いカニューレを使い、少しずつ丁寧に脂肪を注入することが大切です。カニューレを少しずつ移動させ、注入した脂肪がかたまってしまわないように気をつけながら行わなくてはいけません。

豊胸(脂肪注入)の失敗例

Female doctor with a presenting hand gesture

脂肪注入法では「しこり」ができたというトラブルが多く報告されています。脂肪注入法はドクターの知識と腕が、仕上がりを大きく左右する豊胸術です。

脂肪注入法で後悔しないためにも、リスクを十分理解し、脂肪注入法のリスクや注意点を詳しくみていきます。

採取した脂肪には、血管や不純物などが含まれていますので、余分なものを取り除き、バスト内で定着しやすい脂肪に加工します。その加工物を注入します。

施術後の腫れは、脂肪吸引した部位と注入したバストで14日程度です。

痛みに関しては、脂肪吸引した箇所で筋肉痛のような痛みが残りますが、腫れがひくとともに違和感は消失します。

吸引と注入を行う部位では、メスで大きく切開するわけではないので、傷口は小さく、通常はすぐにふさがる程度の大きさです。

しこりの正体はなにかといえば、バストの中に注入された脂肪が死滅した後だからです。

小さなしこりがいくつもできた、という場合は死滅してしまった脂肪の塊ができてしまうことになります。

  • 片方のバストにゴルフボール大のしこりができ、見た目がいびつになった
  • バストの変形が起きた
  • 数ヵ月でバストがしぼんでしまった

このような報告は、注入時に丁寧に時間をかけて入れていくと起こらないはずのものなのです。

豊胸(脂肪注入)の失敗を防ぐためには

注入の方法はクリニックによって異なります。

古い機械をいつまでも使用しているクリニックではなかなか、うまく注入できないかもしれません。最新の機器でも腕が悪ければ逆にNGとなります。

きちんとした最新機器を使用し、適切な技術で加工されていることで失敗を防ぐことにつながります。

また脂肪の加工が十分でないと、バストへ注入した細胞が死んでしまいます。

活性度の高い脂肪細胞を採取できることも重要になります。

このようにクリニックの脂肪を吸い取る技術と入れる技術のバランスが失敗する、しないと分けていくこととなります。

栄養の行き届いた脂肪にする源を添加することで、結果として、バスト内に注入された脂肪の生着が多くなり、バストに凸凹やしこりを起こさないようにすることが大事なのです。

しこりを予防するために必要な技術とはドクターの腕や施術の経験となります。

失敗を少なくするためには、やはりクリニックやドクターの選び方から注意しなくてはいけません。

しこりを形成させないためには、第一に、大きなかたまりで脂肪を注入しないこと。細いカニューレを使い、同じ場所に注入せず、カニューレを少しずつ移動させ、注入した脂肪がかたまってしまわないようにバランスを取ることが大事です。

理想のバストの形に近づけるためにも、脂肪を注入する場所はとても重要なポイントになります。

適切な場所に、適切な量の脂肪を注入できるかが、脂肪注入を行うドクターに必要な技術であり、技術センスでもあるのです。

また、万が一、脂肪注入法を行った後、1週間が過ぎてもバストの痛みが治まらないというようなときや、腫れが治まらないときなどは、必ず施術を行ったクリニックに相談をしてください。

バスト内部でしこりのもとが固まっていたり、不純物が入ってしまっている恐れがあります。

その場合には、針を刺して、注入した脂肪のかたまりを取り除くことが必要になってしまいます。

もしほっておいて大きなしこりが形成されて、切開しなければ取り除けなくなったら患者さんの負担が増えてしまうばかりになります。

脂肪注入法を考えている人は、ドクターカウンセリングの段階で「しこりでトラブル」がないかを必ず確認する、術後にトラブルがあった場合の対処についてもそのクリニックがどのような体制を整えているかなども包み隠さず確認しておくといいでしょう。

豊胸(脂肪注入)の失敗例と対処方法のまとめ

原因はドクターの技術にかかっているといっても過言ではないのが脂肪吸引と注入の技術です。

脂肪の加工方法は最新技術であるかどうかが重要になりますのでそのクリニックがどのような機器を使っているのか、しこりができてしまう原因となる入れる脂肪を加工する工程をきちんと説明してもらえるか、採取した脂肪の扱い方も着目する必要があります。

しかしながら素人がいきなり初めてのクリニックでいろいろ質問するのはまた、見極めるのはかなり難しいこともあります。

そのためには実績の多いクリニックであるか、また症例が多く掲載されているかなどwebや事前の調査も大変重要になります。

嘘の掲載はさすがにしていないでしょうから、豊富な実績とドクターの直接のカウンセリングを見比べて大丈夫そうかどうかを判断しなければいけないのです。

採取した脂肪は、機械を使ってろ過をしたり、薬剤で精製したりするなどの処理をするにはそれなりの機械やスタッフがそろっているクリニックであることが多いはずですから、きちんと事前にこのクリニックの脂肪吸引と注入の実績例やドクターの経歴をチェックしてからそこでやるかどうかを決めていただいた方が良いと思います。

丁寧な施術をアフターケアも合わせて提供してもらえるクリニックを見極めたいものです。

豊胸(脂肪注入)を検討されている方は、まずは美容クリニックのカウンセリングを予約し、相談してみましょう。

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